こんにちは。
発声改善士のトクガワ です。
あなたは声を出すときどんなことをしていますか?
ほとんどの方は何も考えずに声を出していると思います。
それで上手くいっているならいいのですが、上手くいっていないことがあるからこの記事にたどりついたんだと思います。
そんなとき、多くのトレーナーはボイトレをさせようとするかもしれません。腹筋を鍛えるための筋トレをさせるかもしれません。
でも私はこう思います。
そんなことをしている暇があるなら、「声を出すためのプラン」を明確にした方が、最小の努力で最大の効果が得られる!
声を出す時、私たちのカラダに備わっているシステムとあなたの思考の習慣に任せているからこそ、上手く行っていないわけですよね。長時間話していると喉が痛くなるとか、大きな声を出すとすぐに疲れるとか。
いくらボイトレしても、発声練習しても、筋トレしても、いつものように「声を出す」ことをしていては、全く何にも変わりません。ボイトレ通っても効果なかった・・・と嘆く人はまさにこの状況に直面していることでしょう。
今回はそんな方のために、声を出す上で思考の習慣を取り除くためのヒントについて紹介します。
「プラン」とは?
本題を読み進めていく前に言葉の意味を確認しておきましょう。
プランという言葉を聞いたことがある人は多いですよね。アルファベットで表記すると「Plan」ですね。
直訳すると、「計画」とか「案」、「やり方」という意味です。
今回のテーマである「声を出すためのプラン」とは、声を出すためのやり方と考えてもらえればわかりやすいかと思います。
さて、あなたは声を出す時に「声を出すためのプラン」をどのようにしていますか?
ほとんどの人はプランを考えない
そうなんです。
世の中の多くの人が声を出すためのプランを考えていないのです。
会社で「おはようございます」と挨拶するとき、電話で「もしもし」と言うとき、セミナーで「みなさん、ようこそ」と話しかけるときなど、ありとあらゆるシーンで声を出す状況はありますが、ほとんどは何も考えられずに声を出しているのです。
特に何も考えなくても声を出すことができるというのは、私たち人間に備わったとてもありがたい機能なのですが、それに任せっきりになっているといろんな問題が起きます。
大きな声を出すとすぐに疲れる、緊張して第一声が出しづらい、長時間話していると喉が痛くなる、など声に関する悩みが起きるのはそのためです。
ほとんどの人が考えていないからこそ、考えるにふさわしい理由ですよね。
もしプランを考えているなら悩みは解決しているはずです。
プランを考えないから、これまでの習慣と同じ使い方をしてしまい、悩みが解決しないままなのです。
声を出すためのプランを考えて、それを実行することができるようになれば、より自由に、より思い通りに声を出すことができるようになります。
そうすればあなたの声はどんどん魅力的になっていきますよ。
声を出すために必要なこと
それでは「声を出すためのプラン」を考える前に、声を出すために必要なことを考えておきましょう。このステップをおろそかにしていては、誤認が生じたまま声を出すことになってしまいます。
例えば「お腹から声を出す」とか。
このステップは、プランを考える前にきちんと取扱説明書を見直しておきましょう、ということですね。
あなたは、呼吸とか声帯周辺のこととか、声を出すために関係しているカラダの器官について、どれくらい正確な知識を知っていますか?
さっきの「お腹から声を出す」というのもそうですが、実は誤った知識を持っている方が非常に多いのです。
声のトリセツでは解剖学の知識をベースにたくさんまとめていますので、ぜひカラダの器官について事実に合っていないことを信じていないかどうか確認しておいてくださいね。
例えば、肺の位置とか、呼吸の仕組みとか。
もしあなたが理解していたことが事実と異なることだったら、それはラッキーです。今よりももっと自由に、思い通りに声を出すことができるのですから!!
特に人気記事のこのあたりはオススメです。
声を出すためのプランを考える
声を出すことについての誤解を一掃できたら、いよいよ声を出すためのプランについて考えていきましょう。
プランといっても、難しいことではありません。
これまで「声を出す」ということを無意識のシステムに任せていたのを、何をするかを一つ一つ明確にしていくだけのことです。
これは「声を出す」という一連の動きを解体していくとよくわかると思います。
例えばですが・・・
緩んでいた横隔膜や腹筋群が元に戻ろうとする動きが起きて・・・
左右にある肋骨と肋骨の間のそれぞれの筋肉が働くことで・・・
胸腔の体積が圧縮されることで・・・
肺から空気が押し出されて・・・
それと同時に声帯周辺の筋肉が働いて声門を閉じようとして・・・
肺から押し出された空気が声帯ヒダを振動させることで音が生まれて・・・
空気の振動である音はそのまま口を通って・・・
声になって口から出ていく。
大まかですが、こんな風に解体してみました。
「声を出す」ということにどんな動きが含まれているのか、「声を出す」ということを実現するために何をすればいいのかを明確にすることがプランを考えるということです。
実はこれだけで声が見違えるように変わることだってあるんです。
声を出すためのプランを実行する
声を出すためのプランができたらあとは実行するだけ。考えたプランを選択して実行し続けるだけです。
文字にすると簡単なように感じるのですが、実はこれが難しい。
実行している最中にたくさんの雑念やノイズが次から次へと飛び込んでくるからです。
上手く行っているかな・・・?
きちんとできているかな・・・?
失敗せずにできるだろうか・・・?
どんな風に聞こえているかな・・・?
あ、あの人の表情が曇ったな・・・?
すると、ひとたび思い浮かんだ雑念やノイズに引っ張られて考えたプランを実行し続けることが不安になるのです。
声を出すために必要なことだけをやり続けていれば良いのですが、不安がそれを邪魔します。
そしてあれやこれやと無意識で別のプランを実行し出すといつのまにかいつもの習慣どおりのプランを実行していて
最終的には「あぁ、今日も上手く行かなかったな」という結果になってしまうのです。
不安にとらわれずに、プランを実行し続ける。そのために必要なものは「信頼」することです。
何を信頼するのかって?
声を出すことができる、自分のカラダのシステムを信頼するのです。
私たちのカラダには声を出すための機能があります。それを信頼するのです。
「信頼」といっても急にできるものではありませんよね。長年、そんなことをせずに生活してきたのですから・・・
自分のカラダのシステムを信頼できるようになるためには知識や科学的な裏付けが非常に役に立ちます。
私が解剖学の情報を紹介するのも、実は信頼するための一つの方法なのです。
みなさんに解剖学を学んで欲しいわけではなくて、声を出すことができるカラダのシステムのことをみなさんが信頼できるようになるための情報やアイディアを紹介しているのです。
まとめ
今回は、私たちがいかに何にも考えずに声を出しているかについて紹介しました。
特に声についての悩みを持っている方はその悩みの原因が、何も考えていないことによるいつもの習慣で声を出していることにある場合が多いです。
もし声についての悩みを解決したいなら声を出すためのプランを考えて、実行すること。
これができれば、無意識の習慣が入り込む余地はありませんから解決に繋がる可能性が高いです。
そしてその力を支えてくれるのが、自分のカラダのシステムのことを信頼すること。
より詳しく知りたい人はメール講座の「【自由に、思い通りに声を出すための7つのステップ】」を読んでみてください。
「信頼」について紹介しています。
今回紹介した記事はこちら
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