講師に「まずは声量を3倍にしなさい」と言われた女性とのレッスン
声優の養成所に通うアスカさん(仮名)がレッスンに来てくださったときのことです。

アスカさんは、こんな悩みや望みを持っていました。
・講師に「声量を3倍に増やせ」と言われたが、実際に何をすればいいか教えてくれなかった
・ネットや本で調べて取り組んでいるが、これといったものが見つからない
・口にくわえて声を鍛えるという器具で練習をしているが、練習のモチベーションが沸かない

トクガワ
こんにちは、今日はよろしくお願いします。

アスカさん
よろしくお願いします。

トクガワ
今日はどんなことを学びに来られましたか?

アスカさん
私、声量が小さいので大きくしたいんです。そのための方法を調べて見ては試しているんですがこれといったものが見つからなくて・・・

トクガワ
そうですか。アスカさんが声量を大きくしたいと思ったきっかけはどんなことがあったんでしょう?

アスカさん
声優の事務所に入ったばかりで毎週レッスンも受けているのですが、講師の方に「まずは声量を3倍にしなさい」と言われました。

トクガワ
それでアスカさんご自身で取り組んでいるけど、なかなかこれといった方法が見つからない、ということですね。

アスカさん
はい、そうです。

トクガワ
どんなトレーニングをしていますか?

アスカさん
口にくわえて使う器具を使ってやっていたのですが・・・最近は、声を倍にしなくちゃとかを考えすぎて練習をしたくなくなっている気もします・・・

トクガワ
なるほど。ところで声を出すときにアスカさんはどんなことを意識していますか?

アスカさん
あまり意識したことはありません。

トクガワ
では一度声を出すときのカラダの使い方を見せていただいても良いでしょうか?

アスカさん
わかりました。どうすれば良いでしょうか?

トクガワ
最近レッスンでやったセリフとかがあればそれを声に出して見てください。もしくは簡単に自己紹介とかでもいいですよ。

アスカさん
じゃあこの前のレッスンでやったセリフを使ってみます。

トクガワ
ありがとうございます。アスカさんのタイミングで始めてくださいね。

アスカさん
ねぇ、ちょっと待って!あ・・・夕日、キレイだね。あのさ・・・昨日駅前にいたよね?誰かと一緒に居たから声かけなかったんだけど・・・声かけても良かったのな?

トクガワ
はい、ありがとうございます。今くらいの声だと、講師の方には声量が小さいと言われてしまうんですか?

アスカさん
はい、いつもこれくらいなんですが、いつも注意されます。

トクガワ
アスカさんはどんな風に声が出ているか知っていますか?

アスカさん
声帯が振動して声が出ると思います。

トクガワ
そうですね。声帯ヒダが振動するわけですが、どうやったら振動するのでしょうか?

アスカさん
えっと・・・考えたことがないです。

トクガワ
声が生まれるのは、息を吐く時に声帯ヒダの隙間が閉じるからなんですね。だから声帯ヒダの隙間を閉じる動きと息を吐く動きが同時に起きているんです。今私が話ているときもアスカさんが話しているときもそれが起きています。

アスカさん
言われてみればそうですね。

トクガワ
息を吐くことについてアスカさんはどんなことを考えていますか?

アスカさん
口から真っ直ぐ前に出て行くかなと思います。

トクガワ
よく「声を前に出せ」と指示する人が居ますけど、それはわざわざする必要はありません。息は肺から上方向に押し出されるのでそれだけを意識して見てもう一度さきと同じセリフをいってみてもらえますか?

アスカさん
はい、やってみます。
ねぇ、ちょっと待って!あ・・・夕日、キレイだね。あのさ・・・昨日駅前にいたよね?誰かと一緒に居たから声かけなかったんだけど・・・声かけても良かったのな?

トクガワ
どうでしょうか?さっきと今では同じセリフでも違いがあったんじゃないでしょうか?

アスカさん
はい、違いました。さっきより今の方がラクに声が出たような気がします。

トクガワ
それはよかったです。私にはさっきより声量が増えたようにも聞こえたのですが、アスカさんはどう思いますか?

アスカさん
さっきよりも力が抜けている気がしたんですけど、音は今の方が大きかった気がします。

トクガワ
今回セリフを言うとき、声量を大きくしようと考えて声に出しましたか?

アスカさん
いえ、声量のことは考えていませんでした。

トクガワ
なのにアスカさんの声量はさっきより大きくなりましたよね。これはカラダの構造に沿って使ったからなんですね。

アスカさん
どういうことでしょうか?

トクガワ
さっきは口から前に出て行くと思っていたせいか、ほんの少し発声を邪魔する動きがあったんです。今回はそれがなくなったのでカラダの構造に沿った使い方ができようになり、アスカさんの能力が引き出されたわけです。

アスカさん
今まで邪魔していたということですか?

トクガワ
そうですね。もう少し試してみましょう。先ほど、声を出すときは声帯ヒダの隙間が閉じることと息を吐き出すことが同時に起きているとお話しましたよね?

アスカさん
はい。

トクガワ
声の大きさを変えるには「声帯ヒダの隙間を閉じる」ことと「息を吐き出す」ことのどちらの影響が大きいと思いますか?

アスカさん
息を吐き出すことでしょうか?

トクガワ
そうですね。今度は同じセリフを言うときに、もう少したくさん息を吐くことを意識してみてください。その時、息を吐くための筋肉が仕事をしてくれていると思いがらセリフを言ってみてください。

アスカさん
あの・・・息を吐くための筋肉って腹筋ですか?

トクガワ
腹筋というのは腹直筋のことを指していると思うのですが、腹直筋はあまり考えなくて構わないです。まず胸では内肋間筋と最内肋間筋、お腹では腹横筋、内腹斜筋、外腹斜筋です。図をお見せしておきますね。

アスカさん
こんな筋肉があったのですね。初めて知りました。

トクガワ
これらの筋肉が仕事をしてくれているから、私たちは息を吐くことができるんです。つまり声を出すことができるんですけど、こんなことは学校でも習うことはないで9割の人は活用できていないんです。

アスカさん
でも一度に全部はむずかしいですね。

トクガワ
そうですね。今初めて知ったばかりだと思いますから。どれか1つでも良いし、できるなら一緒でも良いし、この筋肉たちがお仕事をすることで息を吐くことができるとを思いながらセリフを言ってみてもらえますか?

アスカさん
はい、わかりました。
ねぇ、ちょっと待って!あ・・・夕日、キレイだね。あのさ・・・昨日駅前にいたよね?誰かと一緒に居たから声かけなかったんだけど・・・声かけても良かったのな?

トクガワ
どうですか?さっきと比べて違いがありましたか?

アスカさん
はい、違いました!さっきよりもまた大きくなった気がします。

トクガワ
そうですね。私にもそう聞こえました。今回は声量を増やそうと意識しましたか?

アスカさん
いえ、トクガワさんに言われたとおり、吐くときの筋肉が仕事をすることを思いながらセリフを言っただけなんですけど・・・ということはもっと力を入れればもっ声量は増えるんでしょうか?

トクガワ
どうなるでしょうね?やってみますか?

アスカさん
はい!
ねぇ、ちょっと待って!あ・・・夕日、キレイだね。あのさ・・・昨日駅前にいたよね?誰かと一緒に居たから声かけなかったんだけど・・・声かけても良かったのな?

トクガワ
どうでしたか?

アスカさん
さっきよりも声が出にくくなった気がします。あと少し苦しくなったような・・・

トクガワ
大切なことに気付かれたようですね。筋肉が仕事をすることを意識することと力を入れるということは全く別のことなのです。
カラダに動きを指示したりイメージするとカラダはそのように動こうとしてくれるんですね。でも力を入れようとすると文字通り力を入れてしまいうのですが、これはカラダを固める動きに繋がります。カラダを固めると当然声の響きや大きさというものは失われてしまいます。

アスカさん
そうだったんですね。力を入れていたからどんなことをしても声量が増えなかったのかもしれません。

トクガワ
大切なことに気付かれたようですね。声量を増やすためには力を入れる必要はなくて、息を吐くための筋肉がしっかりとお仕事してくれさえすればいいわけです。

アスカさん
このカラダの使い方を練習すればいいわけですね。

トクガワ
はい、その通りです。実はどこでも練習できるんですよね。日常生活誰かと話すときに意識することもできるし、移動中に呼吸をしているときでも意識することはでます。わざわざ発声練習をしなくても、普段の生活を通じて練習することができるんですよね。

アスカさん
確かにそうですね!日常生活から意識していきたいと思います。

トクガワ
はい、ぜひ今日から意識してみてください。

アスカさん
はい、ありがとうございます。

トクガワ
こちらこそありがとうございました。わからないことや質問があったらLINEから気軽にメッセージくださいね。

アスカさん
はい。ありがとうございました。

トクガワ
ありがとうございました。

今回のレッスンについての解説はこちら

あわせて読んでおくと更に効果的です!

 

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