「ミスをしたら…」って、まだミスしてないよ?

 

「ミスしたらどうしよう…」

オーディションや本番でよく考えてしまいますよね。
「失敗したらどうしよう」とか「ミスせずにやろう」とか。

でもよーく考えてみましょう。
失敗するかどうか分からないのに失敗する自分を想像して、失敗するイメージを作り上げているのです。
そして、思ったことは起きてしまいます…

少し視点を変えてみると、まだ起きてもいないことを想像して実現させることができる、とも言えますよね。

そんな力があるなら、失敗やミスを実現させるのではなく、もっといいことを実現させたくありませんか?

こうなったらいいなとか起きて欲しいことをイメージしてからオーディションや本番に臨めるといいですよね。

そのためには、まずはどこからともなくやってくる「ミスしたらどうしよう…」とおさらばすることです。

 

ミスが起きる一番の原因をなくす

さて、どうすれば失敗イメージとお別れできるでしょうか?

一番の原因は「不安」でしょう。

その不安がなくなれば、失敗イメージはなくなるはず。

これには二つの方法があります。

まず一つは自分を信じてあげること。
オーディションや本番のために準備をしてきたはずです。
練習したり、コンディションをあわせたり。
ターゲットを本番やオーディションにあわせて整えてきているでしょう。
例え、満足のいく時間の練習ができなかったとしても、この日のことを考えたりしているのであれば、少なくともメンタルは整えれているはずです。

そして、今日のため必要な技術はもうあなたに備わっているはず。

その技術は特別なことをしなくても、パフォーマンスに現れます。

そのことを信じましょう。
それは自分自身に対する信頼です。

 

失敗してしまったとき「何をすればいいか」

そしてもう一つは、予備のプランを持っておくこと。

「もし間違えてしまったら○○する」という具体的なプランを用意しておくのです。

例えば、「原稿やセリフを途中で噛んでしまったら、何事もなかったかのように続ける」とか。

予備のプランのことをバックポケットプランといいます。これは具体的でシンプルなプランの方が有効に機能します。

私がおすすめするのは、「ミスしてしまったら、アタマのことを思い出す」です。

ミスした瞬間、「ミスったー」と言う思いが、次の失敗を上手ないようにカラダに作用します。
つまり、カラダを固めてしまうのです。

こんな時、アタマのことを思い出すだけで、固めてしまったカラダを解きほぐすことができるのです。

この二つの方法を準備しておけば、もう不安ではありません。

ミスしたことをきっかけにどんどん崩れていってしまうのは、何をすればいいかが明確でないために、ミスを取り戻すためにあれもこれも試そうとしてしまうことが原因だと思うのです。

バックポケットプランがあれば、ミスしてもそのときに何をすればいいかが明確になっているので、慌てることがないのです。

さらに自分を信頼することができれば、安心してパフォーマンスに臨めるようになります。

大丈夫。あなたがしたいのは失敗しないパフォーマンスをすることではなくて、あなたの望むパフォーマンスをするだけです。

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