何かをやろうとするとき、「これはできる」「あれはできない」といったことを考えたりしませんか?
・原稿を読むとき、上手く呼吸ができない。
・読みづらい言葉だけど詰まらずに読むことができる。
・バラエティの煽りが思うようにできない。
・高音域でのナレーションはできるけど、低音域のナレーションができない。
色んなケースがあると思いますが、
できることもできないことも、いざやるぞというときには身構えてしまうもの。
特にできないことに対しては、余分な力を使ってしまいがち。
できないことをやろうとするわけですから、何とかしてできるようになってやろうと
必要以上に身体に力を込めてしまいます。
そもそも「できる」「できない」と考えることが、身構える状況をつくってしまっているのですから、「できる」「できない」について考えることをやめればいいわけです。
さて、「できる」「できない」とは、一体どこから導き出されたのでしょうか?
過去のさまざまな経験は、記憶の中に蓄積されています。
その中には思い出すことができる出来事だけでなく、思い出すことができないことも含まれています。
意識的に思い出すことはできないのですが、身体は覚えています。
(あるとき、ふと数年前の出来事の記憶が蘇ることってありますよね?)
ですから、成功したこと(できたこと)や失敗したこと(できなかったこと)について
私たちはさまざまな情報を蓄積しているのです。
その蓄積された統計に基づき、予測をすること。
それが「できる」「できない」です。
ですが「できる」「できない」と言っている状況では、まだ行動を起こしていません。
結果を得る前、つまり行動する前に「できる」「できない」と判断してしまうことは
何の意味も持たないのではないでしょうか?
例えば、失敗したと感じたことでも満足いったことってありませんか?
これは「できた」「できなかった」で言うとどちらでしょうか?
私は、胸を張って「できた」と言っていいことだと思います。
満足いく結果を得られたと言うことは、あなたの望み通りにできたということ。
だったら、成功したと言っていいのではないでしょうか。
そして「できる」「できない」を考えることをやめるための、もう一つのポイント。
先ほども書きましたが「できる」「できない」は過去の体験や経験に基づいての予測です。
以前やったことがあるから「できる」
以前失敗したから「できない」
ですが、できなかった時のあなたと、今のあなたは同じではありません。
その後、何らかの経験や体験を経ています。
ということは、過去は上手くいかなかったけど、今回は上手くいく可能性が増えているわけです。
だから思いっきりアクションしてみましょう。
前に進まないことは「停滞」。
良いことも悪いことも、全く何も起きません。
前に進むには思い切り振り切るしかないんです。
結果とは行動した後についてくるものですよ。