人の身体が持つ協調作用を最大限に高めるにはボディマッピングが有効です。
何か新しいことをするとき、マニュアルはあなたにとっての道標になりますよね?
最初はマニュアルに沿って動きますが、いずれマニュアルがなくてもそのようにできるようになります。
それは脳内で髄鞘化され、その動きに必要な回路が形成されたから。
(髄鞘化についてはまた日を改めて)

身体に協調作用が働くときにもマニュアルがあった方が、よりスムーズに作用するのではないでしょうか。
そのマニュアルは、あなたが身体の仕組みを理解していることだと思います。
ここでいうマニュアルとは、どこに何があって、この動作の時はどの筋肉が動いている、というのをあなたの身体のどこで行われているかを知ること。
これを「ボディマッピング」といいます。

ここで気をつけて欲しいのが、「ボディマッピングは絶対的な正解ではない」こと。
あくまでも身体についての事実です。

この認識を間違ったままボディマッピングを深めていくと、自分の身体がその通りに動いているのかどうかに意識が向かい、パフォーマーとして機能しなくなります。(『人はなぜ正しくあろうとするのだろう?』参照)

ではどうするか。
ボディマッピングの通りに動かすだけです。

おっと、わかりにくいですね。
もう少し掘り下げましょうか。

マッピングの通りに「動いているかどうか」ではなく「動かす」のです。

そう。動かすだけ。
こんな風に動かそうと思ったらそのように動かすだけでいいんです。
心配しなくても大丈夫。
あなたの身体はそのように動きます。チェックする必要はありません。

チェックしようとすると、他のことが邪魔して、たいがいは思った通りに動いていません。
そもそもあなたはチェックするために、正しい動かし方をするために動いているのではないですよね?
動かしたいから動かしているんですよね?
でしたらそこにチェックすることは必要でしょうか?
私は必要ないと思います。
(チェックするために動くならまた別のお話です。ただそんなに意味はないと思います。なぜかは後述)

ボディマッピングができるようになると、動きの精度が上がります。
それだけでなく、今まで「何となく重たいな」と感じていた動作でも、軽くなったように感じます。
それもそのはず、今まであなたがとっていた動きは、人体構造のどこかに反している部分があったからです。

動くべき部分を動かす。
人間の構造上、動きやすい動きと動きにくい動きがあります。
当然、前者の方が最小の力ですみますから、動きもダイナミックになり、身体に蓄積される負担も少なくなります。

そしていつしか、自分が思っていた通りの動きをしていないことに気がつくことができるようになります。(それなりの学びは必要ですが)
だからチェックするということは不要なのです。
チェックしなくてもあなたは気づくことができるようになるのです。

今後、ボディマッピングについていろんな部位を取り上げていきますので、一緒に詳しく学んでいきましょう。

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