基礎レッスンで呼吸や発声などをするときのカラダの使い方について習うことがあります。
そのとき「身体を安定させて」と教わることがありますが…
実は、カラダを安定させることで、良くないことが起きているのです。

では、安定について考えてみましょう。

「身体を安定させて」と言われると、まず何を考えますか?

ほとんどの方は「身体を安定させる」とは、このように考えているのではないでしょうか。

「何らかのポジションに移行して、その状態をキープする」

もし、このように考えているのであれば、カラダの使い方をアップデートすることをおすすめします。

このような、何らかの状態をキープするという「安定」は、実は呼吸や発声に逆効果なのです。

 

状態をキープすることは、カラダを固定することに他なりません。

たとえ固定させようと思っていなかったとしても、カラダを安定させることは結果的にカラダが動かないように固める状態を誘発します。

セリフを言うときやナレーションしているときなど声を出すとき、カラダは固定されているでしょうか?

いえ、そんなことはありません。

発声は呼吸の一種ですから、当然カラダは動きます。
カラダが動くから呼吸も発声もできるのです。

なのにカラダを安定させようとするとどんなことが起こるでしょうか?

安定させること、すなわち、何らかのカラダの状態をキープしようとすると、カラダが動くのを抑制しようとするのです。

カラダが押さえつけられるとどんなことが起きると思いますか?

トライアングルで考えてみると、簡単に想像できるでしょう。

トライアングルをたたくと余韻が残りますよね。
手で押さえながらたたくとどうなりますか?

余韻は残りません。

響かないのです。

トライアングルのように、カラダが押さえつけられると声も押さえつけられるのです。

 

 

「不安定」は「柔軟」である

ご存じのように、呼吸や発声の時、カラダは動きます。
肺、肋骨、横隔膜、腹筋群、声帯など、カラダが動くことでパフォーマンスができるといっても過言ではありません。

そのカラダを押さえつけるわけですから、カラダを安定させるとパフォーマンスに何が起こるかは明白ですよね。

というわけで、カラダを安定させるのは逆効果なんです。

安定させようとすると固めてしまう…
だったらどうすれば?と心配になるかもしれませんが、安定させるのをやめればいいのです。

つまり、不安定でいることを受け入れましょう。
「不」という否定の文字がついていると、私たちはなんだかマイナスのイメージを抱きがちです。

ですが、不安定にはマイナス(ここでは道徳的な悪)が含まれているわけではありません。

だから不安定でいることに何ら恐れる必要はありません。

安定していないということは、どんなものにも柔軟に対応できることです。
変化が起きたとしても、その変化に対応でき、また別の変化が起きるとそれに対応することができるのです。

さて、これと同じことが「上手くやろう」とか「失敗せずにやろう」という意識が働くときにも起こっています。

次回、その意識が働いたときのパフォーマンスについて詳しくお話ししたいと思います。

 

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