話していると息が続かない、だんだん声が枯れてしまう男性とのレッスン
男性の社会人、おさむさん(仮名)がレッスンに来てくださったときのことです。

おさむさんは、こんな悩みや望みを持っていました。
・人前で話す機会が多い
・話している内に息が続かなくなる
・次第に声が枯れてきてしまう

おさむさん
仕事上、人前で話す機会が多いのですが話しているうちに息が続かなくなってしまうんです。
でも、話し続けなきゃいけない状況なので、そのまま話し続けるのですが、だんだんと声を出すのが疲れてきてしまいます。

トクガワ
その状況というのはセミナーやプレゼンなどでお話したりするんでしょうか?

おさむさん
そうなんです。大きな声を使って長時間話すことが多いんですけど、いつも声が枯れてしまって・・・

トクガワ
そうですか。人前ではなしているときにどんなことを考えたり意識していますか?

おさむさん
ずいぶん前にボイストレーニングに行っていたことがあるのですが、そこで「横隔膜を意識して使う」と教わったので、横隔膜を意識しながら話しています。

トクガワ
なるほど。では一度、いつものようにお話してみてもらえますか?

おさむさん
えっと、どんなことを話せば良いでしょうか?

トクガワ
いつもプレゼンするときに自己紹介とかされていますよね?

おさむさん
はい。

トクガワ
自己紹介のところのはじめの部分をやってみてもらえますか?

おさむさん
わかりました・・・、
皆さん!こんにちは!今日はお忙しい中お越しいただきありがとうございます!私は○○会社の山田です!生まれは・・・

トクガワ
はい、ありがとうございます。今も横隔膜は意識されていましたか?

おさむさん
はい。セミナーで話すときはいつも意識しています。

トクガワ
息を吸う時も、声を出すときもですか?

おさむさん
はい。

トクガワ
そうですか・・・もう一つお聞きしたいのですが、いつもこんな感じで話し始めて、しばらくすると声が枯れてしまったり疲れを感じたりするんですか?

おさむさん
はい。出だしの方は快調なのですが、10分とか15分もするとだんだんと疲れてくるのでなんとかごまかしながら最後まで続けています。

トクガワ
今も、いつものように快調でしたか?

おさむさん
いきなりだったので少し緊張していたせいもあるかと思うんですけど、概ねいつもに近かったと思います。

トクガワ
わかりました。ではもう一度同じ内容をお話してみてもらいたいのですが、今度は私がこれから提案することをやりながら自己紹介の部分をやってみてもらいたいのです。

おさむさん
はい、わかりました。

トクガワ
私からの提案なんですが、声を出すときに横隔膜を意識するかわりに、息が上方向に押し出されることを意識してみてください。

おさむさん
息が上方向に・・・どういうことですか?

トクガワ
私たちのカラダにおいて息は肺に出入りしています。肺から息が出て行く時の方向を思って欲しいのです。

おさむさん
思うだけですか?

トクガワ
はい、息は肺から上方向に出て行くというのを思うだけでいいのでやってみてください。

おさむさん
・・・わかりました。
皆さん、こんにちは!今日はお忙しい中お越しいただきありがとうございます!私は○○会社の山田です。
あ、やりやすい。

トクガワ
気づくのが早いですね。

おさむさん
いつもよりそんなに力が入っていないようにも感じますし、これなら長い時間話してもいつもみたいに疲れないかもしれません。

トクガワ
素晴らしい気づきですね。

おさむさん
トクガワさんに言われたとおり、息は肺から上方向に出ていくということを思っただけなんですが、それだけでこんなに効果があるんですね。

トクガワ
すべての人に同じ効果があるわけではありませんが、おさむさんの場合は効果があったということですね。

おさむさん
他の人には効果がない場合もあるのですか?

トクガワ
もちろんです。身体の使い方や習慣というのは人によって違いますからね。
おさむさんの場合は、「息が肺から上方向にでていくと思うこと」で横隔膜の動きの邪魔をしなくなったからだと考えています。

おさむさん
横隔膜の邪魔をしなくなった?・・・ということは私は今まで邪魔をしていたと言うことですか?

トクガワ
あくまで私の推測ですけどね。声を出すとき、つまり息を吐く時にもおさむさんは横隔膜を意識していましたよね。

おさむさん
はい、そうです。ボイトレの先生にそう教わったので。

トクガワ
私はその「横隔膜を意識する」ことが邪魔する事に繋がっていたんじゃないかと考えたんです。それを起こさせないために、他のことを意識してもらいました。
それが「息が肺から上方向にでていくと思うこと」です。そうすると今までと違いがありましたよね?

おさむさん
はい、確かに違いました。

トクガワ
その違いはおさむさんにとっていいものですか?良くないものですか?

おさむさん
いいものです。

トクガワ
では、この方法は役に立ったと言うことですね。

おさむさん
もう少し解説して欲しいです。なぜ「思うだけ」でこんな違いが起きるんですか?

トクガワ
それはおさむさんがご自身のカラダに明確な指示を送ったからです。

おさむさん
明確な指示・・・?

トクガワ
私はディレクションといったりもしますが、意図的かつ明確なカラダの使い方を考え、その通りに使ったということですね。

おさむさん
意図的かつ明確・・・

トクガワ
はい。私たちは日々のあらゆる動作を習慣で行うことができるような機能があります。例えば、自転車に乗ることを考えてみてください。おさむさんは自転車に乗れますか?

おさむさん
はい、乗れます。

トクガワ
では生まれて初めて自転車に乗ったときのことは覚えていますか?

おさむさん
えっと・・・幼稚園くらいのときかな?

トクガワ
その時は補助輪をつけていましたか?

おさむさん
はい。つけていました。

トクガワ
そこから補助輪なしで乗れるようになったわけですよね?そのことを思い出してみてください。

おさむさん
えっと・・・まずは片方の補助輪を外して、しばらくそれになれたらもう一つを外しました。でも何度も転んで・・・何度も練習して補助輪なしで乗れるようになりました。

トクガワ
そうですよね。両方の補助輪を外したとき、バランスをうまくとれなかったりして何度も転んだはずなんです。そこから転ばないためのバランスの取り方など、本当に瞬時に反応できるようにカラダが学んでいったんです。そしてその反応ができるようになって補助輪無しでものることができるようになるんですね。

おさむさん
それが習慣というものですか?

トクガワ
これはあくまで一例に過ぎませんが、ある動きや体験を通じて獲得したことは、その後は特に意識せずともできるようになっているんですね。今、おさむさんが自転車に乗るときはバランスの取り方とかを考える必要はないですよね?

おさむさん
たしかにそうですね。考えなくても自然にやっているというか・・・

トクガワ
それと同じで声を出すこともこれまでに獲得した習慣で行われているんです。

おさむさん
うーん・・・声を出すことを誰かに教わったわけではないと思うのですが・・・

トクガワ
そうですね。私たち人間が持っている機能の一つなので、生まれて最初の発声は「おぎゃー」ですね。その時に持っていた発声の機能というのが、実はその後の人生の色んな他の習慣の影響を受けているんですね。そして気づかないくらいほんの少しづつ変化している。

おさむさん
成長とか、人生経験とかの影響も受けるわけですね。

トクガワ
はい、その通りです。でも残念ながら良くない影響ばかり受けるのです。

おさむさん
良くない影響?

トクガワ
学校で「気をつけ」をしたり、先生に「背筋を伸ばしない」と言われるのをはじめ、胸を張る、お腹を意識するとか、ありとあらゆる影響を受けているのです。

おさむさん
それを通じて気づかないくらいゆっくりと悪くなっているということですか?

トクガワ
はい、その通りです。日常生活でも声を使いますし、その繰り返しなので特に何もしなくても悪くなっていくしかないんですね。

おさむさん
ではどうすればいいんでしょか?

トクガワ
それを今さっきおさむさんがやりましたよ。

おさむさん
何かしましたか?

トクガワ
意図的かつ明確な使い方を考えて、それを実行したじゃないですか。

おさむさん
それにどんな効果があるんですか?

トクガワ
意図的かつ明確な使い方を考えて、それを実行することが、気づかない速度で日々私たちの声の機能を悪化させている習慣をさせないための方法なのです。

おさむさん
たったそれだけでいいんですか?

トクガワ
そうですけど、その「たったそれだけ」を邪魔するのも習慣なんですね。

おさむさん
そんなに難しいものじゃないような気がしますけど・・・

トクガワ
今、私と一緒にやってみましたし、この場は何が起きても安全な場なのでそう思うかも知れません。でも現実はそういうわけではありませんよね?
お仕事で人前で話す時、さまざまな刺激がやってきます。仕事仲間からの指示、聞いている人の反応、時間、話す内容、進行スケジュールなど上げればキリがないくらい刺激はあります。そしてそれにすぐ反応しなければならないわけです。
そんな状況で、今日みたいに落ち着いて意図的かつ明確に使い方を考えてできると思いますか?

おさむさん
うーん、それには練習が必要だと思います。

トクガワ
そうですね。いざというとき、私たちは失敗やミスをしないようにこれまでの習慣通りに動こうとします。新しいことや違ったことをしようとは考えないんですね。
だからこうして私と一緒に安全に練習できる環境で、おさむさんにとっての新しい習慣を作っていく場が必要な訳なんです。

おさむさん
なるほど・・・と言うことは私にもまだまだ練習が必要ですね。

トクガワ
そうですね。でもその練習の中で本質をつかむことができれば、日常生活すら練習の場にできるようになります。そして、状況に応じた意図的かつ明確な使い方を自分で考えることができるようになります。

おさむさん
ということは、練習すればするほど対応力は上がっていくわけですね。

トクガワ
そうとも言えますね。これに価値を感じるか感じないかは人それぞれです。正直にいうと、これを知らなくても生きていけると思います。

おさむさん
ここまでの話を聞くと、知っておいた方が確実に人生で得をすると思いましたよ?

トクガワ
その通りです。なのでおさむさんにもぜひ私がお伝えしていることの本質をつかんでいただきたいなと考えています。

おさむさん
はい、わかりました!

トクガワ
では、今度は私は何もいいませんので、先ほどやってみた提案をもう一度おさむさんご自身でやってみましょうか。

おさむさん
はい!お願いします!

今回のレッスンについての解説はこちら

あわせて読んでおくと更に効果的です!

 

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