こんにちは。
発声改善士のトクガワ です。
営業にしても、練習にしても、ボイスサンプルづくりにしても、とにかく「やる気」がなければ始まりません。
今回は「やる気」について取り上げてみます。
「やる気」だけでは機能しない
今年のお正月に「2015年は○○するぞ!」と新しい目標を立てた方、「去年できなかったから今年こそやるぞ!」と決意した方、とてもやる気に満ちあふれていることでしょう。
さて、今年も三ヶ月が経とうとしていますが、
そのやる気はいまも継続して存在していますか?
日々の忙しさのなかでつい優先順位を下げてしまって、「時間ができたら」とか「そのうちやればいいや」とか後回しにしていませんか?
先送りしてしまうと、その目標に対する魅力や価値が減衰してしまって、いつまで経っても実行に移そうとしなくなります。
目標を立てたときはあんなにやる気があったのに…
一体なぜでしょう?
実は、「やる気」はそれ単体では機能しません。
「やる気」を機能させるには?
正しい方向性があって初めて、やる気は効果的に機能します。
エネルギーを増幅させ、望み通りの結果に導くサポートをしてくれるのです。
正しい方向性とは、望みや目標に近づくために向かうべきことやすべきことをいいます。
ここで言う「正しい」は、「正解」ではありません。「善」でもありません。
「あなたの望み通りの方向かどうか」ということです。
当然、他の人には正しい方向かどうかなんて分かりませんから、あなたが判断する必要があります。
さて、お正月のように、やる気がみなぎってきたとしましょう。
でも残念なことに、ただやる気に満ちあふれているだけでは何も始まりません。
今はまだただ興奮しているだけ。
ですが、人間はこれだけで(やる気に満ちあふれただけで)満足してしまいます。
実行に移したわけでもなければ、望み通りの結果を手に入れたわけでもありません。
でも満足してしまうんです。
やった気に(達成できた気に)なってしまうんです。
つまり、やる気に満ちあふれた自分に陶酔し、その自分の姿に満足しているだけなのです。
やる気はあくまで触媒として働くだけです。
まやかしの満足にだまされないように、やる気が機能するように正しい方向性を意識しましょう。
「正しい方向性」
まずは自らのカラダとココロを向かわせるべき望みや目標を明確に意識しましょう。
その上で、望みや目標を達成するための過程を具体的にします。
例えば、毎日ランニングするという目標なら、
・ランニングシューズを玄関に置く
・ランニングウェアを揃える
・コースを決める
・時間帯を決める
とか。
また、毎日コピーの練習をするという目標なら、
・題材を決める
・映像を用意する
・録音環境を用意する
・時間帯を決める
とか。
正しい方向性とは、スモールゴールといも言えるかもしれません。
壮大な目標を掲げてしまうとどれだけやる気があっても不安の方が大きく、なかなか一歩が踏み出せません。
それを細分化してスモールゴールにすれば、少しのやる気でも達成することは可能です。
スモールゴールの達成がさらにやる気を増強させる効果もあります。
それがサポートとなって、次のスモールゴールの達成につながります。
「ローマは一日にして成らず」という諺もありますよね。
どんどんスモールゴールの達成を積み上げていけば、
気がついたときには、大きな目標を達成しているはずです。
「やる気」に溢れていると感じたら、「正しい方向性」を持つことを意識してみてください。