こんにちは。
ボイトレをさせないボイストレーナーのトクガワ です。

私はレッスンを受けてくださる受講生の方には「どんなことでもいいので、取り組みたいことを遠慮なく持ち込んでくださいね」とお伝えしています。

なぜなら、ご自分が取り組みたいことをテーマにしたレッスンで得られる効果ははるかに高いし、再現性があることをお渡しできるからです。私が発声練習や一般的なボイストレーニングを扱わない1つの理由でもあります。

だから、私のレッスンでは受講生の方が自由にテーマを設定できるようにしています。

受講生の方が気になっていることや改善したいこと、取り組みたいことや悩んでいることをテーマにして、私と一緒にレッスンをしながら受講生の望みを叶える時間。

人によって悩みや望みは実にさまざまです。

歌が上手くなりたい」とか「プレゼンや営業でもっと堂々と話したい」ということ以外にも、「電話応対が苦手」とか「カフェやイートインでの注文が苦手」というような日常でのワンシーンをテーマにされる方もいらっしゃいます。

最近は「声が通らないんです」とか「通る声になりたいんです」というテーマでレッスンを受講してくださる方も多いです。

実は通る声なんて簡単に出すことができるようになります。ぶっちゃけ、発声練習やボイトレをしなくても、「通る声」になることはできます。

ネットで調べれば色んな発声法やボイトレなどはたくさん見つかりますが、その中には嘘だらけのものがあったり、役に立たないものがあることも事実です。しかもそんな情報を高額で販売している方もいるようです。くれぐれもそんなものには騙されないでくださいね。

とはいっても、見つけた情報が役に立つかどうかなんとどうやって見分けるのかわからないですよね?

というわけで、今回は「通る声」のつくりかたをお教えします。この記事を読むだけであなたの悩みが解決して、あなたの声の魅力が引き出されていくきっかけになるはずです。

 

この記事のポイント

・あなたが通る声を出すことができない理由
・ほんの少しの意識で声は確実に変わる
・通る声を出すための方法

 

あなたの声は通らない。その理由とは?

この記事を読んでくれているということはあなたは「声が通らない」ことについて何らかの悩みを持っていたり、それを解決したいと願っているはずです。

でもそれを解決するための手段がなかなか見つからずに本を読んだりインターネットで検索したりしているはずです。だからこうして『声のトリセツ』を見つけてくださったことでしょう。

もしくは、ボイストレーニングや話し方セミナーに通って色々と学んでいるかも知れませんが、全く効果がなくてただお金と時間を無駄にしているような気がして、調べているうちにここにたどり着いたのかも知れません。

私もかつては本を読んだりインターネットで調べた情報に頼って色々と試してみました。でも本やインターネットで手に入る情報って役に立たないものが多いんです。

なぜなら、当たり触りのないことが書かれていたり、どこかで聞いたことがあるような内容が書かれていたり、全く活用できない内容が書かれていることが多いんですね。

特に声のことになると「○○ボイス」とかいう謎の発声法についてあれこれ熱く語っている人も多いのですが、果たしてそんな声の定義が一体何の役に立つと言うんでしょうね。

とにかく、私が声を出すことができなくなったとき、本やインターネット、ボイストレーニングや話し方セミナーでさえ、私の悩みを解決してくれる方法はなかったわけです。

そんな役に立たない情報ばかりを信じているからあなたの声は通らないのです。

 

通る声を出そうとすると、声は通らない

でも「声が通らない」ことで色々と上手くいっていないことがあったり、損をしていると感じているあなたはできることなら「通る声になりたい」と思っておられるでしょう。

人前で話す時や誰かと話すとき、少しでも通る声を出そうと努力をしているかも知れません。

でもね、残念ですがその努力は無駄な努力なんです。あなたが「通る声」を出そうとしてやっていることは、実はあなたの声をますます通らなくしてしまいます。

なぜなら「通る声」を出すために何が必要なのかをあなたが理解していないからです。にもかかわらず、他の人から通る声を出すように言われたためにそれをやろうとしています。

何をすれば通る声が出せるのか?

それがわからないのにあなたは一生懸命になって通る声を出そうとしているわけです。上手く行かなくて当然なんですね。

そればかりか、無駄な努力をしてしまうことで、カラダを余計に固めてしまうケースが多いんです。つまり、あなたは自分で自分の声を通らなくしているんですよ

きっとあなたはそのことに気付いていないでしょう。

そんな状況で本やインターネットで手に入れた情報やボイトレやセミナーで教えられた役に立たないノウハウを信じて実践しようとしていると、あなたの声はどんどん通らなくなっていきますよ。

それだけならいいんですけど、そんなカラダの使い方が定着してしまうと、あなたのカラダの機能はどんどん低下していってしまいます。

私たち人間は、カラダの使い方が機能に影響を及ぼすようにできているんですよね。つまり、自分で発声の邪魔をするようなカラダの使い方をしていると、だんだんと呼吸や発声の機能が阻害されていくわけです。

数年後、どうなってしまうことでしょうね。。。

 

通る声を出すために必要なことだけをやる

もしあなたが通る声になりたいと思っているなら、それを実現するための方法があります。

それは今まであなたが「通る声を出そう」と思ってやっていたことをすべてやめて、通る声を出すために必要なことをやるだけ。こう表現するととても簡単そうに聞こえるんですが、実は意外と難しいんですよね。

なぜなら、あなたが声を出す時にあなたのカラダで起きていることはすでに何十年以上にもわたって繰り返し獲得してきた動きのプロセスなので、何も考えなくても実行できてしまうんです。あなたが通る声を出すためには、それとは全く違うことをする必要があるんです。

だからあなたの習慣を変えていく必要があるということですね。

でもそれができれば確実にあなたは通る声になります。なぜならあなたがこれまでやってきたことは「通る声をだそう」と思っていただけで、本当は今までと同じ発声のプロセスを実行していただけなんです。これではいつまで経っても通る声にはなりません。

もしくは、「通る声をだそう」と思ってやっていることが、発声の邪魔をしているのかも知れません。

でもね、本当は、通る声を出すために必要なことをしなければならないんです。

では、通る声になるために必要なことをお伝えしていきますね。

発声のプロセスを理解する

まずは発声のプロセスを理解しておくことが必要です。声はその瞬間のカラダの使い方と思考の使い方の結果として生まれるものです。ただ闇雲に発声練習やボイストレーニングをしてなんとかなるものではありません。カラダの構造などの最低限の知識をベースに、声を使う時の心理状態や気分、考えていることをうまく組み合わせて、初めて話したり歌ったりできるんです。

でも、発声をそんな風に大袈裟なものとして考えている人はほとんどいません。だからこそあなたが発声のプロセスを理解すれば、それだけで効果は得られますし、周囲の人がまだ手に入れていないものも手にすることができます。

実はこれ、一生活用できるプロセスなので知っておいて損はないと思いますよ。

では簡単に発声のプロセスを紹介しておきますね。あくまで私の考えですが、レッスンでも多くの方に効果が出ているので再現性は高いです。

1. 衝動
外部からの情報を受け取った反応で、表現したいことや伝えたいことが生まれる
2. 指令
伝えるための行動が脳からカラダの各部位に送られる
3. 動き
脳からの指令を受け取った筋肉が活動する
4. 音
動きが起きた結果、息が声帯ヒダを振動させて音が生まれる
5. 声
空気の振動として相手の耳に届き、相手がメッセージを受け取る

「声が通らない」とか「よく聞き返される」という悩みを持っている方はこのプロセスのことを全く意識していません。だからこのプロセスを知るだけで声に変化が訪れます。

なぜなら、使い方を知るだけで本来の性能を活用できるからです。これは日常生活で使うさまざまな道具も同じですよね?

肺の大きさを活用する

あなたの「発声」という機能を活用するためには、カラダの動きをもう少し詳しく理解しておきましょう。

特に発声に必要な息が出入りしている肺についての理解は大切です。私のレッスンでも、肺の大きさや場所についての知識をお渡ししただけで本人も驚く変化が起きている受講生の方も多いですからね。

しかも嬉しいことに知識というものは一度理解すれば何度も活用できます。つまり再現性が高いということです。こんな便利なものを使わずに放っておくなってもったいないと思いませんか?

あなたはご自分の肺のてっぺんはどの辺りにあると思いますか?

胸のあたりだと考えている方が多いのですが、実は鎖骨の少し上くらいまであります。私たちの肺はあなたが思っている以上に大きいんです。

その大きな肺をできるだけ活用して声を出すだけで、発声がラクになり、しかも声も大きく響きも良くなります。つまり通る声になるための要素が詰まっているんです。

肺のことをもっと知りたい方はこちらの記事で更に詳しく解説していますので、ぜひ読んでみてください。

 

発声の邪魔を取り除く

肺についての知識を理解していただいたなら、あなたの声は通りやすくなるはずです。

そこから更にあなたの声の魅力を引き出す方法があるとしたら、あなたは知りたいですか?

実は私たちはいつも発声の邪魔をしながら話したり、歌ったり、プレゼンしたり、スピーチしたりしています。

あなたは気付いていないかもしれませんが、声を出すときのあなたの習慣があなたの発声を邪魔しているのです。

例えば「胸を張って声を出す」とか「気をつけの姿勢で話す」とか、腹式呼吸なんかもそうですね。

あなたがこれまでに教えられてきたことや必要だと思っていたことが、実はあなたの声を邪魔しているんですね。

あなたの声を邪魔する習慣はたくさんありますし、人によっても異なるので一概に「これさえやっておけば大丈夫!」と言い切ることはできませんが、こちらに発声を邪魔する主な習慣をまとめていますので、チェックしてみてください。

もし1つでも当てはまるものがあったら、その習慣があなたの悩みの原因になっている可能性が高いです。

 

あなたも必ず「通る声」出せる

私がどれだけ「あなたも通る声を出せるようになります」と熱く語ったところで、あなたは私の言っていることを信じていいものかどうか、判断できないですよね。

なので実際にレッスンで起こったことをお話したいと思います。それを読んでいただいて、もしあなたも実践すれば通る声になるためのきっかけをつかむことができるでしょう。

ある時、私のレッスンに来てくださった社会人男性の祐太郎さん(仮名)とのエピソードです。

 

トクガワ
こんにちは、トクガワです。今日はレッスンに来てくださってありがとうございます。
祐太郎さん
こんにちは、祐太郎と言います。
トクガワ
よろしくお願いします。
祐太郎さん
よろしくお願いします。
トクガワ
今日、祐太郎さんはどんなことに興味があってレッスンに来てくださったんですか?
祐太郎さん
よく上司から「キミの声は通らないね」と言われることが多くて、どうにかできないかと思っているんです。
トクガワ
お仕事をしているときに「声が通らない」と指摘されることが多くて、それをなんとかしたいと考えておられるんですね。
祐太郎さん
はい。それにプライベートでも友人とかと話していると聞き返されることが多いんです。聞き返されるとなんだかそれ以降は話しづらくて・・・だから友人や同僚と飲んだりしている時間をあまり楽しむことができないんです。
トクガワ
そうですか。以前レッスンに来てくださった方も、祐太郎さんと似たようなことに悩んで折られました。その男性は聞き返されるのが辛いのでそういう場には行かないようにしていると仰っていました。
祐太郎さん
そうなんですね。その方の気持ちもわかるような気がします。でも、僕はできればそういった場でも楽しく過ごせるようになりたいんです。
トクガワ
声が通るようになれば上司にも指摘されることはなくなるだろうし、飲み会でも楽しく過ごせるだろうから、祐太郎さんはそうなりたいと考えているわけですね。
祐太郎さん
はい、そうです。
トクガワ
わかりました。今日はそのために必要なアイディアをいくつかお渡ししていきますね。
祐太郎さん
はい、お願いします!
トクガワ
では、まずは祐太郎さんがどんな風に話しているか?どんな風に声を出しているかを見せていただきたいのですが、何かお話していただいてもいいですか?
祐太郎さん
えっと、何を話せばいいんでしょうか?
トクガワ
そうですね、例えば上司から「声が通らないね」と言われたときに話していたことや飲み会で聞き返されたときに話していたことなど、実際に祐太郎さんが体験した具体的な状況を思い出してもらって、その時に近い状況を再現できるといいですね。
祐太郎さん
発声練習とか、そういったことは教えてくれないんないですか?
トクガワ
祐太郎さんがご希望ならお教えできますけど、私はそれはほとんど役に立たないと考えています。
祐太郎さん
発声練習が役に立たないんですか?
トクガワ
そうですね。特に、本やインターネットで検索すると発声法はたくさん見つかりますけど、私はそれは役に立たないと思っています。
祐太郎さん
どうしてですか?
トクガワ
本やネットで手に入る情報というのは誰が掲載しているかは分からないものも多いですよね。個人でも簡単に発信できるので、人から聞いた情報などを鵜呑みにして掲載する方も多いです。それを他の誰かがまた掲載したりしているので、誤解や間違った解釈を掲載されている場合もあります。
祐太郎さんはそんな情報を活用したいと思いますか?
祐太郎さん
うーん、、、あまり思わないですね。活用するなら役に立つ方法や効果が期待できる方法がいいです。
トクガワ
そうですよね。しかもそれらの情報にはとても重要なことが一切含まれていないのです。
祐太郎さん
とても重要なこと・・・ですか?
トクガワ
はい。それらの情報は私たち人間のカラダの構造とメカニズムについてほとんど触れられていないんです。
例えば、祐太郎さんの習慣が発声の邪魔をしているとしたらどう思いますか?
祐太郎さん
もしそんな習慣があるならなくしたいです。
トクガワ
そうですよね。でも多くの人はその習慣に気づくことはできないんです。なぜなら、カラダの構造とメカニズムについて知らないからです。もちろん、発声指導者やボイストレーナーの中にも、それを知らない人もいるでしょう。
そんな方が教えている発声練習が本当に役に立つと思いますか?
祐太郎さん
発声を邪魔した習慣を残したままだと意味ないと思います。
トクガワ
そうですね。私もそう思います。私のレッスンは発声練習などを扱わない代わりに、発声を邪魔する習慣を取り除くことをメインに扱います。
だから祐太郎さんが悩んでいることがあったとしたら、その時にどんなカラダの使い方をしているか?とかどんなことを考えながら話しているか?を見てみなければ、祐太郎さんにとって有効な提案ができないのです。
祐太郎さん
練習方法とかを教えてくれるわけではないんですね。
トクガワ
はい、そうです。邪魔する習慣を残したまま練習しても、ただ悩みをどんどん深刻化していくだけですからね。
もしよかったら祐太郎さんがどんな風に話しているのかを見せていただきたいのですが、どうでしょうか?
祐太郎さん
わかりました。やってみます。
トクガワ
最近、どんな時に「声が通らないね」と言われましたか?
祐太郎さん
今度、部内の報告会があってプレゼンの練習をしていたのですが、その時に上司から言われました。
トクガワ
座って話していましたか?それとも立って話していましたか?
祐太郎さん
座って話していました。
トクガワ
ではその時のことを思い出してもらって、同じことを話してみてください。
今、祐太郎さんのプレゼンの練習を誰が聞いていて、どんな風に聞いてくれているかを思い出してみてください。
祐太郎さん
上司と先輩が少し離れたところに座っていて、私の方を見ていむ状況でした。
私は、PCとスクリーンに映した資料を切り替えながら話していました。
トクガワ
具体的でいいですね。
では、少しプレゼンの内容を話してみてもらえますか?
祐太郎さん
わかりました。
みなさん、こんにちは。第四グループの向坂祐太郎です。本日は、私から今期の第四グループの取り組みとその途中経過を報告させていただきます。
トクガワ
はい、ありがとうございます。
今、プレゼンの場面を想定してみてお話していただきましたが、どうでしたか?なにか気になったことや気づいたことはありますか?
祐太郎さん
そうですね・・・場所も違いますし、今は上司がいるわけではないんですが、プレゼンの場面と想定すると緊張しますね。
トクガワ
話している時の声はいつもと同じ感じがしましたか?それとも違いますか?
祐太郎さん
大きく違わないと思います。
トクガワ
ありがとうございます。いつもこのくらいの声でお話しされていて、上司からは「声が通らないね」と言われているということでしょうか?
祐太郎さん
はい、そうなんです。きっとこれくらいの声の大きさだと、上司から注意されると思います。
トクガワ
なるほど。かしこまりました。
ところで祐太郎さんは肺がどこにあるか知っていますか?
祐太郎さん
肺ですか?
トクガワ
はい。
祐太郎さん
・・・
トクガワ
・・・
祐太郎さん
・・・
トクガワ
・・・肺の話をし始めるといつもこんな感じの空気になるので気にしないでください(笑)
祐太郎さん
そうなりますよね(笑)
トクガワ
祐太郎さんはカラダのどの辺りに肺があると思いますか?
祐太郎さん
だいたいこの辺りですかね?(祐太郎さん、胸元を指す)
トクガワ
そうなんです。祐太郎さんだけでなく、これまでレッスンを受けてくださった方はそのあたりを指します。
ところが私たちの肺はここにあります。(トクガワ、鎖骨の上あたりと肋骨の下あたりを指す)
祐太郎さん
えっ!?そんなに大きいんですか?
トクガワ
はい、そうなんです。実は鎖骨の上くらいまであります。
よかったら祐太郎さんもご自分のカラダで触れてみてください。
祐太郎さん
(祐太郎さん、自分のカラダに触れて)こんなに大きいんですね。
トクガワ
そうですね。こんなに大きな肺の中に息が出入りしているわけです。もちろん普段呼吸をしている時もそうです。厳密にはこの容量すべてが換気に使われているわけではないですが、とにかく想像している以上に大きいんですね。
祐太郎さん
そうですね、僕が考えていたよりもずっと大きいです。
トクガワ
この大きな肺から息が出ていくことで私たちは声を出すこともできるわけです。
そしてこの大きさを最大限に活用して話すこともできるんです。
今度は、祐太郎さんの肺の大きさを最大限に活用して、もう一度さっきと同じ内容を話してみてもらえませんか?
祐太郎さん
はい。
みなさん、こんにちは。第四グループの向坂祐太郎です。本日は、私から今期の第四グループの取り組みとその途中経過を報告させていただきます。
トクガワ
ありがとうございます。今回はどんなことに気がつきましたか?
祐太郎さん
さっきよりも声が出しやすいのと、大きな声が出せているような気がしました。
でもずっとラクに話せました。
トクガワ
いいですね。私も声の大きさや聞きやすさの違いを感じましたし、さっきよりも今の方がとても聞きやすい声だったと思いました。
祐太郎さん
いつも通る声をだそうとしているんですけど、それはただ無理に力を入れているだけのような気がしました。
トクガワ
いいところに気づきましたね。祐太郎さんとしては、そのような今まで通りの方法で声を出すこともできれば、今のような方法で声を出すことができるんですね。
どちらの方がいいと思いますか?
祐太郎さん
今のやった方法のほうがゼッタイにいいです。ラクだし、話しやすいし、通る声が出ているような気もするし。
トクガワ
いいですね。どちらが間違っているというわけではありませんが、もし今の方法が祐太郎さんが望んでいた声に近いものであれば、ぜひこの方法を活用してみてください。
祐太郎さん
はい!これでプレゼンにも自信が持てるようになりそうです。ありがとうございます!
トクガワ
こちらこそありがとうございます。

こうして、「通る声を出せるようになりたい」と思っていた祐太郎さんは、レッスンを通じて、そのきっかけをつかみました。それだけでなく、プレゼンをすることへの自信も手に入れることができました。

 

今あるものをどう使うか?それだけで結果は変わる

レッスンを通じて、私が祐太郎さんに渡したことはこの2つです。

肺の大きさについての正しい知識
その大きさを活用して声を出すこと

たったこれだけで祐太郎さんは悩みを解決するヒントを手にしました。祐太郎さんが望んでいる声に近づいたことはもちろん、プレゼンへの自信も手に入れました。

あなたはきっとこんな風に思っている事でしょう。

たったこれだけのことで、どうしてこんな効果があるの?

祐太郎さんのように、私とのレッスンを通じて効果や成果を感じている人が多いのは、もちろん理由があります。

それは「ほとんどの人は持っているもの、今あるものを活用していない」と言うことです。

私たち人間のカラダにはさまざまな機能があります。歩くとか走るというさまざまな動き、呼吸や発声ももちろん機能の一つです。星の数ほどある機能を実現してくれているのは、私たちのカラダです。当たり前なんですけど、これを理解していない方が多いんですね。

私たちはすでに色んなものを持っています。でもそのことを理解していないんです。

その上、不要なものをどんどん取り入れているため、期待していることや望んでいることが上手く行かないのです。例えば「通る声を出す」とか「腹式呼吸」とか、すでにあるものを邪魔するようなことばかり取り入れているから、本来持っている機能の質が低下し、期待していることや望んでいることが起こらないんです。

これが今回の祐太郎さんとのレッスンで私が重視したポイントです。

もう一度、祐太郎さんとのレッスンを振り返ってみましょう。

レッスンに来てくださった祐太郎さんは上司から「キミの声は通らないね」と指摘されることが多く、その現状を変えたいと思っていました。

それだけではなく、プライベートの場においても祐太郎さんが話をすると聞き返されることが多く、そのことが原因で飲み会なども楽しく過ごすことができないと思っていました。

そこで私は祐太郎さんにこうお願いしました。

では、まずは祐太郎さんがどんな風に話しているか?どんな風に声を出しているかを見せていただきたいのですが、何かお話していただいてもいいですか?

なぜなら、祐太郎さんが話しているときや声を出している時に祐太郎さんのカラダで起きていることが悩みの原因になっているからです。

一般的なボイストレーニングでは、発声練習のように大きな声を出して発声器官を鍛えるようなことを好んでいるようですが、それでは効果がありません。

なぜなら、悩みの原因が残っている状態で練習を繰り返してしまうと、悩んでいる原因を繰り返し練習することと同じことが起こり、ただ悩みが悪化してしまうだけなんです。

だから私は本やネットで手に入る発声法や呼吸法、練習法は役に立たないと考えているわけです。

そして決定的なことを挙げるとしたら、そこには私たち人間のカラダの構造とメカニズムについてほとんど触れられていないんです。

喉や声帯ヒダ周辺などの部分的な構造を扱っている人もいますが、それだけでは意味がありません。発声はカラダ全体で行われていることなので、喉や声帯だけに注目するレッスンでは、ただバランスを崩すだけでしかないのです。

だからカラダ全体の構造とそのメカニズムに従って声を出すことが望ましいのです。そうしない限り、いつまで経っても「発声の邪魔をしながら声を出す」ということが起こるのです。残念ながら、世の中のほどんどの人はそのことに気づいていないし、世の中のほとんどのボイストレーナーや発声指導者はそのことを知らないでしょう。

さて、私がなぜ発声練習を扱わないか、祐太郎さんに「どんな風に話しているか?どんな風に声を出しているかを見せてください」とお願いした意図を説明し、それを理解してくださった祐太郎さんは実際にプレゼンの時のように話してくれました。

ここで私が気づいたことがあります。祐太郎さんが話している時のカラダの使い方を見ていると、どうも鎖骨のあたりがほとんど動いていないように見えました。もしかすると、これが原因で呼吸が邪魔され、結果として祐太郎さんの声が通らないかもしれないと感じたのです。

そこで祐太郎さんが呼吸についてどんなことを知っていて、どんなことを意識しているかを確認してみました。私がこんな質問をしたのはそのためです。

祐太郎さんは肺がどこにあるか知っていますか?

祐太郎さんはご自分の肺があるところを手で触れてくれましたが、それは実際の祐太郎さんのカラダの事実とは大きく異なるものでした。

祐太郎さんは驚いていましたが、解剖図などで納得して頂き、祐太郎さんはご自分の肺の大きさを事実に沿ったもので再認識しました。知識をアップデートしたわけですね。

そしてもう一度話してもらうと、祐太郎さんがご自身でわかるぐらいの違いが生まれました。

さっきよりも声が出しやすいのと、大きな声が出せているような気がしました。
でもずっとラクに話せました。

発声練習やボイストレーニングをただ延々と繰り返すことなく、祐太郎さんが今あるものの使い方を変えるだけで大きな変化が起きたわけです。

 

まとめ

それでは、今回のまとめです。

今回のまとめ

・通る声を出したいなら、発声のプロセスを理解する
・ほんの少しの意識で声は確実に変わる
カラダの構造に沿って使うと本来の機能が引き出される

もしあなたが「声が通らない」とか「いつも聞き返される」ということに悩んでいるなら、カラダの構造を知って、それを活用してみてください。それだけで、あなたも祐太郎さんのように通る声が出せるはずです。

なぜなら、多くの人はカラダの構造に反した使い方をしているか、カラダにないものや間違えたものを使おうとしているからです。その結果として、カラダの機能を邪魔するようなことがおきてしまうんです。

カラダの構造に反した使い方をすると、私たちのカラダはその柔軟性や可動性、機能やパフォーマンスが阻害されてしまいます。そんな風にして声をだしていると、どんなことが起きるかはわかって頂けますよね?

今あるものを使うということは、カラダの構造に沿った使い方をするということ。たったそれだけのことで、あなたが気づかないうちに邪魔していたことがなくなり、本来の声や魅力が引き出されるのです。

カラダの使い方の習慣は人によって違うので、祐太郎さんのケースがそのままあなたに当てはまるかどうかはわかりませんが、もしあなたの場合はどんな方法が有効かを知りたい方は、LINEからお気軽にご相談くださいね。

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