「ことば」と「話をすること」に不可欠なもの

こんにちは。
発声改善士のトクガワ です。

今回は、「ことば」と「話をすること」について取り上げます。

アナタは「ことば」と「話をすること」についてどんなアイディアをもっていますか?

私たちは、「ことば」を通じて相手にメッセージを届けるので「話をすること」において「ことば」は必要不可欠な要素ですよね。

でもその「ことば」を作るために、これまた必要不可欠なものがあります。

それが「声」です。

今回は日常会話のときやそれ以上にエネルギーを使って話をすることについて取り上げます。

今の自分の声や演技・パフォーマンスについて、「もっと向上できる」とか「まだまだ可能性があるはずだ」と感じている方はぜひこのアイディアを使ってみてください。

 

 

「ことば」とは?

人の発する音声のまとまりで,その社会に認められた意味を持っているもの。感情や思想が,音声または文字によって表現されたもの。言語。
ー 三省堂 大辞林より

私たちが誰かとコミュニケーションをするとき、少なからず「何らかの自分の意図を相手に伝える」ということが含まれています。

そのために使われる「ことば」は、まさしくその通り。私たち人間が発する音声のまとまりであって、社会的に何らかの意味があり、その意味にはおおむね共通の認識があります。そして感情などを音声で表現します。

「ことば」だけでも意思を伝えることはもちろんできますが、実際に誰かとコミュニケーションする状況においては、とても速いスピードで言葉が交わされています。

それが会話ですね。

 

 

「話をすること」とは?

では会話のような「話をすること」は、「ことば」とはどのような関係性にあるのでしょうか?

アナタが友人や家族と話をしているときのことを思い浮かべてみてください。

相手の言葉を聞いて、何かを考えて、伝えたいことが浮かんだら、それを言葉にして音声で相手に届けます。

これだけのたくさんのことを実に一瞬にして私たちはやってのけます。

でも、それぞれの過程について詳しく考えたこともなければ、学校で習ったこともないのに、私たちはそんな芸当ができてしまうのです。

これって凄いことだと思いませんか?

そのとき、私たちはたくさんの「ことば」を使っていますよね。話をするときには、自分の意図を他の誰かに伝えるためにある特定の意味を持った「ことば」を使っているわけですね。

「話をする」ためにはできるかぎりたくさんの「ことば」を知っている方が便利ではあります。しかしながら、必ずしもたくさんの「ことば」を知っている必要はありません。

残念ながら、たくさんの方が「話をすること」について丁寧に教わった経験がないと思うのです。どうやって「ことば」を使うか、「話をすること」に必要なことや知っておきたいことなど、多くの方は聞いたこともなければ考えたこともないのでは?

だから苦手だと考えている方がいたり、今以上にもっと上手になりたいと願う方が多いのだと思います。

 

 

声を出すこと

そして「ことば」を使うために必要なのが、私たちの声ですね。

どれだけ「ことば」を知っていても、声にするという過程を無視しては、アナタの意図や考えていることを相手に届けることはできません。

しかしながら私たちは「ことば」と発することについて、丁寧に習ったことはありません。算数や国語の授業のように教わる機会はないのです。

それが関係しているかどうかはわかりませんが、私たちが日常会話で「ことば」を発することにおいて、発声器官で使われる部分はごくわずかだそうです。事実、そんなに全身を使わなくても声を出すことはできますからね。

でも、たくさんの人の前で話す時などになるとそうはいきません。日常会話とは違い、大きな声を出したり、いつも以上の声を出すことが必要になる場合は、もっと多くのエネルギーが必要になります。声の仕事をしている方や演技や歌のようなパフォーマンスをする方ももちろんそうです。

「ことば」を届ける相手の数、場所の広さ、伝えたいメッセージの大切さなどを考えると、日常会話と同じエネルギーでは足りないと言うことが明らかでしょう。

ところが、「ことば」を届けるために声を出すことを学んだことがない私たちは、エネルギーが必要な状況でも日常会話でしている方法と同じようにして、声を出してしまうのです。

その結果、疲れや声がれなどが起きやすいのではないでしょうか?

 

 

カラダの一部に負荷をかけるからすぐに疲れるのは当たり前

私たちが日常会話をするとき、発声器官の一部しか使っていないのはどうしてでしょうか。

近くにいる家族や友人など、身近な人に伝えるためにはそんなにエネルギーを必要としないからでしょう。

なのでカラダの一部だけ使えば、相手に届く声は出せるのです。

しかしながら、例えば、たくさんの人の前で何かを説明するときや表現するときなどはエネルギーが必要になります。

そんなとき、声を出すことについて習ったことがない私たちは、いつもの日常会話と同じようにカラダをつかっています。発声器官の一部だけを使ってエネルギーのある声を出そうとするのです。

そんな使い方をしてしまうことで、それらの部分がたくさんのエネルギーを受けてしまい負荷がかかります。そのため、疲れや声がれが起きる原因に繋がってしまいます。

人前で話をするとすぐに声が疲れてしまうのは、カラダの一部分にエネルギーを集中させてしまうからでしょう。

でも実際には声を出すことはカラダの全身運動なので・・・

ということは、どうすればいいかお分かりですよね?

そのためのヒントやアイディアはこの声のトリセツの記事にたくさんありますよ!!

 

 

まとめ

今回は「ことば」と「話をすること」と声の関係について考えてみました。

「ことば」や「話をすること」のためには声は欠かせません。

普段は発声器官の一部しか使っていない私たちですが、日常会話から声を出すことは全身運動だと考えて声を使うことができれば、おのずと大人数の前で話をするときやエネルギーを必要とするときも、声の使い方が変わってきます。

声の使い方の変化が、最終的にはアナタの「ことば」や「話をすること」への変化をもたらしてくれるでしょう。

話をすることについて、悩みや望みがある方は、まずは「声をどのように出すか?」ということから丁寧に考えていきましょう。

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