こんにちは。
ボイトレをさせないボイストレーナーのトクガワ です。

 

今回は「ゼッタイにやってはいけない発声法」の第5弾です。

今回テーマに取り上げるのは「膝をピンと伸ばすこと」です。

あなたが声を使ってパフォーマンスをするとき、どんな風にして脚を使っているでしょうか?

人前でプレゼンやお話をしたり、カラオケで歌を歌ったり、演技のセリフを口に出したり・・・、仕事でも日常生活でも、立って声を出す機会は山ほどあります。

そんなとき、あなたはどんな風に脚を使っていますか?

私がこんな質問をしているのは、ほとんどの方は特に何も意識していないからです。別に脚の使い方なんて考えなくても私たちは声を出すことはできますから、それでもいいと思います。

でもね、脚の使い方は声に大きな影響を与えるのです。

そして8割の方が、ご自身の脚で発声の邪魔をしながら声を出しているのです。

実はご自身の発声を邪魔するような脚の使い方をしているのに、それが習慣化しているので気付いていないんですね。

もちろん、それが悪いわけではありません。脚で発声の邪魔をしながらでも声を出すことはできるんです。

でも、その邪魔があなたの本来の発声能力や声の魅力を邪魔しているとしたら、その邪魔があなたの見た目の印象まで悪くしているとしたら・・・あなたはそのままにしておいてもいいと思いますか?

もしその邪魔がなくなったら、今以上にあなたの声の能力や魅力が発揮できると思いませんか?声に関するあなたの悩みが解決すると思いませんか?

 

この記事のポイント

・あなたは、自分で発声を邪魔している習慣に気付いていない
・「脚をどう使っているか?」はあなたの声や見た目に大きな影響を与える
・理想的な発声をするために必要なこととは?

 

 

「気をつけ」という呪縛

人前で挨拶したりプレゼンするとき、立って声を出すことが多いですよね。たまに座って話したりすることもありますが、たいていの場合は立って挨拶したりプレゼンしたりするはずです。

こんな時ですら、あなたはご自分の声の邪魔をしているんです。残念ながらそのことには気付いていないんです。

なぜなら、私たちは義務教育の過程で「気をつけ」という姿勢を習っていますよね?

小学校、中学校で散々教わってきたお陰で、「気をつけ」の姿勢がカラダの習慣として染みついているのです。

でね、あなたは知らず知らずのうちに「気をつけ」のポーズに近いことをやっているんですけれども、実はこのポーズがあなたの発声を邪魔しているって知っていますか?

「気をつけ」をするとあなたなのカラダではどんなことが起こっているかを考えていただくと、すぐにわかると思います。胸を張ったり、カラダをピンと伸ばすようにしたり、色々なことをやっているのですが、その動きがカラダを固めて、柔軟性や可動性を奪って、発声の邪魔をしているんです。

『声のトリセツ』でも過去に色んなケースを取り上げました。また、今読んでくださっている【シリーズ ゼッタイにやってはいけない発声法】で取り上げていることもすべて「気をつけ」の時に起きていることなんですよね。

そして、あなたは無意識で発声の邪魔をしていることに気がついていないんですね。発声の邪魔をしながら自己紹介をしたり、プレゼンをしたり、歌や演技のようなパフォーマンスをしているわけなんですよ。

そりゃ「上手く行かない」とか「大切な場面で失敗してしまう」わけですよ。あなたがあなた自身の邪魔をしていて、そのことに自覚がないんですから。

そして無自覚かつ無意識であなたがやっている「気をつけ」は、膝をピンと伸ばす動きも含まれているわけです。

私のレッスンに来てくださる方の実に9割の方は、膝をピンと張って立っていることに気付いていません。

当然、あなたも気付いていないですよね?

 

膝をピンと伸ばす習慣を放置すると起きること

膝をピンと伸ばすこと、つまり脚で起きていることは発声にどう影響を与えるかどうか分からない方が多いと思いますので解説しておきます。

発声というのは、その瞬間のカラダの使い方と思考の使い方の結果として生まれるものです。つまり、その瞬間のあなたのすべてを表しているものなんです。カラダの状態、健康状態、心理状態などさまざまなものが含まれています。

だから脚の使い方も声に影響を与えるわけなんです。その辺は骨と筋肉などのカラダの仕組みを考えていただければわかるはずです。(分からない方は個別にLINEで相談してください。お教えします。)

だから膝をピンと伸ばすことは、カラダを固める動きを助長させ、発声に関係する筋肉の動きを邪魔します。

そしてその邪魔がいつもあなたと共にあるわけです。

毎日毎日、発声の邪魔をしながら生活をしていて、毎日毎日、発声の邪魔をしながら人前で話したり、自己紹介やプレゼン、歌や演技などの表現をしています

これがどんなことを意味するかわかりますか?

あなたは、あなたの発声を邪魔する習慣を何度も繰り返しているんです。

言い換えると、繰り返し練習して、強化しているんです。

それがどんなことを意味するかは、あえて言いません。いわなくてもわかりますよね?放置してると絶対に良くないことが起きるって。

 

「膝をピンと伸ばすのをやめる」では解決しない

あなたが「別に今まで通り無意識でも声出せるし、わざわざ意識しなくてもいいんじゃない?」と思うなら私は何も言いません。ぜひそのまま続けてください。

でも、今まで通りの声の出し方ではなく、今までとは違った声の出し方をすればあなたの声が変わるのはもちろん、悩みが解決したり望みに近づいたりするのはお分かりいただけますよね?

今まで通りの使い方と同じことをしていれば今までと同じ結果にしかならないのは当然です。今までとは違う使い方をすることで今までとは違う結果になります。それが望んでいるものに近づくか、それとも違うものになるかはわかりませんが、あなたの悩みを解決したり、望みを叶えるには今までとは違う結果にならなくてはなりません。

だって、今までと同じ結果が出続けるということは、あなたの悩みは永遠に解決しないし、あなたの望みは永遠に叶いません。

ところが今までと違う使い方をすれば、つまり違うプロセスをたどればすぐにでも悩みが解決したり、望みが叶う可能性が高いのです。

特に9割の人は「脚が発声に関係している」なんて考えたこともないでしょうから、声が変わるのは当然なんですよね。

さて、今回のテーマである「膝をピンと伸ばすことが発声の邪魔をする」ということについて考えるとね、あなたは「解決策は膝をピンと張らなければいいんでしょ?」と思うかも知れません。

残念ながらその方法では失敗します。

なぜならあなたの発声の習慣にはすでに「声を出すときに膝をピンと伸ばす」ということが組み込まれていて、いつもそうやって声を出しているからです。

「膝をピンと張らない」と考えれば考えるほど、余計に膝をピンと張ってしまうんですよ。

あなたもこんな経験はありませんか?「緊張しないでおこう」と考えれば考えるほど緊張する「失敗しないでおこう」と考えれば考えるほど失敗してしまう、あなたもそんな経験を何度かしたことがあるはずです。その時と同じなのです。

「○○しないでおこう」という考えは自分に制約を設けることである一定のルールの中に縛り付けようとします。その思考がカラダを固めるような効果をもたらし、あなたのカラダ全体の動きを鈍くしてしまいます。より動きづらくしてしまうんですね。つまり、もっと膝をピンと張ってくれるわけです。

私のレッスンに来てくださった方ともこんなやりとりを何度もしていますけど、「膝をピンとはらない」をやってもらうと9割の方が「余計にピンとなった気がします・・・」と仰います。

そんなとき私がお渡ししていることは「膝をほんの少しだけ曲げて緩めてあげる」です。

「○○しないでおこう」と自分で自分を縛り付けるのではなく、具体的にどうするのかを考えることで結果は大きく変わります

そして、膝をほんの少し曲げることで、カラダのバランスが変わるので、股関節や足首もほんの少し曲がります。股関節や足首が曲がらなければカラダはバランスを維持できずに倒れてしまいますからね。

信じられない方は、これからお伝えすることを試してみてください。でも先に行っておきますが、怪我しないように注意してくださいね。これからお伝えすることを試して怪我をされたとしても、私は責任を持てませんので自己責任でお願いしますm(__)m

試して欲しいのは「足首と股関節を絶対に曲げずに膝だけとほんの少し曲げる」ということです。私たちのカラダはほんの少し膝を曲げただけで後ろに倒れます。よっぽど足首と股関節を固定しない限り、カラダは勝手にバランスを取ろうとするので足首と股関節を曲げようとします。もし膝だけを曲げようとしても倒れなかったとしたら、それはあなたが「足首と股関節を曲げない」と思うよりもよりもはるかに強い指令が脳からあなたの足首と股関節に送られていて、バランスを取るために足首と股関節を曲げているからです。

こんな風に膝をほんの少し曲げると、股関節と足首も連動してほんの少し曲がります。その状態で声を出してみてください。きっと違いを感じるはずです。

私のレッスンではこんな風な違いを感じる方が多いですよ。

・ラクに声が出せるようになった
・力を入れていないのに大きな声が出た
・より自由に表現ができるようになった
・無駄な力が抜けた
・喉の力みがとれた

膝をほんの少し曲げるだけでこんな違いを体験されている方がたくさんいます。もちろんここに挙げたのはあくまで一例です。あなたも同じ体験をするかもしれませんし、違う体験をするかも知れません。

でもそれはあなたが今までやっていた発声では決して体験できなかったことに違いありません。もちろん、今まで通りの発声をこれから先も続けていたとしたら、一生かかっても体験できないことです。

だから私は声を大にして言いたいんです。「発声はカラダ全体で行われている」と。

 

膝をピンとするのやめるだけで自由にラクな発声ができる

それでもあなたは「発声はカラダ全体で行われている」ことを信じていないかも知れません。もしかするとあなたがこれまでに習った発声やボイトレ、もしくはインターネットで調べて手に入れた情報の9割が喉や発声法についての情報でしょう。

もし喉や発声法だけで声が作られるとしたら、すでにあなたの悩みは解決しているでしょうし、あなたが望んでいることはすでに達成できているはずです。でもこうしてあなたが私のサイトにたどり着いたということはまだあなたの悩みは解決していないはずです。望みは達成できていないはずです。

なぜなら、声は喉や発声法だけでどうこうできるものじゃないからです。発声はカラダ全体で行われているからです。

その理由を示すために、ある方とのレッスンのエピソードを紹介しておきますね。

40代の会計士さん(仮名:政則さん)がレッスンに来てくださった時のことでした。

 

トクガワ
はじめまして、トクガワです。
今日はレッスンにお越しいただきありがとうございます。

 

政則さん
どうも、政則と申します。

 

トクガワ
よろしくお願いします。

 

政則さん
よろしくお願いします。

 

トクガワ
早速なんですが、もしよかったら政則さんが私のレッスンに興味を持って、来てくださったのはどうしてか教えていただけませんか?声について興味のあることや、悩んでいること、困っていることなど、どんなことでも構いませんよ。

 

政則さん
仕事上、プレゼンをする機会が多いんですがいつも同僚やメンバーから「緊張してるよね」と言われます。ところが、私は全く緊張していないんです。もしかしたら声の出し方が関係しているのかと思い、トクガワさんのレッスンを見つけてお邪魔しました。

 

トクガワ
ありがとうございます。政則さんは全く緊張していないのに、政則さんがプレゼンしているのを見ている同僚の方やメンバーの方から「緊張してるよね」と言われているんですね。

 

政則さん
そうです。

 

トクガワ
そして、政則さんは声の出し方が原因で「緊張しているようにみえている」かもしれないとお考えなのですね。

 

政則さん
はい、そうです。

 

トクガワ
ありがとうございます。お話してくださったお陰で、政則さんが私のレッスンに期待されていることがわかりました。

 

政則さん
解決のためのヒントやきっかけをもらえればと思っています。

 

トクガワ
わかりました。
それでは、政則さんがどんな風にプレゼンをしているのか見せていただきたいので、少しお話してもらうことはできますか?

 

政則さん
どんなことを話せばいいですか?

 

トクガワ
もし最近されたプレゼンの内容を覚えてらっしゃったらその内容で構いませんよ。

 

政則さん
はっきりと内容を覚えいてるわけではないのでできるかどうかわかりませんが・・・

 

トクガワ
それで構いませんよ。私の仕事は政則さんが話している内容を評価するではなくて、政則さんがどんな風にカラダや思考を使っているのかをただ知りたいだけなので、いつも通りに話してくれるだけでいいです。

 

政則さん
わかりました。

 

トクガワ
少し時間を取っていただいても構いませんので、準備ができたら始めてくださいね。

 

政則さん
わかりました。

 

トクガワ
・・・

 

政則さん
・・・(考え中)

 

トクガワ
・・・

 

政則さん
・・・準備できました。

 

トクガワ
ありがとうございます。ではお願いします。

 

政則さん
みなさん、こんにちは。今日はお忙しい中お集まりいただきありがとうございます。今日皆さんにお集まりいただいたのは、私がこれからお伝えすることをぜひ知っていただき、皆さんの会社でも活用していただきたいことをお話したいと思います。

 

トクガワ
はい。ありがとうございます。
今、お話してみて何か気付いたことはありますか?例えば、いつも通りできたな、とか、いつもより緊張したな、とか声は出ているな・出ていないな、カラダのことや心理状態など、気付いたことなら何でもいいですよ。

 

政則さん
そうですね、初めてお会いした方の前で急に話すのは少し緊張はしますが、プレゼンの時も同じですし、いつもはもっと人がたくさんいるので特に緊張はしないですね。

 

トクガワ
ありがとうございます。いつもと同じようにプレゼンできたということですね?

 

政則さん
はい、そうですね。

 

トクガワ
先ほど伺ったお話ですと、今のように政則さんがいつものようにプレゼンしているのに、メンバーからは「緊張しているようにみえる」と言われるわけですね?

 

政則さん
そうです。「緊張しすぎだからなんとかならないか?」とも言われます。

 

トクガワ
ところが政則さんご自身としては緊張はしていないわけですよね?

 

政則さん
はい、そうなんです。なのでボイストレーニングにも行ってみたのですが、全く役に立たなかったのでどうしたものかと思って・・・。そんなときにトクガワさんのレッスンを見つけたので申し込みました。

 

トクガワ
ありがとうございます。いくつか提案したいことはあるのですが、その前にいくつか質問させていただいてもいいですか?

 

政則さん
はい、どうぞ。

 

トクガワ
まず1つめの質問なのですが、今プレゼンをしているときに声を出していただきましたけど、息苦しさや窮屈さ、あまり声が出ていないなと感じることがありましたか?

 

政則さん
いえ、特にありません。いつもと同じです。

 

トクガワ
ありがとうございます。では2つめの質問です。
今お話していただいているとき、どんなことでもいいのですが特に意識していることがあったら教えてください。

 

政則さん
そうですね・・・これと言ってありません。あえて言うなら、どうすればメンバーに緊張しているように見えないようにどうやったらいいか?ですね。

 

トクガワ
ありがとうございます。もう一つだけお伺いします。
今お話しているとき、政則さんは下半身、特に脚をどのように使っていましたか?

 

政則さん
脚ですか?何も意識していませんでした。

 

トクガワ
ありがとうございます。
9割の方は声を出すときに脚については何も意識していない人が多いんです。

 

政則さん
発声に関係ないんじゃないですか?

 

トクガワ
みなさんそう思ってらっしゃるのですが、実は違うんです。脚も発声に関係しています。
なぜなら声を出すことはカラダ全体で行われていることですからね。

 

政則さん
そうなんですか?上半身だけだと思っていました。

 

トクガワ
そうですよね。政則さんがそう考えていて当然だと思います。発声や話し方について指導されている方のほとんどが、上半身だけで何かさせようとしていますからね。

 

政則さん
でも声を出すときに脚をどう使えばいいんでしょうか?

 

トクガワ
気になりますよね?

 

政則さん
はい、気になります。

 

トクガワ
特別なことをする必要はありません。ただ、ほんの少し膝を曲げてみてください。

 

政則さん
こうですか?(政則さん、膝を曲げる)

 

トクガワ
あ、それだと曲げすぎですね。ほんの少しでいいんです。

 

政則さん
このくらいですか?(政則さん、直立の状態からほんの少しだけ膝を曲げる)

 

トクガワ
そうです!そのくらいです。いいですね。
膝をほんの少し曲げる前と比べて、何か違いを感じたりしますか?

 

政則さん
さっきよりも「立ってる」という感じがします。

 

トクガワ
いいですね。窮屈なところとかはあったりしますか?

 

政則さん
足首のあたりが少し窮屈な気がします。

 

トクガワ
わかりました。では、元の状態に戻ってみてください。
そしてまた膝をほんの少しだけ曲げてもらいたいのですが、その時、膝を曲げると同時に足首と股関節も曲げたくなったら一緒にほんの少しだけ曲げてもいいですよ。

 

政則さん
こうですか・・・?

 

トクガワ
そうですね。これはさっきの膝だけを曲げたときと比べてどうですか?

 

政則さん
さっきよりもラクになりました。それからまたさっきよりも「立ってる」という感じが強くなりました。

 

トクガワ
ありがとうございます。
ではそこからプレゼンを初めて見てください。

 

政則さん
はい・・・みなさん、こんにちは。
おぉ!声が出しやすくなりました。

 

トクガワ
いいですね。私も政則さんの声がさっきと違うことに気付きました。

 

政則さん
このまま続けてもいいですか?

 

トクガワ
もちろんです。どうぞ。

 

政則さん
みなさん、こんにちは。今日はお忙しい中お集まりいただきありがとうございます。今日皆さんにお集まりいただいたのは、私がこれからお伝えすることをぜひ知っていただき、皆さんの会社でも活用していただきたいことをお話したいと思います。

 

トクガワ
はい、ありがとうございます。どうでしたか?

 

政則さん
さっきと比べてものすごく声が出しやすくなりました。
膝をほんの少し曲げただけなのに・・・不思議です。

 

トクガワ
そうですよね。実はさっきまでの政則さんは、膝をピンと張って立っていたわけですね。私はそれが発声の邪魔をしてると考えたんです。そして膝をほんの少しだけ曲げてみることで、政則さんがご自身で発声の邪魔をしていることを取り除いてみました。
だから声が出しやすくなったんですね。

 

政則さん
そういうことですか。これがトクガワさんが仰っていた「声を出すことはカラダ全体で行われている」ということですね。

 

トクガワ
はい、その通りです。声を出すことはカラダ全体で行われていることなので、当然膝をどうやって使っているかも影響を与えるわけです。実際、呼吸も変わったんじゃないですか?

 

政則さん
あ、言われてみればそうです。さっきよりもラクに呼吸が出来るようになりました。

 

トクガワ
膝をほんの少し曲げたことで、政則さんがご自身で発声の邪魔をしていたことを取り除くことができました。それは声が出しやすくなったり呼吸がラクになった以外にも、見た目の変化も起こしているんですけど、気付いていましたか?

 

政則さん
いえ、全くわかりません。

 

トクガワ
では鏡を見ながら短めでいいのでもう一度お話してみてもらえますか?

 

政則さん
みなさん、こんにちは。今日はお忙しい中お集まりいただきありがとうございます。今日皆さんにお集まりいただいたのは・・・

 

トクガワ
ありがとうございます。どうでしょうか?

 

政則さん
よくわからないです。

 

トクガワ
では、さっきまでやっていたように、膝をピンと張った以前のやり方で同じ事を話してみてもらえますか?

 

政則さん
みなさん、こんにちは。今日はお忙しい中お集まりいただきありがとうございます。今日皆さんにお集まりいただいたのは・・・あ、こういうことですか!

 

トクガワ
何か気付きましたか?

 

政則さん
さっきと比較して見ると、膝をピンと張ると下半身が硬直しているように見えます。

 

トクガワ
そうですね。いいところに気がつきましたね。

 

政則さん
もう一度膝を曲げてやってみてもいいですか?

 

トクガワ
もちろんです。

 

政則さん
みなさん、こんにちは。今日はお忙しい中お集まりいただきありがとうございます。今日皆さんにお集まりいただいたのは・・・これはボイストレーニングじゃ絶対に見抜けないですね!

 

トクガワ
膝をピンとしている時とほんの少し曲げているときでは、どんな違いに気付かれましたか?

 

政則さん
トクガワさんが仰っていたとおり、見た目が全く違いますね。膝をピンとしている時は下半身を硬直させて上半身だけで話しているようですし、その硬直が固い雰囲気を生み出している気がしました。でもほんの少し曲げて話すと、下半身の硬い雰囲気がなくなり、カラダ全体で声を出せているような気がします。実際に声を出すのもラクなんですが、緊張しているように見えないです。

 

トクガワ
素晴らしい気づきですね。私もそう思っていました。
おそらく、同僚の方やメンバーの方が「緊張しているように見える」と仰るのは、政則さんの外見からそんな印象を受け取ったんだと思うんです。そして膝をほんの少し曲げることでその印象ががらりと変わりました。

 

政則さん
これは声も変わるし存在感も変わりますね。存在感が増したというか・・・そういうことか・・・・ボイトレでは絶対にわからないわけだ。

 

トクガワ
もし政則さんが通われたボイストレーニングが、声だけに注目して発声練習や音域のトレーニングなどをするものなら、絶対に今回のような変化は訪れないでしょうね。

 

政則さん
よくわかりました。これは一般的なレッスンで教えてくれないですね。

 

トクガワ
そう言っていただけてとても嬉しいです。今回お渡ししたアイディアは今後も活用できそうですか?

 

政則さん
はい。ぜひ活用してみます。ありがとうございました

 

トクガワ
はい。ありがとうございました。

 

膝をほんの少し曲げるだけで政則さんはこんな変化を体験しました
・声を出しやすくなった
・呼吸がラクになった
・「緊張しているように見える」原因が解決できた
・存在感が増した

膝をほんの少し曲げただけなのに、なぜこんな劇的な変化が起こるのか?

それは政則さんがご自身で邪魔をしていたことを取り除いたから政則さんの本来の能力や魅力が引き出されただけなのです。

 

カラダのデザインを理解しなければ、悩みは解決しない

私たちは毎日自分のカラダの邪魔をしながら生活をしています。発声や呼吸など私たちが生まれ持った機能や能力を邪魔しながら生活をしているんです。電車の中でスマートフォンに夢中になっている人のカラダの使い方を見ると、それは一目瞭然。

毎日そうやって自分の機能や能力を邪魔するようなことを繰り返して、一体何がしたいんだろう?と思ってしまいます。まぁ、そのことに気付いていないので仕方ないんでしょうけどね。

スマホに夢中になることは別に悪いことではないと思いますが、その間のあなたのカラダの使い方が、長期的な視点で見ると声や呼吸、その他のカラダの機能や能力を少しずつ悪化させているだけのお話です。気づいた時にはもう手遅れでしょうけど。

だからこそ日常生活でのカラダの使い方は本当に大切です。あなたが身につけたカラダの使い方の習慣は、あなたが気付かないうちに色んな状況で顔を出します。政則さんのように人前でプレゼンをしているときに、自分が意図しないことを起こしてしまうんです。

実際、政則さんのカラダの使い方が原因で周囲の人は「緊張している」という印象を受け取っていました。政則さん自身は全く緊張していなかったのに。

これがどういうことを意味するかわかりますか?

あなたの意図に反して周囲の人が受け取る印象やメッセージなどが変わってしまうと言うことなんです。

もしあなたが声やコミュニケーションにおける悩みがあるなら、それはあなたのカラダの使い方の習慣が原因となっている場合があります。そして、それはボイストレーニングや発声練習では解決しません。

毎日の日常生活の中でカラダの使い方を変え、あなた本来のカラダの機能や能力を邪魔していることを取り除いていき、本来の魅力を引き出すことをしなければ、あなたの悩みは永遠に解決しないんです。

そのために必要な事が、カラダのデザインについて知ること、つまりあなた自身のカラダの構造についての知識を手に入れることなんです。

「たったそれだけのことで悩みが解決するの?」と思うかも知れませんが、実際に政則さんはカラダの構造を知るだけで変化しましたよね。

膝をピンと伸ばすことで政則さんのカラダにはどんな邪魔が起こるかを説明するにはまだまだ長くなってしまいそうなので割愛します。またもう一つの理由もあって、膝をピンと伸ばすことでカラダにどんな悪影響を与えるかはあえて解説しません。

その理由は後ほどお伝えします。

 

まとめ

それでは、今回のまとめです。

今回のまとめ

ゼッタイにやってはいけない発声法 その5
「膝をピンと伸ばす」

・声を出すとき、膝をピンと伸ばすクセが発声の邪魔をする
・「脚をどう使っているか?」はあなたの声や見た目に大きな影響を与える
悩みを解決するにはカラダの構造について知る必要がある

今回の記事ではあえて触れなかったことがあります。

それは膝をピンと伸ばすことで政則さんのカラダで起きていたこと、つまり膝をピンと伸ばすことでなぜ発声を邪魔するようなことが起こるか?です。

それを説明しなかったのには理由があります。その情報はあなたには必要のない情報だからです。膝をピンと伸ばすことでどんな発声の邪魔をしているかをお伝えしてしまうと、きっとあなたは「それをしないようにすること」を意識してしまうあまり、新たな発声の邪魔を引き起こしてしまうからです。

つまり、その理由をあなたが知ってしまうと、あなたは100%間違った方向で活用してしまうからです。

実際のレッスンでは、カラダの使い方を通じてその変化を体験していただけるので誤解なくお伝えできるのですが、文字だけとなるとどうしてもそうはいきません。私が意図していることとは全く正反対の解釈をされてしまっては、あなたの声の本来の魅力を引き出すことはおろか、さらにあなた自身で邪魔を悪化させたり、新たな発声の邪魔を生み出してしまいます。

だから今回は、膝をピンと伸ばすことで政則さんのカラダにはどんなことが起きていて、なぜそれが発声の邪魔に繋がるのかについては割愛しました。

もっと詳しいお話が聞きたい方はぜひ体験レッスンに来てください。

政則さんが体験したことと同じ事を、あなたも体験できますよ。

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