前回は「カラダを安定させると起きること」について、お話ししました。

その延長で、「上手くやろう」とか「失敗せずにやろう」と思いながらパフォーマンスをしたとき、何が起こっているか詳しく見てみましょう。

上手くやろう、失敗せずにやろうとすると無意識のうちに「できるだけミスが発生しない状態」を作り出そうとします。
そして、その状態をキープしようとするのです。

それがカラダを固めてしまうことになり、パフォーマンスに必要なカラダの自由な動きを制限してしまうのです。

安定しようとしたときに起こることと同じです。
(前回のトライアングルの例を思い出してみてください)

「上手くやろう」とか「失敗せずにやろう」と思って台本や原稿を読みはじめて、仮に失敗したとします。

失敗という変化に対応できるでしょうか?

カラダを固めてしまっている状態ですから、臨機応変に対応することができるわけありません。

しかも、さらにやっかいなことが起こります。

「上手くやろう」「失敗せずにやろう」という意識は、潜在的に、失敗イコール悪という意識を生み出すのです。

失敗したという事実は、自分が悪いことをしたという事実として認識し、それを挽回しようとしはじめます。

すると、より正確さを求めたり、ミスをしないパフォーマンスをすることに意識が集中してしまいます。

パフォーマンスの目的が「ミスをしないこと」にすり替わってしまうのです。

そして、このすり替えは観客や聴衆に伝わってしまうのです。
例えば「言葉では言い表せないけどなんだかつまらない」というのが最たる例ですね。

もしくは挽回しようとするあまり焦りを生み出し、さらに失敗をしてしまうことだってあります。
普段噛まないようなところを噛んだり、舌が回らなかったり…

 

失敗とは、「何が足りないか」を知らせてくれるサイン

私たちは、事前にプログラムされたとおりに動く機械ではありませんから、時に失敗することもあります。

学校教育とか演技レッスンを長く受けていると、いつしか失敗イコール悪という式が組み込まれてしまうのですが、失敗は道徳的な悪ではありません。
もちろん失敗したからといって非難されたりけなされたりする理由にはなりません。

失敗というのは、今何が足りていないかを教えてくれている。
ただそれだけです。

アクションを起こす前から今何が足りていないかは、考えても分かりません。
その逆で、実は足りていないことなんてないのかもしれません。

だったら、今持っている力を使ってトライしてみる以外に方法はないのでは?

「失敗したらどうしよう」とまだ起きてもいないことに備えるのではなく、「今できることをやりきる」と考えた方が、実は失敗することが少ないんですよね。

パフォーマンスだけに限らず、未来に対する見積もりって、なぜこんなに見誤ることが多いのでしょうね。

 

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