「自然に声を出す」ってどうやるの?

こんにちは。
発声改善士のトクガワ です。

 

今回は多くの方が興味を持っているであろう「自然な声」について考えていきましょう。

声に限らずいろんなシーンでも言われますよね。レッスンでも演出でも「もっと自然に」って言われることもあれば、本番とかで緊張しているときに「もっと自然にやればいいよ」って言われることもあります。

そもそも「自然に」とはどういうことなんでしょう?

一度でも疑問に思ったことがある方はぜひこの機会に考えてみてください。

 

「自然に」とは???

いまさら改めて意味を知らされなくても知っていると思いますが、改めて意味を調べてみましょう。

「ありのままで」だそうです。

少し前に流行ったフレーズですね。

「自然に声を出す」とは「ありのままで声を出す」ということですね。

つまり、特に何もしなくて良いからありのままで声を出しなさいということ。

レッスンとかで教師が「もっと自然に声を出して」という場合は、特に何もしなくて良いのでありのままで声を出しましょう。

はい。ここで矛盾。

教わっているあなたと教師のアドバイスに矛盾が生じています。

あなたは気づきました?

もしあなたが教わる立場にいるなら、生徒の側ならこの矛盾に気づかないとけっこう危ないですよ。

 

「自然に声を出す」ことに悩んでいるからレッスン来とんねん!

これが矛盾点。

生徒はいつだって自然に声を出しています。今できることを精一杯フル稼働させて、ありのままに声を出しています。

にもかかわらず、教師が「もっと自然に声を出して」というアドバイスを送るなんて、全てが破綻していると思いませんか?

そもそも、生徒がお金を出してレッスンにまで通っているのは、自分の「ありのままの声」をなんとかしたいからなんです。

ありのままの声、自然な声について悩んでいることがあったり、解決したいと思っていることがあるからお金を払ってまでレッスンにくるわけです。

なのに「もっと自然に」といういかにもそれらしいアドバイスを与えて問題をごまかしてしまうなんて教える側の怠慢だと思いません???

 

具体的に何をすれば良いのか

もし「もっと自然に」とかいわれてしまったときのために、声のトリセツ流の有効な対処法をお教えします。

自然にとか言われたら、まず無視しましょう(笑)

本当に全力で無視してください。

だってあなたは自然に声を出しているから。

だからね、特別なことはなーんにもしなくてもいいんです!!

教師の役に立たないアドバイスは無視して、そしてあなたがやるべきことを具体的にしましょう。

具体的なこととはどんなことかというと、発声に必要なことを明確に、具体的に実行するということです。

改めて、声を出すためにはどんなことが必要かを思い出してみてください。

声をだすためには発声器官に所属している筋肉が仕事をする必要があります。また、発声の時に役目がない筋肉は働かなくて構いません。

でも多くの場合は発声器官に所属している筋肉のいくつかは仕事をしていなくて、発声の時に役目がないはずの筋肉が仕事をしてそれを補っているということが起こっています。

あなたが声を出すときに起こっているこの事実に気づき、最小限の、最適な筋肉活動を通じて声を出すことができるようになることこそが、あなたが声をさらに自由に、思い通りに出せるようになるために必要なことなのです。

 

いい教師を見分けるポイントでもある

声を出す時のカラダの使い方っていうのは人それぞれ違うんです。だからみんなに共通して有効なアドバイスやエクササイズは存在しません。

Aくんには有効なアドバイスも、Bくんの可能性を潰すことだってざらにあります。

できることなら、教師から教わったアドバイスは一度自分で考えて、本当にそれが有効なのかどうかを判断する力が必要です。

でも、教師と生徒の関係性がそれを阻むんですよね。

生徒としては、「先生が言っているからきっと正しいに違いない」とか「有効なアドバイスのはずだ」というバイアスがあります。

ひどいときには「先生の言うことには従わないと」というような上下関係も入り込みます。

「これが正しい方法なんだから、黙って言われたとおりにしなさい!」という教師にあたった場合はそうならざるを得ませんよね。従わないと叱られますもん。

でも本当は教師と生徒の間には上下関係はないと私は思うのです。教える側がえらいとか身分が上とか、そんなのくだらない。

生徒は学びたいことがある、そして教師はそれをサポートできる能力を持っている、ただそれだけ。

お互いの需要と供給が一致しているだけです。

だからそれぞれが持てる力を発揮し合ってレッスンすればいいと思うんですけどね。

どうしてなのか、生徒を支配して自分に従わせようとする教師って多いですよね。

もちろん、私も今までそんな方に教わったこともありますよ・・・。

 

まとめ

今回は「自然に声を出す」ことについて、あなたに改めて考える機会を持って欲しくて書きました。

教師が言う「自然に」とは、問題をはぐらかすような何の役にも立たないということです。

あなたはいつだって自然に、ありのままに声を出しているのですから。

教師の抽象的で無責任なアドバイスに惑わされずに、あなたが自分に必要だと思えることに変換できる力を身につけましょう!

いい教師を見分けるためのヒントが欲しい方はこちら「良いボイストレーナーの見つけ方 – 声を破滅させる指導を受けないために」もオススメです。

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