こんにちは。
トクガワです。
みなさん、声を出すときどんなことを大切にされていますか?
今回は、私が大切にしている声を出すときのポイントをご紹介します。
トクガワは勝手に「声の三種の神器」と呼んでいます(笑)
私は声を出す時や声を使うときには、大切な要素が3つあると考えています。
普段からできるだけこの3つの要素がうまく働くように気をつけています。
その3つの要素とは・・・
1.使い方
2.構造
3.機能
です!
私は、この3つの要素は非常に密接に影響し合っていると考えています。
この3つのバランスが崩れると声によくない影響を与えますし、そのまま無理に使い続けるといつかは声を損なう恐れがあるとも思っています。
なので普段から大切にしています。
それでは、一つ一つ具体的に紹介していきます。
より分かりやすいように、時折、「ピアノ演奏」を例にも挙げて解説していきますね。
使い方
まず初めに大切な事は「使い方」に関する事です。
あなたは、声の使い方に関する知識をどのくらい知っていますか?
例えば、ポピュラーなものでいうと呼吸法であったり発声法であったり、声を出すにあたってどのような方法で声を使うかというものです。
このブログを読んでくださっているあなたは声について興味がある方、もしくは声を使う仕事に就きたいもしくは就いている方だと思うので、呼吸法や発声法については十分な知識をお持ちだと思います。
本屋でもたくさんの書籍が出ていますし、今ではインターネットでもいろんな情報を手に入れることだってできます。
ピアノ演奏で言うなら、「演奏方法」にあたるでしょう。
構造
では、呼吸法や発声法を実際に使うにあたって、どんな使い方をしていますか???
質問の仕方がちょっと悪かったでしょうか???
呼吸法を例に挙げてみると、呼吸をするにあたって、あなたはご自分のカラダをどのように使えばいいか、どんな情報を持っていますか?
使い方を実践するにあたって、それを実際にあなた自身のカラダをどんな風に使っているのでしょうか?
実は、意外とこの部分がおろそかにされていることが多いです。
私も、ずいぶん長い間、自分のカラダの構造について興味を持つこともなく、ただ教わっている先生の言うとおりの練習をしてきました。
今振り返ってみると、そのときに身につけたとことは、身体の構造に反していることで、しかもなかなかなくならない習慣として残ってしまいました・・・。
その時は身体の構造が声の質に関係しているなんて思ってもいませんでしたし、先生の言うとおりにすることが正しいと信じて疑いませんでした。
でも、学びの過程で、自分のカラダの構造への理解が声を使うにあたって欠かすことのできない要素だと気づいたのです。
そして、それは人によって合うものと合わないというものがあるということにも気づいたのです。
ちなみに、このポイントをピアノ演奏で例えると、調律師の役目にあたると思います。
ピアノの構造を知り、どこをどのようにすればどんな音が出る、という知識や経験の裏付けがあって、ピアノのメンテナンスをしてくれるひとですね。
ピアノの構造を知らない人と構造を知っている人では、おんなじ作業をしても仕上がりが違うというのは容易に想像できますよね?
声の三種の神器のひとつ、構造とは
ずばり、「あなた自身のカラダに対する理解」です。
機能
そして最後のポイントが「機能」です。声における機能とは「伝える」こと。
音色や抑揚なども、その機能を果たすために重要や要素です。
私は声が「伝える」という機能を果たす上で最も重要な要素となるものがあると考えています。
それは、「明確な意図」です。
声を出すにあたっては何らかの明確な意図があって、それを自分以外の誰かに伝えるために(または別の目的のために)、初めて声という信号として自分のカラダから外の世界に発信しているものだと考えています。
しかしながら、そんな意図を持たずとも健康な状態であれば声を出すことができちゃうんですよね。
だからこそ、このポイントも見落とされがちのような気がしています。
まとめ
では、今回のまとめです。
声の三種の神器とは・・・
使い方 → 呼吸法や発声法など、一般的な方法論
構造 → 自分のカラダについての知識や情報
機能 → 伝えるという機能を実現するための明確な意図
この3つのバランスがうまく協調することで初めて、あなたの声が変わることができると考えています。
声のトリセツでは、そのためのサポートをできるだけたくさん提供していきたいなと思っています。