「声が小さいのは生まれつき」は勘違い!? 諦める前に試してほしい3つの実験とは

こんにちは。
発声改善士のトクガワ です。

声のコンプレックスの中でも特に多いのが、相手に声が届かないというお悩み。

日常的に聞き返されたり、会話がスムーズにいかなかったりと、毎日の積み重ねが大きなストレスになりかねない、深刻な悩みです。

そんな大きな悩みにもかかわらず、「声が小さいのは生まれつきだ」「今更どうしようもない」と諦めてしまっていませんか?

それはもったいない!!

あなたの勘違いに気づき、カラダの使い方を知ることで、あなたのコンプレックスが克服できるかもしれません。

諦める前に、この記事をよんでみませんか?

この記事でわかること
  • 「生まれつき声が小さい」のは勘違い!?
  • 間違った思い込みは捨てよう!
  • 思い込みを手放す3ステップ

生まれつき声が小さいと感じているあなたへ

もし、声が小さいことで悩んでいるのなら、「生まれつき声が小さいから」と、諦めてしまう必要はありません。

あなたの声の悩みは必ず解決することができます。
あなたのカラダには、健やかな声を出す機能が備わっているからです。
しかし、そのためにはまず、あなたが持っている”思い込み”を自覚する必要があります。

そもそも「生まれつき声が小さい」人はいません。
発声の機能があれば、カラダを適切に使うことでどんな人でも思い通りの声を出すことができます。

これは、あなたの経験やトラウマから生まれた思い込みです。

声が聞こえないことを指摘されたこと、何度も聞き返されたことなど、声にまつわるあなたの経験が、「自分は生まれつき声が小さい人なんだ」と錯覚させてしまっているのです。

こういった、事実と異なる思い込みは、あなたの可能性を狭めてしまっています。

前提として、私たちのカラダは、思った通りに動いてくれます

例として、自分のおでこを触ってみてください。
ぱっと迷わず手が動き、おでこのある場所にスムーズに手を持ってくることができますよね。

でも、おでこは目の上についているので、目でみて確認して手を動かしたわけではありません。
これができるのは、あなたがおでこの場所を知っているからです。
おでこの場所を知っていて、ここに持っていきたいと思ったから、その通りに腕が動いてくれたのですね。

私たちのカラダは、知っていることを使って思った通りに動かせるようになっています。
しかし、逆に言うと、あなたが間違った思い込みを持っているなら、あなたのカラダはその通りにしか動けないのです。

「私は声が小さい」と思っていると、あなたのカラダは小さい声が出るようにしか動くことができないのです

あなたは生まれつき声が小さいのではありません。
思い込みのせいで、カラダを上手に活用できていないだけなのです。

発声の仕組みを理解し、カラダを活用できるようになれば、この思い込みから解放され、声のコンプレックスを克服することができます。

声の大きさは息の量で決まる

「声が小さいのは生まれつき」が思い込みであると分かったところで、次は大きい声を出すためには何が必要か考えてみましょう。

答えはシンプル、ずばり「息」です。

あなたの声が小さいのは、息をほとんど使っていないからです。

当たり前ですが、声を出すときには息が不可欠です。
当然のことなのに、「声を出すこと」も「呼吸」も、普段意識せず行っているので、あまり気にしたことのない方がほとんど。

そして、声の大きさは、息の量とスピードで決まります。
大きい声を出そうとするとき、発声に関係しそうな喉や、声が出そうなおなかに力を入れたり意識を向けたりする人がいますが、どんな工夫をしても、呼吸が浅かったり、十分な息が吸えていなければ、大きな声が出ないのです。

ここで、今のあなたの呼吸を観察してみてください。

もしかしてあなたは、普段から呼吸が浅いのではないですか?

思い込みを捨てることは可能

声が小さいコンプレックスを克服するには、思い込みを捨てる必要があります。
しかし、長い期間や強い経験を経て形成された思い込みを捨てることなんてできるのでしょうか?

ここでカギとなるのは、思い込みを上書きするための「成功体験」です。
小さな成功体験を積み重ねていくことで、「自分の思い込みは間違っていた」と気づくことができます。

少しずつでも声に関する成功体験が増え、自分の可能性を感じ、信じることができれば、思い込みとはもうオサラバ。あなたのコンプレックス克服も目の前です。

このあと紹介する方法で、「生まれつき小さい声」という思い込みを捨てる実験をしてみましょう。

実験をより効果的にするために、先にポイントを二つお伝えしておきます。

① 具体的な言葉にすること

何か気づいたことや変化があれば、それはどんなことだったのか具体的に言葉にしておくこと。

紙にメモするのもいいですし、口に出してみてもいいです。ふわっとさせておかずに、具体的に言語化してみましょう。

② サポートをもらうこと

もし気がついたことがない場合や手応えを感じない場合は、客観的な視点からサポートをもらうこと。これは非常に重要です。

最初は手ごたえがなくて当然です。なにも手ごたえがなかったり、頭がはてなマークだらけになってしまうこともあります。

こんなとき「やっぱり無理だった」と諦めてしまう人が多いのですが、すぐに自分で結論づけないでください。

自分以外の人に客観的な意見をもらったりしながら、少しずつ実験を続けてみましょう。
もちろん私トクガワもサポートできますので、ぜひお気軽に相談しに来てくださいね!

「生まれつき小さい声」という思い込みを捨てる実験

「生まれつき小さい声」という思い込みを捨てるための実験は3ステップ。

キーワードは「息の量」と「息のスピード」です。
最初は実感がわかなくても大丈夫。まずは順番に試してみましょう。

実験1 息の量を変えてみよう

まずは、息の量を変えてみましょう。
息の量を変える、といっても特別な訓練は必要ありません。
息を吐くための筋肉を、ほんのちょっとだけ意識して使う。これだけです。

発声にかかわる筋肉のことはこちらの記事で紹介していますので、ぜひ読んで、意識しながら筋肉を使ってみてください。

歌だけじゃない!?ボイトレで話し方を改善しよう!

この記事以外にも、声のトリセツには筋肉を取り扱った記事がたくさんあります!ぜひ読んでみてくださいね。

一番簡単なアプローチは、いつも声を出しているときの息の量を1だとして、1.1くらいの息の量を使ってみるアイディア。

これは今すぐできそうですね。ぜひ試してみてください。

息の量をいつもの1.1倍くらいにすると、あなたの声はどんなふうに変化するでしょうか?観察してみてみましょう。

実験2 息のスピードを変えてみよう

次は、息のスピードを変えてみましょう。

無理に息の勢いをあげるのではなく、筋肉がほんのちょっとだけ素早く動くことを意識して使ってみてください。

意識する筋肉や方法は同じです。
いつも声を出している時の息のスピードを1だとして、1.1くらいのスピードの量を使うとどうなるでしょうか。

息の量を変えた時とは違った変化がみられるかもしれませんね。

実験3 息の量とスピードを変えてみよう

最後に、実験1でやったことと実験2でやったことを同時にやってみます。
最初はなかなか難しいかもしれないので、「唇の前にある空気を、部屋の隅まで動かす」イメージで声を出してみてください。

息で何かを動かそうと思うと、スピードも量も必要ですよね。
できているかわからなくても大丈夫です。チャレンジしてみてください。
実験を通じて、少しでも手応えを感じたなら、思い込みから抜け出しつつある証拠です。

使い方を身につけて少しずつ続けることで、近い未来に大きな手ごたえにつながります。
ぜひ継続してやってみてくださいね。

まとめ

「生まれつき声が小さい」というのは、あなたの思い込みです。
ネガティブな思い込みはコンプレックスを生み、自分の可能性を狭めてしまいます。

思い込みから抜け出すための第一歩は、ほんの少しいつもと違うことを意識するだけで簡単に踏み出すことができます。

今日紹介した実験は、難しいものではありません。

実験を繰り返して感じた手ごたえから、新しい習慣が生まれ、あなたの声をもっと自由に・豊かにしてくれるはずです。

今日紹介したアイディア以外にも、この声のトリセツの中には、カラダの使い方に関する記事がたくさんあります。

どれも、声に悩む方におススメの記事ばかりです。

ぜひ他の記事も読んで、自然な声、豊かな声を出すためのカラダの使い方を学ぶことからはじめてみてくださいね。

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