歌が上手くなるために「上手く歌うのをやめる」べき理由

B!

こんにちは。
発声改善士のトクガワ です。

声のトリセツを読んでくださっている方の中には、こんな望みを持っている方もたくさんおられるようです。

「もっと上手に歌いたい」
「私の歌で人を感動させたい」
「高い音でも無理なく歌いたい」

歌うことについていろんな望みを持っていたり、その望みがなかなか達成できず悩んでいる方がたくさんいます。

実際にLINEで質問をいただいている内容も、半分くらいは歌についての内容ですからね。

ご質問にお答えしている中で、そもそも多くの方が似たような勘違いをしていると知ったので、今回はそのことについてまとめます。

今回のポイント
・歌が上手くなりたい人の共通点
・みんな「正解」を探し求めて徘徊している
・そもそも、あなたはなぜ歌うのですか?

 

こんな思い込みや勘違いはありませんか?

さっきも書いたように、歌が上手くなりたい方からたくさん質問をいただくんですけどね、こんな内容が多いんですよ。

・上手く歌えるようになるにはどうすれば良いですか?
・聞いている人を感動させる歌が歌えるようになる練習方法を教えてください
・他のサイトで書かれている方法を読んでも、それができているかどうかわかりません

はっきり言っておきますけど、そんなマインドでは絶対に上手くなれません。

「こうすれば上手くなる」という唯一の方法なんて存在していません。もしそんな方法が本当にあるなら、ネット社会になった現代なら確実にあなたも手に入れることができているはずです。

聞いている人が感動するような歌が歌える練習方法についても同じです。もしそんな方法があるなら、きっとみんなその練習するでしょうから、みな同じような歌い方になっているでしょう。結果、みんなが同じような歌い方をするので誰も感動しないようになります。

他のネットで書かれている練習方法やボイトレを実践してみて、できているかどうかなんて、考えるだけ時間の無駄です。あなたは歌が上手くなりたいんですよね?その練習方法をできるようになること目的じゃないはずですよね。例えばですけど、エッジボイスができたら本当に上手くなると思いますか?

そもそも「歌がウマくなる」というのが何を意味しているのか意味不明なんですよね。

当然、「歌がウマい」と言う言葉が意味していることも人によって違うでしょう。

あなたにとって「歌がウマくなる」というのか何をもってそういうことができるのか、説明できますか?

 

このままでは上手くなれません

あなたにとって「歌がウマい」というのはどういうことでしょうか?

音程を外さず歌えることでしょうか?
高音でもラクに歌えることでしょうか?
あなたの歌を聴いた人が感動することでしょうか?

あなたの言葉でいいので、あなたにとって「歌が上手いということはこういうことです」と説明できないようでは、歌がウマくなんて一生なれません。

だって、ゴールが見えていないんですから。

そろそろ気付きましょうね。

そもそも、なぜあなたは歌を歌っているのでしょうか?

他の人に誉められたいからですか?
「キミは歌がウマいね」と言われたいからですか?
モテたいからですか?
誰かを勇気づけたいからですか?
あなたが楽しむためですか?

あなたがなぜ歌を歌いたいのか、それはあなたにしかわかりません。

あなたが歌を歌いたいと思ったきっかけをもう一度思い出してみてください。

9割の方はそのこと忘れていて、上手に歌おうとか音程を外さずに歌おうと言うことばかり意識しています。

それが、歌うことの邪魔をしているとも気付かずに・・・

 

歌うときにするべきこと

ここから先は次の質問に答えてから読んでください。

「あなたはなぜ歌を歌いたいのですか?」

あなたが歌を歌う理由を思い出すことができたら、これからお伝えする3つのことを意識してみてください。

カラダの構造を知る

私たちのカラダには骨格というものがあります。建物でいう基礎のようなものがカラダの構造をつくっています。骨は別の骨と関節で繋がっていて、関節では動きが起こります。例えば、肘を曲げるとか膝を伸ばすというような動きですね。

実は、9割の人は歌うときにカラダの構造に反した使い方をしています。

例えば、カラダ全体を縮めるように歌ったり、胸を沈ませるように前屈みで歌ったり、喉を押し潰すように歌ったり・・・

カラダの構造に反した使い方をしながら歌っている人が多いんですよ。

プロのボーカリストやミュージカル俳優の方とレッスンをすることもあるのですが、彼らでさえカラダの構造に反した使い方をして歌っていて、そのことに気がついていないんです。

当たり前なんですが、構造に反した使い方というのは機能に影響を与えます。使い方を間違えば事故に繋がったりしますよね?

例えば電子レンジ。電子レンジで食べ物を温めるとき、一度にたくさん入れすぎるとなかなか温めることはできません。温めてはいけない物を温めると爆発したり、事故に繋がります。私たちの声も同じなんです。

無理に声を出そうとすると喉を痛めることになりますし、カラダで起きるはずがないような使い方をし続けると声がかすれてしまったり、声が出なくなったりするわけです。

あなたはどれだけカラダの構造に沿った使い方で歌うことができているでしょうか?

そもそも、カラダの構造についてどれくらい知っていますか?

もし全くカラダの構造について知らなければ、少なくともE-Bookにまとめていることだけは知っておいて欲しいです。私がE-Bookにまとめている「アタマと脊椎の関係性」というのは、カラダのすべての機能に影響を与えるからです。

どう使うか?を考える

カラダの構造について理解することができたら、次に必要なのは「どうやって使うか?」です。

あなたは歌を歌うために必要な能力はすでに持っています。でもいざ歌うときに、あなたの能力を邪魔するような使い方をしているんです。

○○ボイスや△△呼吸のようなカラダの使い方、「上手に歌おう」とか「失敗したらどうしよう」、「苦手だな」というココロの使い方。この2つが歌声に大きく関係してくるわけです。

できるだけあなたに役に立つ情報をお渡ししたいと考えていますが、さすがにすべての状況について書くことは不可能です。なぜなら、人によってカラダの使い方は全く違うからです。

でも、少なくともカラダの使い方やココロの使い方で声や歌いやすさは確実に変わることを知っておいて欲しいので簡単なエクササイズを紹介しておきます。

 

【カラダの使い方のエクササイズ】

あなたが好きな歌の1フレーズを次の2つの方法で歌ってみてください。そして、その違いを比べてみてください。

A.首を縮めるようにしてギュッと固めながら歌う
B.固めるのをやめて、アタマと脊椎が自由に動くことができるようにしながら歌う

A.とB.では違いがあるはずです。きっとB.の方が歌いやすかったはずです。
もしそうでなければ、あなたはB.をやろうとしてもほんの少し首をギュッと固めているに違いありません。

 

【ココロの使い方のエクササイズ】

先ほど度同じフレーズを次の2つの方法で歌ってみてください。そして、その違いを比べてみてください。

A.「私が歌うなんておこがましい」「私なんかがこの歌を歌っては作者に失礼だ」と思いながら歌う
B.「私が歌うのをみんなが待っている」「この歌も私が歌うことの心待ちにしている」と思いながら歌う

この2つもきっと違いがあるはずです。そしてB.の方があなたが望んでいる歌声に近いはずです。
こんな風にカラダの使い方とココロの使い方を変えるだけで、声の通りやすさや歌いやすさなどが大きく変わるということを体験していただけたと思います。

もし違いがわからなかったという方はきっとB.のように歌っているつもりでもA.をやりながら歌っていてそのことに自覚がないだけです。そんなあなたは体験レッスンに来ていただければその違いを体験できるはずです。

 

ちょっと宣伝になってしまいましたが、使い方を変えるだけでこんなにも変化が起きるんですね。

さて、あなたがいつも歌っている時はどんな使い方をしているでしょうか?

「ウマく歌おう」とか「間違えずに歌おう」、「感動させたい」と思って歌うときはA.に近い使い方になっているんですけど・・・ご存じでしたか?

つまり、あなたは自分の能力を邪魔するような使い方をしながら歌っているんですよ。

目的を明確にする

あなたは自分の能力を邪魔するような使い方をしながら歌っています。しかもそのことに気付いていません。自覚がないんです。

実はその原因は「歌がウマくなりたい」というあなたの望みにあります。

誤解のないように言いますけど「ウマくなりたい」ということはとても素敵な望みだと思います。でも「どうなればウマいのか?」という具体的なゴールが全く見えていないのです。あなたがどれだけ「ウマくなりたい」と思っていても、そのゴールが定まっていなければいつまで経ってもそれは達成できないでしょう。

だからゴールを明確にしておく必要があります。つまり、あなたはなぜ歌うのか?という目的を明確にしておかなくてはなりません。

さて、あなたはなぜ歌がウマくなりたいのでしょうか?

もっと気持ちよく歌いたいからでしょうか?
聞いてくれている人に伝えたいメッセージがあるからでしょうか?
友人と一緒に楽しみたいからでしょうか?

あなたにとって目的が定まっていないなら、何をやってもウマくならないのは当然ですよね?目的地を定めずに山登りをしているようなものですから、永遠にさまよい続けるでしょう。

目的地が定まって初めてルートを決めることができます。

あなたが歌を通じて実現したいことが明確になってこそ、何をすればいいかを決めることができるんです。

目的もなく「ただウマくなりたい」では一生ウマくなりませんよ。

 

上手に歌うのをやめると上手に歌える理由

レッスンやLINEでの質問相談をしていると本当に感じます。

9割の人はありもしない「上手く歌える方法」を探しては道に迷っています。

もしあなたが上手に歌える方法が見つかるならいいんですけどね、唯一の方法や正解は存在しません。

それでもなお、そんな方法を探し続けたいなら私は止めませんが、はっきり言って時間の無駄です。
「上手に歌う」のをやめれば、簡単にあなたが望んでいる歌声が出せることだってあるのです。

ある日、LINEを通じて1つの質問が届きました。メッセージの送り主は、おさむさん(仮名)という男子中学生でした。

おさむさん
トクガワさん初めまして。声のトリセツを読んでいます。他の人とは違うことが書いてあって、レッスンを受けてみたいのですが金銭的な理由で行けません。
そんな状況なのですが質問してもいいですか?

 

LINEでのやりとりを通じて、おさむさんはどんな体験をしたのでしょうか?

 

「ウマく歌う」ために必要なこと

おさむさんとの質問のやりとりを読んでみて、あなたはどう思いましたか?

あなたを含め「上手く歌える方法」を探している人はたくさんいます。そして残念なことに、上手く歌えるようになるためには特定の方法さえやればいいと考えている方が多いようなんです。学ぶ方もそうですし、教える方にもね。

私が扱っていることは、それよりももっと手前にあること。

あなたが持っている能力を100%引き出すためのカラダの使い方ココロの使い方を私は扱っています。

その上で「上手く歌える方法」を取り入れてもらえばいいんですけど、まぁ、そんなものはないですよね。

では、おさむさんとのレッスンを振り返りながら、なぜおさむさんがLINEのメッセージのやりとりだけで望んでいる結果に近づいたのかを振り返って見ましょう。

まずはじめにおさむさんからいただいた質問はこんな内容でした。

歌が上手に歌えるようになりたいのですが、何をすればいいかわかりません。
基礎から教えて欲しいです。

きっとおさむさんは「こんな練習をしてみてください」とか「歌の基礎はかくかくしかじか、こういうことです」というような返事を期待していたと思うんですね。

でもそれは、私の仕事ではないと考えています。なぜなら、練習方法や基礎を教えることを生業にされている方はたくさんいるからです。今ではググれば山ほど見つかりますからね。

ところが、その方々に基礎を教わっても、ネットで見つけた練習方法をどれだけやっても解決しない問題に悩まされている方はいます。本当にできているか不安になったり、その通りにやろうすることにこだわって本来の目的を忘れてしまっている方がほとんどです。

だから私は彼らのサポートをしたいと思ってレッスン活動をしています。たとえば、可能性を引き出すレッスンをしたり、基礎とスキルを融合させて楽しく表現できるようになるためのレッスンをしたり。

私にはその信念があるので、おさむさんがどんなことに困っていて私に質問をくださったのかを知りたかったのです。だからこうお返事しました。

ご質問ありがとうございます。歌が上手に歌えるようになりたいんですね。
ところで、おさむさんは歌を歌うときにどんなことに困っているのでしょうか?

こんな風にお返事すると8割の方はお返事をくれません。そりゃそうですよね。質問したのに質問で返されるなんて、想像していなかったでしょうし、期待していた回答が得られていないんですから。

ですが、私が質問している理由は、いただいた質問ついて役に立つお返事はもちろん、できるだけ再現性のあることをお渡ししたいからなのです。

再現性がないといつまで経っても悩みは解決しないですからね。

おさむさんは中学生だったのでお返事をくれないかも・・・と思いましたが、お返事をくださいました。

歌っている時に喉に力が入ってしまって思うように歌うことができません。

お陰で、私は情報を得ることができました。おさむさんがどんなことに困っていて、どんなことを望んでいるかという情報です。

この情報をもとにおさむさんと何度かLINEでやりとりをしていると「上手に歌おうとしていることが発声の邪魔をしているようだ」ということにたどり着きました。

そこでまずは「上手に歌う」ことをやめてもらうために、私はこう提案しました。

試しに、「上手に歌う」ということをいったん忘れて、おさむさんが歌いたいように自由に歌ってみてください。そうすることでどんな変化があったかやどんなことに気付いたかなど、教えてください。

数日後、おさむさんから良い方向になったというメッセージがあったので、私がお渡しした提案はおさむさんの役に立ったようです。

ところが、そのメッセージには新たな質問が書かれていました。

トクガワさん、こんにちは。自由に歌ってみたら歌いやすくなりました。喉が締まっている感覚も減ったように感じます。でもこの感覚をキープしようとすると上手く行きません。

多くの人は「上手くいっているのに何か別のことがおきるのは、自分が間違っているのではないか?」と考えてしまうでしょう。でもそれは真実ではありません。

考えられる理由としては2つあります。

まず1つめは、今まで気付いていなかったことが明るみに出ただけだということ。それまで「上手く行かない」ということばかりに焦点を当てていたため、それ以外に起こっていたことには気付いていなかったのです。でもそれができるようになると、今度はできなかったことが気になりはじめてしまうんですね。

もう1つは、それまでは存在していなかったけど、できなかったことができるようになったことで初めて新しいことに直面すると言うことです。

今回のおさむさんのケースはどちらに当てはまるかわかりますか?

おさむさんがくれたメッセージを読むと二番目に該当しますよね。

自由に歌ってみたら歌いやすくなり、喉が締まっている感覚も減ったように感じたようですが、この感覚をキープしようとすると上手く行かないということでしたね。

だから、こういう質問こそ、上達するための手がかりになるのです。特に私はテンプレのような練習方法をお渡ししないスタイルなので、余計にこういった情報は貴重なんですね。

さて、そこでおさむさんには「感覚をキープすること」についての私の考えをお伝えしました。

自由に歌ってみたら歌いやすくなったようで良かったです。感覚をキープしようとするとカラダを固めることに繋がってしまうのでオススメしません。感覚は、何かをした結果で起きるものなので、キープすることができないものなんですよね

私からのメッセージに、おさむさんはこうお返事をくれました。

言われてみればそうですね。気持ちよくラクに歌える感覚があるときとないときがあるのですが、どうすればいいんでしょうか?

感覚をキープすることについては私の考えに同意してくれたようです。それもあってか、質問が少し変わりましたね。おさむさんが望んでいることがより具体的になりました。

ここで重要なのはおさむさんにも考えてもらう必要があると言うことです。正解や答えは人によって違うので、私が正解や答えを与えてしまってはおさむさんの可能性を潰してしまうことにもなりかねません。

なぜなら、私がお渡しした正解や答えを実行できなければ、おさむさんは自分を責めてしまうからです。あなたも誰かから教えてもらった正解や答えをその通りにできなかったのは自分のせいだと思ったことはありませんか?そもそも、正解や答えなんて存在していないんですけどねぇ。

話を戻しまして、おさむさんにも少し考えてもらう必要があるのでこんな質問をしてみました。

気持ちよくラクに歌える感覚がある時は、どんなことをしていますか?

おさむさんのお返事はこうでした。

前にトクガワさんの記事で腹横筋と腹斜筋について知ったので、それを意識しています。

以前、私の記事を読んでくださったようなので、声を出すときには腹直筋ではなく腹横筋と腹斜筋を使う、ということについては改めて説明する必要はないようです。

おさむさんはカラダの構造についての知識はお持ちだということがわかったので、私はその使い方がキーになっているかも知れないと考えました。

すると、おさむさんの腹横筋や腹斜筋の使い方について、新しいことがわかりました。

意識するとは力を入れるということであってますか?

おさむさんは腹横筋や腹斜筋を使う時、力を入れるように使っているということがわかりました。そうすると余計な緊張を生み出してしまいかねないので、私は別の提案をしました。

力を入れることではありませんね。筋肉が仕事をできるように動くことを手助けしてあげることを考えるだけでいいですよ。

後日、おさむさんからはさらに歌いやすくなったとメッセージをいただきました。

腹横筋と腹斜筋を意識し続けてみると喉が締まる感覚がさらに減って以前よりも歌いやすくなりました。
前に録音した音と比べてみたのですが、上手くなったように感じました^^
どうしてでしょうか?

以前の録音と聞き比べて、上手に歌えていることにもご自身で気付いたようです。
メッセージではそのことについておさむさんからの質問が書かれていました。

このサイトでも何度も触れていますが、私は声というものはカラダの使い方とココロの使い方で変化するものだと考えています。質問のやりとりを通じて、おさむさんのカラダの使い方やココロの使い方が変わったのであれば、確実に声も変化します。

これまでの歌い方に余計な緊張を引き起こしているきっかけとなるカラダの使い方やココロの使い方が含まれていたとしたなら、それを新しい使い方で上書きしてしまうことで余計な緊張を引き起こしているきっかけはなくなります

だから以前よりラクに歌えるようになり、そうすることでさらにパフォーマンスや表現力が引き出されたのだと考えています。

おさむさんのケースでいうと、「上手に歌う」というココロの使い方が緊張を引き起こす原因となっていたはずです。余計な緊張を引き起こす原因を取り除くというアプローチは、発声練習やボイストレーニングではあまり耳にしませんよね?

私のアプローチはカラダの構造を知り、どんな目的を達成するために、カラダとココロをどう使うか?ということを今までとは異なるプロセスで実行することなんです。

それができれば、あなたもおさむさんのように望んでいる声を出すことができるようになるはずです。

 

まとめ

それでは今回のまとめです。

今回のまとめ
歌が上手くなりたい人がするべきこと
・「上手く歌おう」とするのをやめる
・カラダの構造を知り、どう使うかを考える
・あなたは何のために歌うのか?歌う目的を明確にする

歌が上手くなりたいという想いや望みを持つことはとても素晴らしいことだと思います。でもそれを思うことと実行することは全く別のお話です。そして実行することはナンセンスです。なぜなら「歌を上手く歌う」という言葉には具体的な行動や動きが一切含まれていないからです。

だからあなたのカラダは何をしていいかわからず、余計な緊張や力みをつくることで「上手く歌う」という雲をつかむようなことを実行しようとします。

当然、それは発声の邪魔になるわけです。

あなたも歌が上手に歌いたいなら、今回お伝えしたポイントを意識して歌ってみてください。きっと今までとは違う歌声や感覚が得られるでしょう。

もしわからないことや質問があったら気軽にLINEからメッセージくださいね。

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