声の悩みを解決するにはアレクサンダー・テクニークが役立つって本当?

こんにちは。
発声改善士のトクガワ です。

いつも声に関するテーマの記事を書いてますけど今回はちょっと違うテーマを取り上げてみます。

声についての悩みを持っていたり、コミュニケーションとか緊張とか対人関係での悩みがある方、そして声を使って表現をしている方にはぜひとも知っておいたほうが得をするひみつ道具のようなものがあるんです!

そのひみつ道具とは「アレクサンダー・テクニーク」といいます。

・・・ちょっと、ブラウザを閉じようとしないで!!

名前だけ聞くと怪しさ満点なのはわかってます(笑)

でも、欧米ではけっこう有名なんです。

演劇学校や音楽学校もカリキュラムに取り入れており、アレクサンダー・テクニークをカリキュラムに取り入れていないと政府の認可が下りない国もあるとか。

このアレクサンダー・テクニークですが、私は2014年から学びはじめて、ようやく誰かに伝えられるくらいのレベルになりました。

というわけで、今回は私が声についての悩みを持つ人には必ず役に立つと考えているアレクサンダー・テクニークについて紹介します。

アレクサンダー・テクニークって?

いまのところ怪しさ100%かもしれませんからまずはアレクサンダー・テクニークが何なのか?というところからお話していきます。

ちなみに、Wikipediaにも詳しく載っていますが専門用語が多くてややこしい・・・。

ぶっちゃけ用語なんてたいして重要じゃないと思うのでかみ砕いて紹介しますね。

1800年代後半、オーストラリアに1人の俳優がいました。彼の名は、フレデリック・マサイアス・アレクサンダー。

シェークスピア作品を朗唱する俳優として活動をはじめ、順調なキャリアを歩んでいました。

ところがある時、舞台上で声が出なくなります

医者に行くと「声の使いすぎ」ということで、しばらく休むように言われました。

アレクサンダーはその指示に従い、しばらく休んだ後、再び舞台に立つと声は出るようになったのですがだんだんと声が出なくなってしまいます。

また医者に行くのですが、医者は同じ事を言うばかり。

やがて舞台に上がると全く声が出なくなってしまいました

でも日常会話は問題なくできるのです。

色んな医者にも診てもらいましたが、治療できないと見放されてしまった彼は、自分自身でその原因を突き止めることにしました。

普段の会話では声は出るのに、舞台上では声が出ない。ということはこの2つに何らかの違いがあるのではないか?と考え、鏡を使って自分のカラダの使い方を研究します。

何十年もの探求の結果、舞台上で声を出す時だけあることをしていることを発見します。

そのあることが、声が出なくなる原因を作りだしているものでした。

そのあることとは、声を出そうとするときにアタマが脊椎の方向に向かってカラダ全体を押し潰すように重くのしかかるようにしていたのです。

このせいで、声帯や気道など声を出すための器官が圧迫され声が出るのを邪魔していたのです。

アレクサンダーは無事に声が出るようになりましたがさらに探求を進めます。

するとまた一つの大きな事実にたどりつきました。

「どうもアタマと脊椎の関係性が人間のカラダ全体の機能に影響を与えるようだ」

アレクサンダーは、アタマと脊椎の関係性が私たち人間に備わっている機能や活動に影響を与える事を発見したのです。

ホンマかいな?と思うかもしれませんが、ちょうど同じ頃、別の場所では科学者が「脊椎動物におけるアタマと脊椎の関係性の重要性」について発見しています。

アレクサンダーは、発見したことを伝えはじめました。彼の発見を他の人に教えはじめ、教師を要請する学校も設立しました。

アレクサンダーは「The Work」と呼んでいたそうですが、彼の元で学んだ弟子たちは自国や他国で教え初め、「アレクサンダー・テクニーク」として伝えられています。

今ではいくつかの団体や流派があります。

どんな効果があるの?

アレクサンダー・テクニークについて、ざっくりと説明しましたけれども、次に気になっているのはその効果ですよね。

果たして、一体どんな効果があるのか?

色々な団体や流派によって大切にしていることは微妙に異なりますので色々な主張があると思います。

でも、それぞれの方々が信じて追求していることなのでそれらは全て正しくて、間違っているものはありません。それにおそらく今この世でアレクサンダーさんに直接習った方々はもうお亡くなりになられていているでしょうし。

そんな中、私はこんな風に思っています。

アレクサンダー・テクニークとは、アタマと脊椎の関係性を変えることで、私たちが望んでいることをより上手に、効率よくできるようになるために役に立つものなのです。

例えば、声を出すこと、声で表現をすることはもちろん、コミュニケーションやプレゼン、演技や楽器やダンスなどありとあらゆる表現に役に立つと考えています。

なぜかというと、アレクサンダーさんが自分自身のカラダの使い方を研究して気がついた「押し下げ」を、私たちは日常生活のありとあらゆるシーンでやっているのです。

もちろん自覚はありません。

ほんの少し、時にはたくさんやってしまっているのです。

その「押し下げ」が私たちのカラダの使い方や考え方によくない影響を与えているのです。

また、アレクサンダー・テクニークではプロセスを大切にしています。

結果ではなく、結果に至るまでのプロセスを大切にします。

なぜかというと、プロセスこそが結果を左右し、多くの人はプロセスの中にたくさんの誤解を持っているからです。

例えば、声を出すことについて言えば、声を出すためのプロセスをどれだけ丁寧に考えるかを大切にするかによって声が変わるのです。

例えば、お腹から声を出すといった誤解をなくすだけで声を出すために自分自身が邪魔をしていることがなくなるので声が変わるのです。

プロセスが変わると結果が変わるのは当然ですよね。

どんな人に向いてるの?

では、このアレクサンダー・テクニークなるものはどんな人に向いているのでしょうか?

私が思うに、アレクサンダー・テクニークを学ぶとカラダの使い方と思考の使い方が今以上にラクになります

カラダについての誤解を一掃し、建設的な考え方ができるようになっていくのです。

なので、下記のどれか一つでも当てはまる人は学ぶことでいろんなメリットがあるでしょう。

・声が小さい、自信がない、張りがないなど声についての悩みを持った方
・声を使って表現する方(声優・ナレーター・俳優・司会・MC・セミナー講師・インストラクター...etc)
・コミュニケーションについての悩みがある方
・苦手な人とのつきあい方に悩むなど人間関係の悩みがある方
・ストレスを多く抱える方
・肩こりや腰痛に悩まされている方
・第一印象を良くしたい方
・人前でパフォーマンスをする人(楽器、ダンスなど)

そして、何か達成したいことや希望があるけれど上手くいっていないと感じている方にこそ学んで欲しいものだと、私は考えています。

それだけ役に立つものなんです。

ハッキリ言うと、知らなくても生きていけますけど知っていた方がかなり得するものです。

それが私が考えるアレクサンダー・テクニークというものです。

なぜ学んだ方が良いの?

私が知らなくても生きていけるけど知っていた方がかなり得するものだと言い切ったのにはもちろんワケがあります。

例えばストレスについて考えてみましょう。

あなたもきっとそうだと思うのですが、日々多くのストレスにさらされていませんか?

アレクサンダー・テクニークを学んでカラダの誤解に気づいたり、建設的にプロセスを考えることができるようになれば、そのストレスをどのようにとらえるかが変わります。

ストレスについても考え方一つで自分を傷つけるものにも自分とは無関係なものにもなるのです。

自分1人でストレスを抱え込んで毎日辛い生活をすることもできますし、自分とストレスを切り離して毎日楽しく生活をすることもできるのです。

こういった書籍はたくさんありますが、実際のところ、それを日常生活のあらゆるシーンに応用できるかというとあなた1人で対処するには難しいんじゃありませんか?

そうさせているのはあなたの習慣の力です。アレクサンダー・テクニークを学べば、あなたが変わりたいと望む気持ちに敵となって立ちはだかる習慣に気づくことができるようになります。

カラダについての誤解についても、同じ事が言えます。特に知らなくても不便に感じることはないでしょう。

でも、誤解したままそのままにしておくと損する場合が多いでしょう?

あ、でも誤解に気づかないと損していることにも気づかないのでそれはそれでいいのか(笑)

例えば、お腹に息が入ると思っていることとかね。実際はお腹に空気は入りません。例外はあるかもしれませんが、通常の呼吸ではお腹に入ることはまずないでしょう。お腹に空気が入ると思っていることが、呼吸の時の空気の量を制限している原因になっていることもありますからね。

こんな風に知っている人だけ得をするわけで、役に立つことが多いのです。

どんな時に役に立つの?

アレクサンダー・テクニークを学ぶことはどんなときに役に立つかと言うのも知りたいですよね。

私が学んで来た流派のものに限って言うと、どんなときにでも役に立ちます。

例えば、本番前で緊張して膝ががくがく震えているとき、思考のプロセスを丁寧に考えて、その通りに自分のカラダを使えば、震えは止まるでしょう。そればかりかあなたが敵視している本番前の緊張が味方にだってなるでしょう。

例えば、あまり好意的に接したくない人と話すとき、その人の言葉や存在をどのように考えるかでその人の言葉をあなたがどう受け取るかが変わります。それは、あなたが傷つくこととから守ってくれるでしょう。

例えば、あなたが表現をするときに何かを邪魔している癖や習慣があるなら、その癖をなくしたり習慣を変えることができるようになるでしょう。

あなたが日々の生活の中で何か上手くいっていないことがあると感じているなら、それを上手く行くようにするためにきっと役に立ちます

それが私があなたに伝えたいと強く思っている「アレクサンダー・テクニーク」というものなのです。

私は特に、声を出すことや声を使うことに悩みを抱えていたり、上手くいっていないことがある方に学んで欲しいと思っています。

もちろん、声を使って表現する方がもっと上手くなりたいと思ってさらに成長したり学んだりするためのサポートも惜しみません。

私が声のトリセツを綴っているのもそのサポートのひとつです。

どこで学べるの?

もし、あなたが自分の声について何か考えていること上手くいっていないことがあるとしたら、もっとこうなりたいという望みがあるとしたら、アレクサンダー・テクニークが役に立つ可能性はとても高いです。

なので学んでみることをオススメします。

アレクサンダー・テクニークを教えている方は国内にもたくさんいますが、声のことに特化していて、しかも現役のナレーターなのは私しかいないと思います。もし他にもおられたら私の調査不足です。スミマセン。

レッスンについてはこちらで詳しく紹介しています。

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