声優・ナレーターである私たちは、いつどんなときでも楽に声を出したいですよね。
そのために口を開くトレーニングや滑舌の練習をしたり、上半身の力を抜いたりと様々なアプローチがあります。
そのアプローチの一つとして、顎について考えてみたことがありますか?
意外と見落としがちなのですが、顎の動きも声を作る一つの要素です。
顎の動きをより繊細にすることは、口の開きにも影響します。
いや、顎の動きが口を開くと言った方が正確ですね。
口を開くトレーニングをするなら、顎を繊細に動かす方が、より効果が高いです。
顎は耳の穴のすぐ前にある関節で頭蓋骨にぶら下がっています。
骨や筋肉について、詳しくは過去のブログを。
ですが、顎について考える前に、皆さんに思い出してほしいことがあります。
それは、皆さんのアタマ。
アタマはどこにありますか?
手で触れてみてください。
肩を触ったり、膝を触ったりした肩はいませんよね?
アタマは私たちのカラダの一番上にあります。
これは状態を前に屈めたときも、床に寝そべったときも変わりません。
いつでもカラダの一番上にあります。
さて、このアタマは、どこからどこまででしょうか?
アタマのてっぺんは想像がつきそうですよね。
ではてっぺんからどこまでがアタマでしょうか?
アタマという言葉は、頭蓋骨を指しますから、てっぺんから大体鼻の高さくらいまでがアタマなのです。
驚かれた方もいるかもしれませんが、顎はアタマには含まれません。
顎とアタマは別物だということを知っておいてくださいね。
そして、私たちのアタマはいつどんなときでも自分の一番上にあるということも覚えて置いてくださいね。
顎の動きをより繊細に動かすのに役立ちます。