「声帯を鍛える」なんて無駄なこと、いつまでやってるの?

こんにちは。
発声改善士のトクガワ です。

『声のトリセツ』らしく、今回も声を出す上で欠かせない存在であるひとつ「声帯」について一緒に学んでいきましょう。

でもね、私は「声帯」という言葉が大っ嫌いです。レッスンでも極力使わないようにしています。なぜかというと、誤解を生む言葉の筆頭だからです。腹式呼吸と並ぶくらい罪な言葉とすら考えています。

例えば「声帯を鍛えなさい」とか言われたことないですか?

私は、ナレーターの養成所時代に通っていた頃、よく言われました。ボイストレーニングに行っても同じ事を言われました。

でもね、「何をどうすればいいのか?」なんて誰一人教えてくれなかったわけです。私が習った方々にはたまたま「声帯を鍛える」ことについての具体的なアイディアをお持ちでなかったのでしょう。

おかげでめちゃめちゃ苦労しましたよ。

もしかしたら私と同じように声帯の鍛え方がわからずに困っている人がいるかもしれない、悩んだ末に私と同じように声を出すことが出来なくなってしまったら・・・

そう考えると出来るかぎり一人でも多くに人に伝えなければいけないことがあるんです。

そもそも、私たちのカラダには「声帯」という部位は存在していないんだっていうことを。

この記事を読み終える頃には、あなたもわざわざ「声帯を鍛える」なんてことをする必要がないことに納得していただけるでしょう。

間違った知識ばかり学んでいませんか?

そもそも、「声帯」ってどこなんでしょう?

あなたは「トクガワさん、声帯ってここですよー」って説明できますか?

わたしはね、長年『声のトリセツ』を書き続けていますけど「ここが声帯ですよ」って説明できません。

だって、ないんだもん!!

私は自分の声が出なくなった経験から、身体の使い方や思考の使い方について学びました。(私の声が出なくなったエピソードを詳しく知りたい方は私のプロフィールを読んでください。)

そこに書いている学びの過程でね、私は解剖学についても学んでいます。

私のレッスンを受けてくれたことがある方ならご存じだと思うのですが、私はレッスンには「おさむくん」と『プロメテウス解剖学 コア アトラス 第2版』を連れて行きます。

プロメテウスは医学部生にも愛用されている解剖学の書籍なんですけど、その巻末にある索引を見るとね、あることに気づいたんです。

索引の「せ」のところの調べてみると・・・
生殖器
声帯筋
声帯靱帯
声帯突起
声帯ヒダ
声門下腔

なっ、なんと!!「声帯」がのっていない!!

カラダのことにいて学んでいるときに、私は「肩」や「首」が存在しない事実を知りました。むしろ「肩」や「首」という言葉がさまざまな誤解や、発声によくない影響を与えている事例も目にしてきました。

そこで私はこう主張します。「声帯なんて、そもそもないんじゃない???」と。

そう考えるとね、この記事を読んでくださっているあなたにこんな質問をしたくなるんです。

間違った知識ばかり学んでいませんか?

レッスンをしていると、ほとんどの人が発声についての間違った知識をお持ちなんです。

・先生から胸を張れと言われました
・先輩から肩を動かすなといわれました
・ボイストレーニングで声帯を鍛えなさいと言われました

もっと色々ありますけど、今回はこれだけにしておきます。

で、私がひとつひとつ潰していきます。

・先生から胸を張れと言われました。
胸を張ることで肋骨の動きが制限されます。また左右の肩胛骨の幅が狭まることで腕が後ろ側に引きつけられます。結果、呼吸が邪魔され発声には望ましくない影響を与えてくれます

・先輩から肩を動かすなと言われました
私たちのカラダには「肩」という所はありません。私は「肩」とは、ある部分を指した通称・俗称だと考えています。仮に、その先輩が「肩」と呼んでいる所が鎖骨・肩胛骨・上腕骨あたりの関節のことを指しているとしたら、それらを動かさないために各部位の筋肉が緊張する必要があります。そうすることで余計な緊張を引き起こし、呼吸の邪魔をしてしまいます

・ボイストレーニングで声帯を鍛えなさいと言われました。
肩と同じで「声帯」も発声器官の一部を指した通称・俗称だと考えています。このアドバイスは「部屋を綺麗にしなさい」と一緒でどこから手をつけていいか全くわかりませんし、何をすればいいかもわかりません。それに発声は声帯だけで行われているものではないので、声帯を鍛えることは余計な緊張を身に付けるトレーニングだと私は考えています。

あなたは、こんな風に誰かに言われた指摘やアドバイスを自分なりに考えたり、調べたりすることをしていますか?

このままじゃ声が出なくなるかもよ?

先ほど挙げた例の他にも発声についての間違った情報や誤解は山ほどあります。

最近では、先生や先輩に言われたことを鵜呑みにせず「本当にそうかな?」とご自身で調べられた後に、LINEで「先生は○○と言うんですけど、自分で調べたら△△だと思うんです。トクガワさんはどう思いますか?」という相談も多くなりました。

そしてその相談のほとんどはご自身で調べられたことの方が、私たちのカラダのデザインにそった使い方をしているものです。先生や先輩が、カラダのデザインに反した使い方を教えている、つまり発声の邪魔になることを教えているわけです。しかも先生や先輩はそれが発声の邪魔になるとは思わずに、役に立つと信じて教えてくれているから大問題です。だって、彼らもそれを教えられてきたわけですからね。

もしあなたがご自身で調べたりするお力をお持ちなら、発声に関する間違った情報を教えられたり、誤解を教えられたりしても大丈夫でしょう。

でも、あなたが自分で調べたりせずに、先生に言われたことや先輩からのアドバイスを真面目に信じすぎていると、私のように「ある一定の環境下でだけ、声が出せなくなる」という問題に悩まされるかもしれません。

このままでいいですか???

解決の手がかりは、カラダのデザインに沿った情報

もしあなたの知っている「声帯」についての知識が、私たちのカラダのデザインに反しているものなら、あなたは発声の邪魔をするための情報をもっていることになります。

そしてその情報を活用して声を出すことは、どんな結果に繋がるかは言うまでもありませんよね。

LINEで「声がすぐ枯れる」「大声がうまく出せない」「息が続かない」と言うご相談をよくいただきますが、詳しく伺ってみるとほとんどの方がカラダのデザインに反した使い方をしているのです。

だから、もしあなたが自分の声を大切にしたいなら、またいい声になって手に入れたいものがあるなら、正しい情報をもつことが重要です。

それでは、一般的に「声帯」と呼ばれているものについての正しい知識を身につけましょう。

そもそも声帯とはなんぞや?

そもそも、声帯というものがまずは明確にしておく必要がありますよね。

でも、先ほどもお伝えした通り、私が愛用している『プロメテウス解剖学 コア アトラス 第2版』には載っていませんでした。

試しに「声帯」でググってみると、山ほどヒットしました。実にさまざまな方が声帯についての紹介をしてくれています。それぞれ独自の分析や見解をもとに、声帯の場所やトレーニングの方法を紹介してくれています。しかしながら、人によって声帯の扱い方が違うようなんです。

声帯筋のことを指している人もいれば声帯靱帯のことを指している人もいる。でも多くの方が「声帯」=「○○」だと考えておられるようです。

掲載されている図を見ると「声帯はここ」と言うような場所を示す矢印が声帯筋を示していたり、声帯靱帯を示していたりするわけです。時には「声帯(声帯靱帯)」というように書かれている方もいるんです。

一体どれが正しい情報なんでしょうか???

あまりに色んな見解がありすぎて、そりゃ混乱する人がたくさんいるわけですよ。

だから私はこう考えています。

「肩」や「首」という言葉が私たちのカラダのどの部分かを明示していないのと同じで、「声帯」という言葉もどの部分かを明示していないのではないか?「おおよそこのあたり」という曖昧な共通認識はできるが、一致させるには不十分なものに違いない、と。

言い換えれば、「声帯」という言葉は、待ち合わせの時に「新宿にある駅に集合してね」というようなものなんです。これだけの情報じゃ誰もわからないし、共通認識なんて持てるわけがないのです。

それでは、図を見ながら私の見解をお話していきます。

まずはよく見かける真上からの図。


『プロメテウス解剖学 コア アトラス 第2版』
表39.7 喉頭筋の作用
B 開いている声門裂

こんな感じの図は多くの方が見たことがあると思います。

ここで、疑問に思うのが、図に示したAについて。

多くのサイトでは「声帯(声帯筋)」と書かれています。その一方で「声帯靱帯」とも書かれているサイトもありました。

すべてのサイトをチェックしたわけじゃありませんが、わりと一般的に浸透してそうなのが「声帯(声帯筋)」のようです。「声帯靱帯」と書いている方は少しマニアックな方の印象。

さて、このAの正体は一体なんなのでしょう???

あなたはわかりますか?

このAというものは、「声帯」なのか?

それとも「声帯筋」なのか?

はたまた「声帯靱帯」なのか?

その謎を解き明かすにはもう一つの図を見てみてください。

次にお見せするのは断面を前方から見た図です。


『プロメテウス解剖学 コア アトラス 第2版』
図39.21 前庭ヒダと声帯ヒダ

この図がどの断面かというと、私たちのカラダを前後で真っ二つに切断した断面です。(解剖学用語で冠状断といいます。)

つまり先ほどのAを示していた図を上下真っ二つにして、その上半分の断面と考えていただければ想像していただけるでしょう。
さて、この図をみる限り、声帯筋を声帯靱帯が覆っているようですね。

さらに外側には粘膜があります。

はじめに見た図を思い出してみるとね、こんな風に思いませんか?

「Aって、声帯筋でもあり声帯靱帯でもあるんじゃね?」

その通り!私もそう思います。

「声帯筋」があって、その外側の層には「声帯靱帯」があって、その外側の層には粘膜があるんです。

だから、Aを「声帯筋」とか「声帯靱帯」というのは間違いではないんです。でも、必ずしも正解ではありません。

ただね、サイトによって違うことが書かれているのが問題なのです。

例えば、あるサイトでは「声帯は筋肉なので鍛えることができる」と書かれていたりします。また別のサイトでは「声帯は靱帯なので鍛えることはできない」と書かれていることもあるんです。

いったいどっちが本当なのでしょうか?

もしかすると、あなたはそんな情報に惑わされて『声のトリセツ』にたどりついたのかもしれませんね。

おそらくですけど、多くのサイトでは「声帯」と「声帯筋」、そして「声帯靱帯」の区別が曖昧なままのような気がします。

それがあなたの混乱や役に立たないトレーニングを強要する狂信者を生み出す原因となっているんではないでしょうか?

だから『声のトリセツ』では厳密に区別していきます。

そもそも「声帯」なんて存在しないんだから。

もう一度おさらいすると、声帯筋は声帯靱帯に覆われていて、さらにそれが粘膜で覆われている。それらをまとめたものが声帯ヒダと呼ばれています。

ということは、一般的に「声帯が振動する」といわれていることはどんな現象を指しているんでしょうか?

私は「声帯筋・声帯靱帯を含めた声帯ヒダが振動する」という現象を指していると考えています。私なりの見解ですけどね。

さて、解剖学的観点から考えると筋肉と靱帯にはそれぞれの役目があります。

筋肉は骨と骨に付着し、収縮することで骨を動かすもの、靱帯は骨がずれないようにつなぎ止めているものです。

と言うことは、声帯筋と声帯靱帯の役目は違うわけですよね。声帯筋は筋肉なので自らの力で動くことはできますが、声帯靱帯は自分で動くことはできないわけです。

「声帯は筋肉なので鍛えることができる」とか「声帯は靱帯なので鍛えることはできない」とか言ってますけど、そもそも声帯というものが何を指しているかによってそれが正しいのか間違っているのかを判断することが出来ないんです。

そもそも「声帯」なんてこの世に存在しないものについて言及することがナンセンスなんです。

だから私は、「声帯」という混乱を生む諸悪の根源である言葉を使わないことを提案します!!

私は、あなたに発声についての誤った知識を持って欲しくありません。誤解したままでいて欲しくありません。だから、発声器官についてを正しく理解するためにも「声帯筋」「声帯靱帯」「声帯ヒダ」というように言葉を使い分けていくことにします。

というわけで、さよなら「声帯」さんw

声帯ヒダはこんな風に動く

さて、あなたの発声を邪魔する「声帯」さんには銀河の彼方に送り出したので、二度と戻ってこないことをお祈りしておきましょう。

そして、声を出すときに何が起きているのかを詳しく確認しておきましょう。

きっと今までほとんど聞いたことがないか、ほんの少しだけ聞いたことがあることかと思います。

ホント「声帯を鍛えなさい」とかわけわかんないこと言ってる暇があるなら、私たちのカラダで何が起きているかを取り扱って欲しいです。そうすればあなたのような声帯迷子になっちゃう方が少しでも減るのにね。

それでは、声門の開閉について詳しく見ていきましょうか。

ちなみに「声門」とは左右の声帯ヒダが近づいたり離れたりすることで出来る隙間です。厳密には声門間隙(せいもんかんげき)と言います。

この隙間があることで、空気が出入りできます。この隙間が完全に閉じてしまうと、空気の出入りが遮断されます。このことから、息を止めているときには声門間隙は閉じていて、呼吸時には声門間隙は開いているわけですね。

それでは、その声門の隙間が閉じたり開いたりするときにはどんなことがおきているのかについて詳しく見ていきましょう。

先ほどの上から見た図に戻りますが、今度は2パターン用意しました。


『プロメテウス解剖学 コア アトラス 第2版』
表39.7 喉頭筋の作用
左 B 開いている声門裂、右 C 閉じた声門裂

左が声帯ヒダの隙間が空いている状態、右が声帯ヒダの隙間が閉じている状態の図です。

声帯ヒダの隙間はこんな風に開いたり閉じたりします。

ご存じだとは思いますが、これは気道の上部にありますからこの隙間の奥、つまり声門の下側には肺があります。そこから送られてきた空気が声帯ヒダを振動させることで私たちは声を出すことができるのです。

さて、こんな風に声帯ヒダの隙間が閉じたり開いたりするためには私たちのカラダでは何が起きる必要があると思いますか?

もちろん声帯筋の動作も必要でしょうが、実は声帯筋は声帯ヒダの緊張具合を調整する役目の方がメインで、声帯ヒダの隙間を閉じたい開いたりするには他の筋肉のサポートが必要なのです。

声帯ヒダの隙間を閉じる

まずは声帯ヒダの隙間を閉じる動きについて見てみましょう。これは声を出すときに起きている動きですね。

多くの人はこの動きを「声帯を閉じる」と言います。でも実際に起きていることは「左右の声帯ヒダが近づくことで声門が閉じる」です。だから、声帯という言葉がなくても余裕で表現できますし、この表現のほうがより具体的で明確です。誤解する余地を挟みません。

とにかく事実を正確に知って、そのように理解することをおすすめします。曖昧な情報や誤解を招く表現はあなたの学びを邪魔することはあっても、助けてくれることはありませんからね。

なので、私は「声門を閉じる」とか「声帯ヒダの隙間を閉じる」という表現をします。

あなたが自分の知識として吸収する際は、どの表現を採用するかはご自身で好きなように選択してくださいね。何を学びたいか、どんなことを吸収したいかは常にあなた側、つまり学ぶ側に主導権がありますからね。

そして『声のトリセツ』はあなたの学びにより役にたつような存在でありたいので、私はできる限り解剖学の用語に近いものを使っていきますね。

では図を見てみましょう。


『プロメテウス解剖学 コア アトラス 第2版』
表39.7 喉頭筋の作用
A 喉頭筋、上方から見たところ

左右の声帯ヒダの隙間を閉じるとき、甲状披裂筋(③)、横披裂筋(④)、後輪状披裂筋(⑥)の3つの筋肉が働きます。そうすることで、両側の声帯ヒダが近づき、声帯ヒダの隙間が閉じられます。

そうすると、肺から排出される空気が声帯ヒダにぶつかってしまいます。そうして初めて声帯ヒダが振動し、音が生まれるのです。

あなたが声を出すとき、意識して声帯ヒダの隙間を閉じているかどうかは分かりませんが、あなたのカラダでは声帯ヒダの隙間を閉じる動きが起きているのです。

この事実、あなたは知っていましたか?

声帯ヒダを開く

では、今度は反対に声帯ヒダの隙間を開く動きについて見ていきましょう。

声帯ヒダの隙間を閉じるときに働く筋肉は先ほど紹介しましたが、声帯ヒダの隙間を開くときに働く筋肉はそれとは別の筋肉です。

もう一度先ほどの図を見てみましょう。


『プロメテウス解剖学 コア アトラス 第2版』
表39.7 喉頭筋の作用
A 喉頭筋、上方から見たところ

声帯ヒダの隙間を開くのは、この図で言うと⑤にあたる外側輪状披裂筋がその役目を担っています。

外側輪状披裂筋が収縮することで披裂軟骨が回転し、声帯ヒダの隙間が開くわけです。

これは私の憶測ですが、一部の人たちが言っている「声帯をひらく」とか「喉を開く」ってこれを意味しているんじゃないかと思うんです。私もこんなアドバイスをしてくれる方に教わっていたことがありますけど、「それってどうやるんですか?どんなことですか?」って聞いても「だから声帯を開くんだよ」とか「喉を開くんだよ」とかそんな答えしか返ってきませんでした。

そんな言葉を真に受けて真剣に練習していたあのことの自分と話ができるなら、私はこの事実を伝えてあげたい。そうすれば「原稿を読む時だけ声が出せなくなる問題」に悩まされることもなかっただろうに・・・

あなたも、ご自分のカラダでどんなことが起こっているかについて、ぜひ正しい知識を持っておいてくださいね。時には見当違いのアドバイスをくれる方もいますので、その人からご自身を守るためにも役に立つはずです。

この知識が役に立つ理由

ここである方とのレッスンのエピソードをご紹介しましょう。そうすれば、この知識がどれだけ役に立つかわかっていただけると思います。

ある時、私のレッスンに役者の稽古に励んでいる方が来てくださいました。その方はレッスンにこんなテーマを持ち込んでくださったのです。仮に、おさむさん(仮名)としますね。

おさむさん
先生に「声帯を鍛えなさい」と言われたのですが、何をすればいいかわからないのです。

レッスンを通じて、おさむさんはどんな体験をしたのでしょうか?

≫「声帯を鍛える」がわからない男性とのレッスン

こんな風に「声帯を鍛えなさい」と言われていたおさむさんの声はレッスン中に変わってしまいました。

鍛えなくても、より大きな声やより響く声は出せるんです。

あなたにはその理由がわかりますか?

わざわざ声帯を鍛える必要がない理由

では改めておさむさんとのレッスンを振り返って見ましょう。

今回のレッスンではおさむさんは「声帯の鍛え方がわからない」という質問を持ってこられました。

私は、すぐに質問に答えるのではなくて、今のおさむさんが声帯についてどのくらい知っているかを伺いました。

すると、おさむさんが「声帯」についての認識や理解が曖昧だと感じました。だからわたしは、まず曖昧なことをそのままにせず、明確な知識として持っておいてもらう必要があると感じました。

そもそも声帯という言葉は私たちのある部分をまとめたものの名称なので、その言葉自体が曖昧なのです。肩や首と同じです。曖昧な言葉は混乱を招く原因にしかなりませんからね

だから声帯という言葉を使わなくてもいいように、発声器官についての詳しいお話をしました。このあたりは共通言語の共有、という意味も含んでいます。

その上で初めて、詳しい筋肉の図を見ていただきました。声門の開閉に関わる筋肉や喉頭懸垂機構の筋肉の図ですね。

そうすることで、おさむさんは声を出しているときにご自身のカラダでは何が起きているのかを理解したわけです。この過程がすっぽり抜けている人はめちゃめちゃ多いです。まぁ、誰も教えてくれないので仕方ないんですけどね。

そして、おさむさんはご自身のカラダにある発声に関わる筋肉をたくさん知りました。それまでは存在を全く知らなかったものですが、存在を知ることで初めて使うことができるようになるのです。

存在を知ったばかりで、使い始めたときは扱いはめちゃめちゃ雑だったりヘタだったりしますよね。車の運転を習い始めたとき、新しいお仕事を学ぶときと同じです。発声に関わる筋肉も、今までほとんど使われていなかったものを使うわけですから、うまく扱えなくて当然でしょう。

それでも何度も何度も使うことで、繊細なコントロールができるようになっていきます。つまり、神経支配がより強化されていくわけです。

それこそが本来必要なことであり、それを教えたりサポートすることが指導者の仕事だと思うんですけど、それをできない指導者が「声帯を鍛える」という意味不明な言葉で逃げているんではないでしょうか?

実際におさむさんとのレッスンで起こったことを振り返ってみてください。

「どうやるか?」ということを知ったおさむさんは、すぐにできるようになったわけです。

「声帯を鍛える」なんてことをしなくても、必要なことをすれば結果は伴うのです。

そう考えると、「声帯を鍛える」について真剣に考えたりそのためのトレーニングをすることがいかに無駄か、おわかりですよね?

まとめ

それでは今回のまとめです。

今回のまとめ
声帯を鍛えるってなんやねん?
  • そもそも「声帯」なんて存在しない
  • 大きな声を出したり、通る声を出すには発声器官について知ることが近道
  • 発声器官の筋肉への神経支配を強化させる
  • 必要なことをすれば、結果は伴う
  • その「必要なこと」を誰に教わるか?

今回お伝えしたことは、おそらくあなたにとって新しい情報だったのではないでしょうか?

聞いたこともない言葉が出てきたり、今まで考えたことがないアイディアだったはず。

例えば、もっとラクに大きな声を出したいとかもっと通る声になりたいとか、モテる声になりたい、稼げる声になりたいというような望みがあるとしたら、そのためには何が必要かを考えてみてください。

私にできることはここまでなんです。あなたにアイディアをお渡ししたり、こんな方法はどうでしょうと提案したり、サポートをすることまでしかできないんです。

だって、やるかやらないかはあなたにしか決められないんですから。

多くの人はできない理由とか自分はこうだから変われないとか、ただ自分の不幸話を自慢したり人に聞いてもらいたいだけ。そんなものは正直言って、クソの役にも立ちません。

やるか?

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