企業研修やミーティングの斡旋をしている会社にお勤めのおさむさん(仮名)は、仕事上、参加者の方に向けて話す機会が多いのですが、ご自身は声が小さくて悩んでらっしゃる方でした。

そんなおさむさんがレッスンに来てくださったときのことです。

おさむさんは、こんな悩みや望みを持っていました。
・声が小さいので聞き返されることが多い
・話すのは好きだが、聞き取ってもらえないのが辛い
・そのため居酒屋など騒がしい場所を避けている

トクガワ
こんにちは、トクガワです。今日はよろしくお願いします。

おさむさん
こんにちは。おさむといいます。よろしくお願いします。

トクガワ
今日は私のレッスンに来てくださってありがとうございます。私のレッスンは一方的に知識を押しつけるようなものではなくて、受講生の方が気になっていることや悩んでいること、望んでいることをテーマにレッスンをしています。
今日、おさむさんがこうしてレッスンに来てくださったと言うことは、おさむさんが気にになっていることや望んでいることがあると思うのですが、良かったら教えてもらえませんか?

おさむさん
わかりました・・・私は企業研修やミーティングの斡旋をしている会社に勤めていて、人前で話す機会が多いんです。話すことは嫌いじゃないし、苦手というわけではないのですが、声が小さいせいで聞き返されることが多くて・・・

トクガワ
教えてくださってありがとうございます。人前で話すことには困っていないわけですね。声が小さいせいで聞き返されることが多くて、それをなんとかしたいと思っておられるわけですね。

おさむさん
はい、そうです。話すことはどちらかと言えば好きな方なんですが、声が小さくて周りが騒がしいと相手に聞き取ってもらえないことが多くて・・・それが辛いので、できるだけ騒がしい場を避けるようにしています。

トクガワ
騒がしい場所を避けるようにしているんですね。例えばどんな状況を避けていますか?

おさむさん
ガヤガヤしている居酒屋とかです。

トクガワ
そうですか。騒がしい居酒屋には行くのを、意識的に避けてしまっているわけですね。

おさむさん
そうなんです。話すのは好きな方なんですが、聞き返されるのが申し訳なくて・・・

トクガワ
教えてくださってありがとうございます。では、そのことをテーマにしてレッスンをしてみませんか?

おさむさん
えっと、そんなことで大丈夫なんでしょうか?

トクガワ
もちろんです。今、おさむさんは困っていることや望んでいることがあるわけですよね。困っていることを解決したり、望んでいることを実現するためのヒントやアイディアをお渡ししていくのが私のレッスンです。だからおさむさんが望んでいることを扱う方が、おさむさんにとってもたくさん学べるレッスンになると考えています。

おさむさん
でしたら、お願いします。

トクガワ
はい、もちろんです。もし他のテーマや具体的な状況を扱いたかったら、遠慮なく教えてくださいね。

おさむさん
でしたら、遠くの人に向けて話すというのをやってみたいです。

トクガワ
はい、もちろんです。遠くの人に向けて話すことについて、何か気になっていることとかありますか?

おさむさん
多くの人に向かって話している時、後ろの人にまで聞こえているのかがどうしても心配になってしまうんです。気にしながら話していると、「聞こえません」と言われたりしてしまいます。

トクガワ
後ろにいる人におさむさんの声が聞こえているかどうかを気にしていると、「聞こえません」と聞き返されてしまうわけですね。

おさむさん
はい。そうするとより焦ってしまって・・・

トクガワ
わかりました。ではその状況をテーマにレッスンしてみましょうか。

おさむさん
はい、お願いします。

トクガワ
では、私はこのスタジオの中でおさむさんから一番遠くに離れますので、私に向かって話してみてください。今は私だけしかいませんが、実際には他にも何人かの人がいるはずなので、それをイメージしながらやってみましょうか。

おさむさん
はい、お願いします。

トクガワ
では、おさむさんの準備ができたらいつでも始めてくださいね。

おさむさん
はい、わかりました。

トクガワ
・・・(おさむさんから離れて部屋の端に行く)

おさむさん
今日はお集まり頂きありがとうございます。これから本日のスケジュールをご案内させていただきます。

トクガワ
はい、ありがとうございます。今、遠くの人に話しかけてみてもらいましたがどんなことを感じましたか?

おさむさん
どんなことを感じたか・・・ですか?

トクガワ
はい。「いつもと同じだった」、「いつもより声が出ていなかった」、「割とうまくできた」とかどんなことでもいいです。正解や不正解を探しているわけではなくて、今おさむさんがお話しされて、どんなことを感じたり気付いたりしたかを教えてもらえませんか?

おさむさん
そういうことなら・・・いつもと同じような感じでしたけど、ちょっと緊張していたような気がします。

トクガワ
ありがとうございます。いつもと同じような感じだったけど、ちょっと緊張されていたということですね。声の大きさについてはどうでしたか?

おさむさん
そうですね、緊張していたせいかいつもより少し小さいような気がしました。

トクガワ
ありがとうございます。あと呼吸について何か気付いたことがありますか?

おさむさん
呼吸ですか・・・特に何もないです。

トクガワ
わかりました。ありがとうございます。

おさむさん
すみません。

トクガワ
いえいえ、謝る必要はないですよ。おさむさんがそう感じただけで、そこに正解も不正解もありませんし、良い・悪いもありませんから。全く気にしないでください。

おさむさん
そうですか?ならよかったです。

トクガワ
私たちはこうやって自分に×をつける評価を下してしまう習慣があるので、それも取り除くことができるといいですね。それは思考の使い方のお話なのでまた改めてお話したいと思いますが、今日はカラダの使い方についておさむさんにあるアイディアを提案してみたいと思います。

おさむさん
はい、お願いします。

トクガワ
今お話しされているとき、おさむさんはご自身の脊椎について何か考えていたことはありますか?

おさむさん
脊椎ですか?全く考えていないです。

トクガワ
ありがとうございます。では、今度ももう一度同じ内容をお話して欲しいのですが、今度はあることをしながらお話してみて欲しいのです。

おさむさん
どんなことですか?

トクガワ
おさむさんのカラダにある脊椎が、呼吸に合わせて動いていると考えながらお話してみて欲しいのです。

おさむさん
脊椎が動いている?

トクガワ
はい、そうです。ちなみにおさむさんは脊椎ってご存じですか?

おさむさん
背骨のことですよね。

トクガワ
そうですね。多くの方は背骨と呼んでいますが、本来は脊椎といいます。私たちは脊椎動物なのでカラダの真ん中には脊椎があるわけですね。
さて、この脊椎ですが、いくつあると思いますか?

おさむさん
背骨は1本ですよね

トクガワ
残念ですが、1本ではないんです。「背骨」と呼んでいるとどうしても1本の長い骨があるようにイメージしてしまう方が多いんですが、実は小さな骨が24個あって、それが連なるようにして脊椎は構成されています。

おさむさん
24個もあるんですか?

トクガワ
そうです。脊椎の一番上には約5kgくらいの頭が乗っかっていますので、24個の骨が常にバランスを取りながら支えてくれているんですね。

おさむさん
5キロ・・・頭ってそんなに重いんですね。

トクガワ
そうなんです。だから常に脊椎が繊細に動きながらバランスを取ってくれているんですね。
この24個の脊椎の骨が常にわずかに動きながらバランスを取っていることを思いながら、もう一度お話してみてください。

おさむさん
はい、わかりました。
今日はお集まり頂きありがとうございます。これから本日のスケジュールをご案内させていただきます。

トクガワ
ありがとうございます。今はお話してもらったのとさっきのでは何か違いがありましたか?

おさむさん
はい、違いました。

トクガワ
どんな違いがありましたか?

おさむさん
えっと・・・今の方が声が遠くまで届いているような気がしました。それにさっきと比べてカラダの窮屈さがなくなったような気がします。だから緊張もなくなってさっきより話しやすかったです。

トクガワ
ありがとうございます。いい気づきですね。おさむさんとしてはさっき話したときと今話したときでは違いがあることに気がつかれたわけですけど、どちらの方が好きですか?

おさむさん
今の方がいいです。

トクガワ
そうですね。私もそう思います。それにさっきよりも声が大きくて、明瞭になったので聞きやすくなりました。

おさむさん
そうですか?そう言ってもらえると嬉しいです。

トクガワ
良い変化が起きましたね。さて、おさむさんは同じ内容を2回話してもらいましたけどさっきと今では違う結果になりましたよね?どうしてだと思いますか?

おさむさん
うーん・・・わからないです。

トクガワ
さっきと今では、おさむさんは明らかに違うことをしていたんですね。

おさむさん
そうですか?特別なことは何もしていないと思いますけど・・・

トクガワ
そう思いますか?でも私には確実に違うように見えました。
さっきやってもらったときにはしていなかったことを、今やってもらったときにはしてもらいましたよね?覚えていますか?

おさむさん
たしかトクガワさんに「脊椎が常にバランスを取りながら動いている」ことを意識しながら・・・・と言われましたね。

トクガワ
そうですね。それを実行してもらっただけでこんな変化が起きるわけです。

おさむさん
たったそれだけでですか?

トクガワ
はい。脊椎は私たちのカラダの真ん中で全てを支えてくれているわけですから、発声などのパフォーマンスに大きく関わってきます。当然、呼吸や運動といった人間の機能にも影響を与えます。
試しに「全身をギュッと縮める」ことを思いながら私と話してみてもらえますか?

おさむさん
全身をギュッと縮めてみると・・・あ、なんだか窮屈で声が出しづらいです。

トクガワ
ありがとうございます。もうラクにしてもらっていいですよ。

おさむさん
楽にすると話しやすくなりますね。

トクガワ
素晴らしいことに気付きましたね。そうなんです。私たちは緊張したり身構えたりするとほんのわずかに全身をギュッと縮めるようなことをしてしまうんですね。でも自分自身ではそのことには気付いていないんです。

おさむさん
もしかして、さっき話したときはそうなっていたんでしょうか?

トクガワ
鋭いですね。さっきおさむさんが話していた時の様子を見ていて、ほんのわずかに全身をギュッと縮めている動きが見えました。

おさむさん
そうだったんですね。

トクガワ
なので、それが起こらないように別の提案をしたわけです。

おさむさん
それが「脊椎が常にバランスを取りながら動いている」ということですね。

トクガワ
そうです。そうすることで結果的に全身をギュッと縮めるような動きが起きなくなり、おさむさんの発声の邪魔がなくなったわけです。だからおさむさんが本来持っている能力が引き出されたんですね。

おさむさん
それでさっきより話しやすくなったと感じたわけですね。

トクガワ
はい、その通りです。
こんな風にカラダの使い方や思考の使い方を変えるだけで、声は簡単に変わるんですね。なぜなら邪魔していることを取り除くからです。でも多くの人はボイストレーニングや発声練習をしています。邪魔をそのままにしながらトレーニングや練習を繰り返しているわけです。それじゃぁ邪魔する練習をしているのと同じなんですよね。

おさむさん
たったこれだけのことなのに、こんな風に声は変わるんですね。

トクガワ
その通りです。声は、カラダの使い方と思考の使い方の結果で生まれるものです。だからカラダの使い方をほんの少し変えるだけでも、声は大きな変化が生まれます。なぜなら、カラダとココロは非常に密接に連携し合っているからです。

おさむさん
他にも色んな使い方があるんですか?

トクガワ
そうですね。呼吸や腕、脚の使い方をほんの意識するだけで声が変わりますし、意識を変えると心理状況や居心地、他の人から見た印象や存在感も変わります。
こうやって色んなアイディアを渡していくので、それをおさむさんが実践して、習得し、それがおさむさんの新しい習慣として定着すれば、おさむさんの声や印象は確実に変化します。それがきっかけとなって、数ヶ月後には目に見えた変化がおきて、それが積み重なっていくことで数年後にはより大きな変化が起きているはずです。

おさむさん
もっと教えてもらっても良いですか?

トクガワ
もちろんです。まだ時間があるので、腕の使い方を見てみましょうか?
多くの人は腕と声が関係しているなんて考えたこともないでしょうけど、実は大きく関係しています。

おさむさん
はい、お願いします!

 

それからレッスンを重ねていくうちに、おさむさんの表情はどんどん明るくなっていったのでした。

今回のレッスンについての解説はこちら

あわせて読んでおくと更に効果的です!

 

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