声を出すのは誰のため?表現をする人は知ってるよね?

こんにちは。
ボイトレをさせないボイストレーナーのトクガワ です。

 

今回もナレーションや演技、朗読のように表現をする方に向けてお届けします。

前回の【「自分の言葉で表現する」ってどういうこと?】という内容にも関連するんですけど、練習をしているといつのまにか自分以外の誰かになろうとしてしまうことがありませんか?

良いことのように感じるんですけれどもそれは最終的には表現には逆の効果をもたらすんです。

演じようとか、人物の気持ちを再現しようという思いが表現の幅を狭めることがあるからです。

今回は、より個性を活かした表現に近づけたい方に役に立つアイディアを紹介します。

 

「役になりきる」ことはできるのか?

いろんな意見があると思うんですけど、私は「役になりきる」というのは不可能だと考えてます。

だって、あなたはあなた、やから。

どれだけ頑張っても、自分以外の誰かになれません。

私がどれだけ萩原聖人さんのコピーをしても、萩原聖人さんの真似をしているヨシノリでしかないんです。

あ、私が表現するときの声がよく似ているの言われるので例として挙げました。

それと同じことで、例えば、あなたがライオンキングのシンバ役を演じることになったとします。

当たり前ですが、あなたがシンバになるということは絶対にあり得ません。

あなたはシンバではないから。

でも多くの方は、自分がシンバになって表現しようとします。

実は、このような表現の仕方は、表現の幅を狭めてしまうことになりかねません。

無意識のうちにあなたは枠を作ってしまい、その枠の中からはみださないような表現をしてしまうんです。

 

「演技とは再現すること」なのか?

そういえば随分前にこう教わったことがあります。

レッスンで宿題が出ました。

「来週までにコーヒーを飲んでこい」

で、次の週のレッスン。

「演技とは再現すること。再生だ!コーヒー飲んできたか?今日はそれをやってもらう」

その時は演技イコール再生だと信じて疑いませんでした。

でも今はそれより効果的なアプローチを知っているのでもう使っていません。

再現することに集中すると、自分の内側にばかり注意をはらうことになり、結果として自分自身が今現在に存在しなくなってしまいます。

今、ここにいなくなるんです。

当然ですが、物理的にカラダはそこにあります。でも見ている人にはわかるんです。「今ここにいない」ということが。

演技は行動(アクション)です。

私の演技の師匠である樋口隆則さんからそう教わりました。

樋口さんから勧められた本『演技のインターレッスン』では「アクション動詞」というものが紹介されています。

『演技のインターレッスン』はサブタイトルにあるように映像ディレクターが俳優に演技指導をするための指南書です。

いわゆる従来の抽象的な演出が「リザルト演出10の悪例」として紹介されています。

表現に興味がある人はオススメの本ですよ。

 

その表現は誰のため?

意外と見落としがちなのが、その表現は誰のためのものなのか、ということ。

あなたが声を出して表現するのは、誰のためでしょう?

例えば、声を出して表現するシーンを考えてみましょう。
・朗読をするとき
・ナレーション原稿を読むとき
・台本を読むとき
・セミナーで登壇するとき
・司会をするとき
・プレゼンするとき
・挨拶するとき

この他にも声を出して表現するシーンはたくさんありますよね。

広い意味で考えれば、日常会話も声を出して表現することだと言えます。自分の気持ちや考えていること、意見を他の人に伝えるために声を出して表現しています。

その声を出して表現するというアクションは一体誰のためにしているのでしょうか?

少しで良いのであなたも一緒に考えてみましょう。

1分くらい時間をとって考えましょう。

あなたが声を出して表現をするのは誰のためでしょうか?



何か考えが浮かびましたか?

正解も不正解もありませんので気にせず読み進めてくださいね。

さて、あなたが声を出して表現するのは誰のためでしょうか?

聴衆のためでしょうか?
観客のためでしょうか?
参加者のため?
相手のため?

いろんな答えがあると思います。

その中で、あなたは「自分のため」という考えが出てきましたか?

実はほとんどの方が「自分のため」だとは考えていないのです。

私たちが住んでいる国、日本では「自分のため」という考えは批判にさらされます。

すぐ自己チュー(自己中心的)とかエゴイストだとか厳しい批判にあいます。

でも表現をすることというのは本来は自分のためなのです。

朗読やナレーション、セリフを通じて表現している方はやり始めた頃に戻ってみてください。

声を出して表現することが楽しいと思ったはずです。もっとたくさんやりたいと思ったから、好きになったから今も表現することを続けているはずです。

セミナーで聴衆に向けて離すことにおいてもそうです。

あなたが誰かに伝えたいことがあるからこそ、とんでもない緊張やプレッシャーを伴う人前であなたの考えや思いを語っているはずです。

大丈夫。

あなたは自己中心的でもエゴイストでもありません。

自己中心的とかエゴイストとか言われる人は、自分の利益を優先するために、他人の不利益なんて気にしない人のことです。

あなたはそんな人ではないはずです。

あなたの表現を通じて、誰かに何かを伝えたいと思っているでしょう?

それは自分の利益を通じて、誰かの利益にも繋がるようなことを目指しているのですから、自己中心的でもエゴイストでもないのです。

だから、胸を張って「自分のため」に表現をしましょう!

「自分のために表現する」と考えるだけで、不思議と表現のためのエネルギーが湧き起こるのです。

 

あなたの望みはなんですか?

より表現のためのエネルギーを呼び起こしたいときはもう一つ考えておきましょう。

それは「目的」です。

その表現を通じて、あなたが何をしたいのか?

それを明確に、具体的にしておきましょう。

例えば朗読やナレーションをするとき、あなたの声を聞いた人に何をして欲しいですか?

セミナーであなたのお話を聞いた人にどんな行動を起こして欲しいですか?

感動して欲しいという抽象的なことよりも具体的なアクションの方が表現のエネルギーに繋がります。

私たちが表現をするとき、色々考えてしまいますよね。

情景をイメージしてみたり、役の気持ちになってみたり、
あれこれ考えようとしますがそれらは全て外的なものです。

本来は目的があってはじめて行動が生まれます。

私たちは目的の大小にかかわらず、それを達成するために行動をしているのです。

それは、あなたの日常生活でも全く同じことなのです。

 

まとめ

今回は表現について改めて考えてみました。

表現とは、他の誰かのためにしているのではなく、自分のためにすること。

表現とは、役になりきるとか再現することではなく、目的を達成するためのアクションだということ。

 

今回のPOINT

表現をする時には次のことを大切にしてみよう!
・具体的なアクション
・自分のために表現する
・達成したい目的を明確にする

「悲しそうに」とか「もっと明るく」という抽象的なものは表現ではありません。

それは「悲しそう」とか「明るい」という印象を持つのは表現の受け手です。

表現する人が「悲しいことをしよう」とか「明るく振る舞おう」とすると嘘っぽくなってしまいます。

今回のポイントを大切にすることで、きっとあなたの表現が変わりはじめますよ。

 

さらに【「自分の言葉で表現する」ってどういうこと?】もあわせて読むと効果は絶大です!

 

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