「僕は滑舌が悪いから練習をしなくてはならない」
「私は感情表現ができない」
「トッププレイヤーの技から学ぶためにコピーをしなければならない」

こんな風に「〜できない」とか「〜しなければならない」ということを
誰もが一度は考えたことがあるはずです。

俳優・声優・ナレーターをはじめとするパフォーマンスに携わる方々、
思い当たることってありますよね?
はたまた日常生活でも使ってしまいがちなnot とmust、
これはいい影響を与えません。

まずnotについてですが、人間の脳は否定表現を理解できないそうです。

「喉を絞めてはいけない」、「力を入れてはいけない」とダメ出しを受けたことありませんか?
そのとき、あなたはそのダメ出しを受けて、どうすればいいか分かりましたか?

私は全ては分かりませんでした。
喉を閉めてはいけないことは分かったけど、ではどうすればいいの?と。

否定型は具体的にどうするか明示されていないため、
行動を選択することができないんです。
少し考えてみてください。

絞めると言われれば絞める行動をすればいいわけですよね。
では閉めるなと言われればどうすればいいのでしょうか?
「そんなの簡単だよ。絞めなければいいじゃないか」と思う方もおられるでしょう。

では「絞めない」とは具体的にどういう行動をとればいいのでしょうか?
閉めないとは具体的な行動ではありません。
「絞める」ことをしないだけで「開く」ことをすればいいのか?
「楽にする」ことをすればいいのか?「緩める」ということをすればいいのか?

どれなんでしょう???

どの選択も間違いでないと思いますが、どの選択をとればよいか
一瞬でも脳は迷ってしまいます。

むしろ「絞めるな」とは「絞めることをするな」ですから
「絞める」という具体的な行動が含まれているために、よけいに絞めてしまうかもしれません。

人間はするなと言われるとよりしたくなる傾向がありますよね。
「廊下を走るな」と言われても廊下を走る生徒が減らないのは、
こんな理由かもしれせん。

では、否定形を理解できないのなら、どうすればいいのでしょう?

抽象的で的を得ないことを具体的な行動に置き換えてやればいいんです。
「喉を絞めるな」と言われたら、私はどういう行動をとるか決めるのです。
「よし、喉を開こう」でも「喉を楽にしよう」でもいいです。
それが間違っていたとしてもいいんです。
いや、間違いかどうかは誰にも分かりません。

ディレクターや先生が「そうじゃないんだよ」と言ったとしても、
あなたがとった選択が間違いだったわけではありません。
ただ彼らが求めることではなかっただけのことです。

ダメ出しはディレクターとパフォーマーの溝を埋める過程です。
決してパフォーマーの欠点を追求して行くことではありません。

ですから、notのダメ出しを受けたら、自分なりにどうするのかを翻訳して、
行動を選択してください。

次回はmustの禁止について紹介します。

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