こんにちは。
ボイトレをさせないボイストレーナーのトクガワ です。

 

今回はシリーズ「あなたが知らない声と呼吸とカラダの関係」の第3弾です。

今回テーマとして取り上げるのは「肺」について。

さて、肺と言う言葉を聞くと、あなたはどんなイメージを持ちますか?

もしかするとあなたは肺についてなんて、ほとんど考えたことがないかもしれません。

実は私にもそんな時期がありました。

肺がどこにあるのかは理科の授業で習った程度だったし、呼吸について習ってきたことは腹式呼吸だし、肺のことよりもお腹をの方が呼吸に大切だと教わってきました。

でもね、カラダのことを詳しく学べば学ぶほど、肺について理解することは呼吸の助けにもなるし、発声のサポートにもなるということがわかってきました。

あなたにもきっと役立つに違いないので、ぜひ肺のことをもう少しだけ詳しく知ってください。

 

この記事のポイント

・呼吸を詳しく知ると発声が変わる
・声について悩んでいる人ほど、肺のことを知らない
・肺のことを知るだけで、あなたの声は変わる

 

なぜ発声について調べているのに肺のことを知らないの?

このサイトに来てくださったあなたはきっと声について興味を持っていることがありますよね?

もしくは解決したい悩みを持っていたり、望んでいることがあるはずです。

そのためにあなたはネットで検索したり、本を読んだり、ボイストレーナーのレッスンを受けたりしていることでしょう。発声法や呼吸法、ボイトレ理論のようなノウハウやテクニックについて、たくさんのことをご存じ多度思います。

もしかするとノウハウやテクニックについては、私よりも詳しいかも知れません。

なぜなら私は発声法や呼吸法、ボイトレ理論には興味がないからです。そんなノウハウやテクニックではあなたの悩みは解決しないことを知っていますからね

さて、これまで発声法や呼吸法、ボイトレ理論をたくさん学んで来たあなたに質問です。

肺のことをどれだけ知っていますか?

あなたのカラダには肺があります。

どこにあるか、どれくらいの大きさか、どんな機能があるかを知っていますか?

発声の時に肺では何が起きているかを知っていますか?

きっと多くの方は知らないと思うんです。発声や呼吸のノウハウとかテクニックに夢中になって、大切な本質の部分を見逃してしまっています。

だから、声やコミュニケーションについてのあなたの悩みは解決しないし、あなたのコンプレックスはいつまで経ってのなくならないのです。

 

あなたは損していることにすら気付いていない

あなたは「別に肺のことを知らなくても声が出せるから関係ないよね?」と思っているかも知れません。

たしかにそうでしょうね。肺のことを知らなくても声を出すことはできます。

でもね、歌を歌うときに出したい声が出なかったり、人と話す時によく聞き返されるとか、人前でプレゼンするときに声が通らないとか、そういった声についての悩みやうまくいっていないことが実際にあなたの身に起きているわけですよね?

そんな体験が原因となって苦手意識やコンプレックスがあるわけですよね?

実際にあなたが損をしている状況が発生しているわけなんです。でもそのことに気付いていないわけです。

別にそのままにして置いても間違いではありませんので、あなたが望むならそのままにして置いてもいいと思いますけど、もし悩みや苦手意識、コンプレックスがなければあなたが得られていたであろうことへの損失ってどのくらいなのでしょう?

そしてこれから先、あなたがどれくらい損をするのでしょう?

まぁ、どのみち損していることに気付いていないと思いますのであまり実感はないかも知れませんが、あなたの悩みや苦手意識、コンプレックスがなくなれば、これから先の人生でどんな体験ができるのかを考えてみるとすぐにわかると思います。

そのために、肺のことについて知っておくのはとても役に立つはずです。

 

肺についての知識不足があなたの声を邪魔している

毎日の生活でも同じですが、道具を使うときに使い方を知らないと全く意味がないですよね?どんなシーンで使える物かを知らなければ、せっかくの機能も活かすことができません。

実は私たちのカラダでも全く同じなんです。でもカラダの機能や使い方について、私たちは全く無頓着なんですよ。知らずに使っているわけです。

せめてあなたが声に興味があったり悩みを持っているなら、肺のことだけでも知っておいてください。

肺の位置を知ると声が変わる

あなたの肺はどこにあるでしょうか?

多くの人はぼんやりとしか知りません。知ったような気分になっているだけなんですね。

もしあなたが肺がどこにあるかを知っているなら、肺の一番てっぺんがどこにあるのかはわかりますよね?

レッスンでもこのお話よくするのですが、9割くらいの方は実際の肺の場所よりも随分低いところだと考えているようです。

だからまずは肺の位置を明確にしておきましょう。

下記の図を見てください。


引用:『プロメテウス解剖学 コア アトラス 第2版
図9.1 肺と胸膜腔の境界
A 前方から見たところ

別の記事では骨格図で紹介したことがあるのですが、今回は「プロメテウス解剖学コアアトラス」から引用したカラダの正面から見た図です。この図ではピンク色の部分が肺、青色の部分は胸膜腔という空間を表しています。ピンク色の部分が息を吐いたとき、青色の部分が息を吸ったときの肺の大きさに近いと考えてみても大差ないかと考えています。

ちなみに、骨格図についてはこちらの記事で紹介しています。

さて、あなたがイメージしていた肺の一番てっぺんは、この図と比べて違いがありましたか?

肺のてっぺんは鎖骨の上まであるんですよ。そして肋骨の内側の空間(胸腔)の多くのスペースを占めているのです。

実は呼吸のトレーニングや矯正などをしなくても、この図を見るだけで呼吸や発声に変化が起きる方が多いです。

それはなぜだと思いますか?

そのヒントはあなたのカラダの使い方にあります。

こんな例で考えてみましょう。

例えばあなたがお持ちのスマートフォン。

ほとんどの方はトリセツ(取扱説明書)を読まずに使うでしょう。トリセツを読まなくても使うことができるようにボタンも少なく直感的なデザインをしています。
しかしながら、トリセツを読んでいないままで使っていると、あなたが知らない機能や使い方があったりするわけです。

もしくは、本来の目的とは違う用途で使っていることもあるはずです。

そんなとき、トリセツを読んで本来の機能を知り、使い方を知ることで、スマートフォンをさらに活用できるようになるのです。

カラダの使い方についても同じ事が言えます。

あなたが今持っている肺についての知識をアップデートする、つまり肺の位置や大きさ、呼吸の時の動きが明確になることで、あなたが知らなかったことや使っていなかったことが活用されはじめるからです。

だから呼吸が変わるんです。つまり声が変わるんです。

そして先ほどの図を見るというたったそれだけのことでも、肺の知識をアップデートすることができるのです。だからさっきの図を見ただけで、声が劇的に変化する人だっているのです。

人間の学習能力ってホントに凄いですね。

肺の大きさを知ると声が変わる

先ほど正面からの図を紹介しました。

ボイトレや発声についてどこかで習ったことがある方にとっては、正面から見た図はなじみのあるものかも知れません。

横から見るとどれくらいの大きさかご存じですか?

あなたも含めて、多くの方はきっと考えたことがないはずです。だから知らず知らずのうちに肺を平面で考える習慣が染みついてしまっているんですね。

肺は平面ではありません。立体的な構造をしています。

それを知っていただきたいので、今度は、肺を横から見た図を紹介します。

これは右肺を内側から見た図です。

引用:『プロメテウス解剖学 コア アトラス 第2版
図9.7 肺の内部構造
C 右肺,内側方から見たところ

真ん中の穴が集結している部分は気管支が繋がるところ。気道につながる空気の通り道です。

あなたはこの図を見てどんな感想を持ちましたか?

「こんなに大きいの?」とこの図を見て驚いた方もいるはずです。実際に私のレッスンでも驚く方は多いですよ。

気管支の位置が肺の真ん中だとしたら前後の奥行きはほぼ同じくらいあるのです。

この図を見た多くの方は「今まで自分がイメージしていた肺の大きさは、この図で言うと気管支の前側だけしかなかった!」と事実に反したイメージを抱いていたと言います。

そしてそれまでに思っていた肺のイメージを、こうして手に入れた新しい知識に置き換えるだけで、発声が変わってしまう方が多いです。

なぜなら、自分のカラダの事実と同じ知識を知ると、肺の大きさをフル活用して呼吸ができるようになるからです。

それがカラダの機能をさらに活用できるようになり、「呼吸がラクになった」とか「発声がスムーズになった」、「声量が変わった」というような変化が起き始めるのです。

もし家族や友人が協力してくれるなら、実際にあなたの胸の少し上のあたりと背中を触れてみてもらってください。そしてあなたのカラダの厚みがどれくらいあるかを知ってください。

あなたが想像していたよりもきっと厚いはずです。その事実を知るだけで、あなたのカラダについての情報は事実に即したものに書き換えられ、カラダの使い方が変わります。その結果、声は確実に変わるんです。

もちろんさっき紹介した上下の大きさも大切です。

肺は左右にあって、肋骨の内側の空間をこれだけ占めているのですから、呼吸の度に胸や肩が動いて当然なんですよね。

あなたは、呼吸をする度に胸や肩が動こうとするのを止めてしまっていませんか?腹式呼吸を習ってきた人は、呼吸する時に胸や肩が動こうとするのを止めてしまう傾向が多いんですよね。

それはただ呼吸の邪魔をしているだけです。これからは呼吸の度にカラダが動くことを恐れずに、ガンガン動かしていきましょう!!

もちろん、無理に動かしてしまうとそれはそれで呼吸の邪魔になってしまうので、無理に動かす必要はありませんよ。

 

肺の大きさを知るだけで声量が変わる

私たち人間の機能は本当に良くできていて、あなたが今持っているカラダの知識の通りにカラダを使おうとしてくれます。

つまり、あなたがイメージしている肺の大きさと、実際のあなたの肺の大きさに違いがあると、本来の機能を制限してしまうことになるんです。当然、呼吸を制限することは声を制限することになりますからね。

そして、私たち人間の機能がもっとスゴいと思わせてくれるのが、カラダの知識をアップデートするだけで変化が起きるということなんです。

だから、肺についての知識をアップデートするだけで、声に大きな変化が訪れます。

私のレッスンに来てくださったおさむさん(仮名)とのエピソードを読んでいただければ、肺についての知識をアップデートしただけで、声に大きな変化が起きるということを信じていただけるはずです。

おさむさんはレッスンの帰り際から私がお渡ししたアイディアを活用し続けてくれているようです。

その後の会議で上司から「声が小さい」と注意されることもなくなり、誉められることが増えたのは言うまでもありません。

おさむさんのようにレッスンで私がお渡ししたアイディアを新しい習慣に定着させることができればあなたも確実に変化することができるんです。

 

カラダの構造を知ると、結果が変わる

レッスンに来てくださったおさむさんは肺についての知識と得て、それを実行することで「声を張る」や「声量を増やす」ということを実現することができました。

なぜそんなことが起きたのか、おさむさんとのレッスンを振り返って見ましょう。

おさむさんは会議の時に上司から「お前は声が小さいからもっと声を出せ」と注意されることが多く、何度も注意されていました。

上司からの期待に応えようと、ご自身では「声を張っている」ことをしていました。でも結果は伴ってはいませんでした。おさむさんがどれだけ声を張っていても、期待している結果には及んでいませんでした。

そこで私はおさむさんに質問しました。

「声を張れ」と言われたり「声量を増やせ」と言われているおさむさんは、具体的にどんなことをしていますか?

おさむさんは私からの質問にこう答えてくれました。

えっ・・・と、声を張ったり声量を増やしたりしています。

つまり、声を張るために必要な事はせずに、声を張っているつもりになっていたんです。

もしかするとあなたも同じことを考えているかも知れません。実際に私のレッスンに来てくださる方の多くの方もおさむさんと同じ答えを返してくれます。

実は、声を張るために必要な事をしていないのに、「大きな声が出ない」や「声量が小さい」ということについて悩んでいるわけなんですね。

でも声を出すことについて考えたり教わったりする機会がないので、具体的に何をすれば声が大きくなるのか?とか、声量が増えるのか?ということを知りません。なのに「声を張る」とか「声量を増やす」と言う言葉はほとんどの方が使っています。

ところが言葉を使っている本人はそれがどういうことを意味しているかを知らないはずです。何をすればそれを実現できるかわからないのに、言葉だけを使っているはずです。ボイストレーナーやセミナー講師、発声指導者の中にもごくまれにそんな方がいるようなので注意してくださいね。

だからこそ、おさむさんは具体的になにをすればいいかわからず、ただなんとなく声を張ったり声量を増やしているつもりになっているんです。

そこで私は、おさむさんにはカラダの知識が役に立つはずだと考えました。声を大きく出すためには呼吸が大事ですが、息が出入りするのは肺なので、肺について理解することがおさむさんの役に立つと考えたのです。なぜ私がそう考えたかという理由は、おさむさんが声を出すときのカラダの使い方が教えてくれたからです。

だからおさむさんにこんな質問をしました。

おさむさんは、肺がどこにあるか知っていますか?

おさむさんの答えは胸元でした。

私の見立て通り、おさむさんはご自身の肺の大きさを実際よりも小さなものだと考えていたんですね。

実際には鎖骨の上まであります。もし健康診断や人間ドックでご自身のレントゲン画像を見る機会があったら確認してみてください。あなたが想像しているよりも、肺は遙かに大きいんです。

おさむさんにもご自身でカラダに触れながらその大きさを知ってもらいました。そしてその大きさを活用して息を出してもらったわけです。

たったそれだけなのに、いつも通り声を出したときと肺の大きさを活用して声を出したときでは明らかに声の大きさが違っていました。もちろんその変化におさむさんご自身も気付いていました。

たったこれだけのことなのに、おさむさんが悩んでいたことが解決するきっかけになりました。しかも変化したことは他にもあります。声が大きくなっただけではなく、それ以外にもいくつかの効果をもたらしてくれました。

それは、話している時のおさむさんの外見上の変化です。私は、おさむさんの立ち振る舞いに変化があった事に気づきました。いつも通りに話している時と比べて、自信や存在感が増していたんです。

発声器官の活動は副交感神経系が大きく関わっているので、実は当然の結果なんですよね。

なぜなら、カラダの構造を知るとカラダの使い方が変わりプロセスが変わります。そして、プロセスが変わると結果が変わります。おさむさんのように肺の大きさを知ってそれを活用するだけで、声が大きくなり、自信や存在感が増すわけです。

おさむさんの変化は、全く不思議なことではありません。起こるべくして起こることなんです。

ただ、このことを知らない人が多いんですよね。一般的なボイストレーナーやセミナー講師、発声指導者でも、このことを教えられない人はいますから注意してくださいね。

 

まとめ

今回のまとめです。

今回のまとめ

・呼吸を詳しく知ると発声が変わる
・声について悩んでいる人ほど、肺のことを知らない人
肺の大きさを活用することを意識するだけであなたの声は変わる

あなたの声は、あなたのカラダの使い方とあなたが考えていることの結果です。だから、心配したり不安なまま話すと心配や不安は声に反映されます。その声を聞いた相手はあなたの言葉とは別の情報を受け取ってしまいます。

そして、カラダの構造に反した使い方をするとわずかに生じた歪みや苦しさもあなたの声に反映されます。その声を聞いた相手はあなたが意図したメッセージとは違う情報を受け取ります。

そんなことが起きているなんて、私たちは気付いていないんです。

不安や緊張、心配をかかえたまま話すことで相手が言葉とは違うメッセージを受け取ったり、カラダの構造に反した使い方が声に影響を与え、相手があなたの意図したこととは違う情報を受け取っていることにあなたは気付いていないんです。

だから、ほんの少しだけでもカラダの使い方や思考の使い方を変えるだけで楽に声を出すことができたり自信を持って話すことができるようになるんです。あなたの意図したとおりのメッセージを相手に伝えることができるようになるんです。

もちろん歌や演技、プレゼンやセールストーク、コミュニケーションなど声を使ったあらゆる表現においても同じことが言えます。

ほんの少しの意識をするだけで、あなたの声は今日からでも変わります。

意識をするかしないかはあなたが決めることなので私にはどうすることもできませんが、もし意識をしたいのなら私は喜んでサポートをさせていただきます。

サポートが欲しくなったら気軽にLINEからメッセージをくださいね。

 

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