転職活動の面接で緊張してうまく話すことができない男性とのレッスン

こんにちは。
発声改善士のトクガワ です。


男性の社会人、おさむさん(仮名)がレッスンに来てくださったときのことです。

おさむさんは、こんな悩みや望みを持っていました。
・転職活動の面接でなかなかうまく話せなくて苦労した
・初対面の人や年上の人話すときは萎縮する
・そんなとき、カラダに力が入って声が出しづらい

トクガワ
こんにちは,トクガワです。今日はよろしくお願いします。

おさむさん
よろしくお願いします。

トクガワ
おさむさんは今日どうしてレッスンに来てくださったんですか?

おさむさん
コミュニケーションが苦手でそれをどうにかしたいと思ってレッスンを申し込みました。

トクガワ
おさむさんはコミュニケーションが苦手なので、それを改善したいわけですね。

おさむさん
はい・・・

トクガワ
苦手なのを改善したいということは、苦手だから困っていたり思うようにいっていないことがあったりするでしょうか?

おさむさん
そうですね。先日まで転職活動をしていたのですが、面接ではなかなか上手く話すことができなくて、苦労しました。ようやく内定をもらえたので良かったのですが、もっと上手く話すことができればこんなに苦戦することもなかったと思います。

トクガワ
なるほど。面接で思うように話すことができなくて苦戦されたんですね。今の状況も私と1対1で向き合っているので面接に近い感じもするかも知れませんが、今の気分はどうですか?

おさむさん
今は・・・そうですね。面接の時とは違って少しリラックスできている気がします。とは言っても、トクガワさんとは初対面なので多少緊張しているとは思います。

トクガワ
面接の時とは違いがあることに気付いているわけですね。

おさむさん
はい、そうです。

トクガワ
では思い出してみてもらいたいのですが、面接の時のおさむさんとはどんな違いがありますか?

おさむさん
そうですね・・・もっと緊張していて、萎縮しています。

トクガワ
面接以外の状況でも緊張したり、萎縮したりすることはありますか?

おさむさん
初対面の人や年上の人と話すときにはそうなることが多いと思います。

トクガワ
なるほど。面接の場はそのどちらの状況にもなり得ますよね。

おさむさん
そうだと思います。

トクガワ
では、その時のことを思い出してみてもらいたいのですが、面接の場、もしくは初対面の人や年上の人と話すとき、おさむさんのカラダではどんなことが起こっているでしょうか?
どんなことでも構いませんよ。

おさむさん
そうですね・・・今よりも声が出しづらいと思います。あとはカラダに力が入っている気がします。

トクガワ
面接の場、初対面の人や年上の人と話すときは、今とはカラダの状態が違うわけですね。

おさむさん
そう思います。

トクガワ
その時に近い状況を取り上げてレッスンをしてみませんか?おさむさんにとって今日から活用できて再現性のあるアイディアをお渡しできると思います。

おさむさん
よろしくお願いします。

トクガワ
では、最近の面接で苦労したときのことを思い出してみてください。そして私が面接官の役になりますので、おさむさんは自己紹介してみてもらってもいいですか?

おさむさん
はい、わかりました。

トクガワ
それではこれから面接をはじめさせていただきますね。おさむさんですね。まずは自己紹介をお願いします。

おさむさん
はい・・・えっと・・・おさむです。・・・あの、平成3年生まれ、東京都出身です。趣味は・・・料理と・・・読書です。

トクガワ
ありがとうございます。
ちょっと急なお願いだったかも知れませんが、やってみてどうでしたか?
例えば、私と普通に話していたときと私が面接官役になって面接であるかのように話し始めたときとでは何か違いがありましたか?

おさむさん
面接の状況を思い出すと、それまでトクガワさんと話していたときより話しづらく感じました。

トクガワ
おさむさんのカラダの状態はどうでしたか?

おさむさん
カラダが固くなっているのと・・・息が浅くなっていたと思います。

トクガワ
教えてくれてありがとうございます。少しカラダのことについてお話しますね。
私たちのカラダはギュッと固めてしまうと本来の機能や動きを阻害するというメカニズムがあるんですね。脊椎動物に備わっているものなのですが、特に重要なのが「アタマと脊椎の関係性」です。
今、面接の場を想定して話してもらった時、首のあたりもギュッと固くなっていましたか?

おさむさん
はい、そうだと思います。

トクガワ
では、もう一度先ほどと同じ状況で自己紹介をしてみてもらいたいのですが、話し始める前に首がギュッとなっているかを確認してみて、もしギュッとしていたら少しだけ緩めるイメージを持ってから話し始めてみてください。

おさむさん
・・・緩めるイメージですか?どうすればいいんでしょう?

トクガワ
先にそれをやってみましょうか。今、首をギュッと固めてみてもらっても良いですか?
もしくは首をゼッタイに動かさないようにホールドしてみてもいいですし、亀がアタマを甲羅の中に引っ込めるような動きをイメージしてみてもらっても良いです。私も一緒にやってみますね。

おさむさん
こうですか・・・?

トクガワ
そうですね。今このまま話しているとどうですか?

おさむさん
苦しいのと・・・声が出しづらくなった気がします。

トクガワ
私を見て見てください。さっきと何か印象が変わりましたか?

おさむさん
なんだかおじいちゃんみたいです。

トクガワ
ありがとうございます。では、首をギュッとしていたのを緩めてみましょう。

おさむさん
あ・・・、固めていたときと比べて楽になりました。

トクガワ
そうですね。素晴らしい気づきです。こんな風に首をギュッとしたときに起こることはアタマを脊椎の方向に押しつけるということが起きています。これはアタマと脊椎の本来の関係性に反していて、私たちのカラダの構造に反したことなんですね。たったこれだけのことでカラダの可動性や柔軟性、呼吸や発声などの機能も阻害されてしまうんです。

おさむさん
今の首を緩めるということを話し始めるまえにやってみればいいんですね。

トクガワ
そうですね。ではやってみましょうか?

おさむさん
はい、お願いします。

トクガワ
それではこれから面接をはじめさせていただきますね。おさむさんですね。まずは自己紹介をお願いします。

おさむさん
・・・はい、おさむです。平成3年生まれ、東京都出身です。趣味は料理と読書です。

トクガワ
ありがとうございます。今やってみてどうでしたか?

おさむさん
声が出しやすかったです。そのせいか落ち着いて話すことができたと思います。

トクガワ
そうですね。私も先ほどとは印象が違うと感じましたよ。
今やっていただいたことは、首を緩めるということだけなんですが、実は大きな変化に繋がるんです。
ほとんどの人は毎日スマホを使ったりパソコンを使ったりしながら首をギュッと固めたり縮めたりすることをしているので、気づかないうちにカラダの機能や可動性、柔軟性を邪魔しているんですね。
いざ緊張したときや萎縮した時というのもカラダを固めることが起きているので同じなんです。

おさむさん
今までネットや本でノウハウを読んだり、高価な情報商材を買ったこともあるんですが全く役に立たなかったんです・・・

トクガワ
カラダの使い方の習慣や思考の習慣は人によって異なるので、ノウハウが有効かどうかは人によって全く違いますからね。そしてどんな有効なものであっても、カラダをギュッと固めてしまうとそのノウハウを活用する以前の段階で自分で自分の邪魔をしていることになるんです。

おさむさん
首をゆるめて、自分の邪魔をやめる・・・ということですね。

トクガワ
そうですね。その上でいくつか有効なアイディアをお渡ししておきますね。

おさむさん
お願いします!

トクガワ
まず、声を出すときに肺の容量をもっと活用してみてください。
おさむさんは、肺の大きさはどれくらいあると思いますか?

おさむさん
ここからここくらいですか?(胸元と肋骨の下あたりを指す)

トクガワ
実はもっと大きいんですよ。肺のてっぺんは鎖骨よりも上にあります。下はおさむさんが指してくれたところくらいですね。

おさむさん
ここまであるんですか?(鎖骨に触れて驚く)

トクガワ
そうです。こんな大きいのが左右にあって、しかもこのくらいの厚みがあるわけです。(横側を向いて胸から背中までの厚みを示す)

おさむさん
言われてみればそうですよね。

トクガワ
肺のことを平面図で見ることがあるせいか、おおくの人は二次元でしか考えていないのですが、実際は三次元です。縦と横の大きさもあるし、奥行きもあるんです。こんなに大きい肺から息を吐くことで私たちは声を出すことができます。
次はこのことを意識しながら話してみてください。もちろん、肺のことを意識するのは、首を緩めるということを意識した後です。

おさむさん
わかりました。

トクガワ
それではこれから面接をはじめさせていただきますね。おさむさんですね。まずは自己紹介をお願いします。

おさむさん
・・・はい、おさむです。平成3年生まれ、東京都出身です。趣味は料理と読書です。
おぉ・・・。

トクガワ
どうでしたか?

おさむさん
さっきよりもラクに声が出るようになりました。しかも、自分では力も入れていないのに。

トクガワ
それは良かったです。今まで以上におさむさんがカラダの構造の通りに使うことができたから、本来の機能や能力を発揮できるようになったんですね。

おさむさん
なるほど・・・今までは邪魔していたわけですね。

トクガワ
そうですね。そしてほんの少しでも邪魔することがすでにおさむさんの動きのプログラムの中に組み込まれているんですね。今はそれを意識的に取り除いたということですね。

おさむさん
いつも意識する必要があるわけですね。

トクガワ
そうですね。もう一つアイディアがあるのですが、試してみませんか?

おさむさん
はい、お願いします。

トクガワ
今、自己紹介をするとき、おさむさんはどんなことを考えていましたか?

おさむさん
えっと・・・トクガワさんに言われたとおり、首を緩めて肺の大きさを活用するということを考えていました。

トクガワ
そうですよね。そこにもう一つプラスして欲しいことがあるんです。
おさむさんはどうして話すのか?「意図」を明確にしてみて欲しいんです。

おさむさん
意図・・・ですか。

トクガワ
はい。面接官に「自己紹介してください」といわれたから話すわけですが、そこにおさむさんが伝えたいことや相手に期待することなどを明確に持って話してみて欲しいんです。もちろんどんなものでも構いません。過去にレッスンをした方の中には「自分は安全な人間です」というのを伝える、という意図を持って話してみてくれた人もいますよ。

おさむさん
意図・・・すぐには思いつかないですね。

トクガワ
そうですよね。もし具体的に思い浮かばなければ例に挙げた「自分は安全な人間です」ということを伝えるために話してみる、でもいいですよ。

おさむさん
ではそれでやってみます。

トクガワ
わかりました。
それではこれから面接をはじめさせていただきますね。おさむさんですね。まずは自己紹介をお願いします。

おさむさん
・・・はい、おさむです。平成3年生まれ、東京都出身です。趣味は料理と読書です。

トクガワ
今度はどうでしたか?

おさむさん
さっきとは違うんですが・・・上手く言葉にはできないですね。

トクガワ
違いがあったことを感じてもらえたならそれで十分です。
その違いはおさむさんにとっていいことですか?それとも悪いことですか?

おさむさん
良いことだと思います。なぜかわからないですけど、こうすれば自信を持って話せると思います。

トクガワ
なら良かったです。
明確な意図を持つことはカラダの動きをサポートしてくれるので、おさむさんが話すことに向けてよりカラダが協力してくれるんです。

おさむさん
なるほど・・・面白いですね。

トクガワ
そうですね。カラダの使い方やココロの使い方を変えるだけで声や行動は変わるので、学べば学ぶほど変化できるし面白いですよ。
そして、今日お伝えしたことは、おさむさんにとっては今日からでも活用できるものですよ。

おさむさん
話し始める前に意識すればいいんですよね。

トクガワ
そうですね。そうすることで今までの習慣のカラダの使い方やココロの使い方とは別の使い方をすることになります。つまりプロセスが変わるわけですね。プロセスが変わると結果は確実に変わります。つまりおさむさんが「話す」ということそのものに変化が起きるわけです。

おさむさん
意識して使わなければ、今までと同じということですね。

トクガワ
はい、その通りです。
今日お伝えしたことを何度も活用していれば、自然にそれが新しい習慣として定着します。そうなったら改めて意識はしなくてもいいんですが、意識すればするほど他のことにも気付くようになるんです。それだけカラダの感覚や気づきのセンサーが磨かれていくわけですから。

おさむさん
ということは、これは使わなければ損ということですね。

トクガワ
私もそう考えています。

おさむさん
それなら、できるだけ意識してみます。

トクガワ
始めのうちは1日のうちに1回でもいいので、毎日続けてみてください。できた・できなかったという結果よりも、意識するか・意識しないかというプロセスの方が大切ですからね。

おさむさん
わかりました!ありがとうございます!!

トクガワ
はい、ありがとうございます。

今回のレッスンについての解説はこちら

あわせて読んでおくと更に効果的です!


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