お芝居でも、ナレーションでも、アフレコでも、一つの作品を作り上げる上で「ディレクション」が出されることがあります。

ディレクションにどれだけ対応できるかによって、パフォーマーとしての力量が問われます。

今回は、ディレクションに的確に対応する為のヒントです。

さて、シリアスなシーンやドキュメンタリーなどの緊迫した状況で「もっと悲しそうに」とか「静かに」というディレクションを受けたりしますよね。
もしくは、また別のシーンで「もっと明るく」とか「楽しそうに」というディレクションを受けたことはありませんか?

次のテイクで、ディレクションの通りに「悲しそうに」または「明るく」やってみると、「もっと」とか「やりすぎだからおさえて」というディレクションが…

何度もテイクを繰り返すうち、何がいいのか分からなくなって…ということはありませんか?

こんな状態に陥らないように、ディレクションについて考えましょう。

「悲しそうに」や「明るく」というディレクションがでるということは、今のパフォーマンスには悲しさであったり明るさが足りない訳ですよね。
だから「もう少し悲しくやろう」とか「明るめにやろう」と決めて次のテイクに臨むと、たいてい失敗するのです。

それは、演出(ディレクションを出す側)と演者(パフォーマンスする側、あなた)の間で、「悲しそうに」や「明るく」の解釈が異なっているからです。

演出にとっての悲しさや明るさは、このシーンで必要とされる「空気感」です。
これはその時の登場人物であったり、状況であったり、それぞれの要素があって初めて生まれるもの。
つまり、「悲しそうに」という「結果」を要求されています。

前述の例のように、あなたが「悲しそうにやろう」と決めたうえでのパフォーマンス、これは「悲しそう」な「雰囲気」を出そうとしています。

この違いが、演出と演者の溝を生んでしまうのです。

本来はディレクションは演出と演者の溝を埋めるためにあるのですが、双方の「ディレクション」に対する認識の違いが、さらに溝を深めてしまいます。

ではどうするか?

私たち演者はディレクションを翻訳すればいいのです。

演出からおくられるディレクションは、全て結果です。
ですから、その結果を行動に置き換えましょう。

「悲しそうに」というディレクションだと、「財布を落とした」とか「失恋した」とか、その状況にマッチした悲しい出来事をパフォーマンスすればいいのです。
「明るく」というディレクションには、「就職が決まった」とか「好きな人に告白された」とか、同じくその状況にマッチしたポジティブな出来事をパフォーマンスすればいいのです。
もちろん原稿や台本がありますから、その流れや意図には沿った上で。

より具体的な行動に翻訳し、パフォーマンスできると、特別なことをしなくてもあなたのパフォーマンスは「悲しく」なりますし、「明るく」なります。

カラダとココロは密接に繋がっているので、行動が気持ちを作ってくれます。
「悲しそうに」パフォーマンスする必要はありません。

ディレクションを受けて、上手くできないなと思ったら、試してみてください。

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