「好奇心」がなければ、モチベーションなんて生まれない

前回のお話『「向上心」はモチベーションにつながらないよ?』の続きです。

≫「向上心」はモチベーションにつながらないよ?

前回は、向上心(努力含む)がやる気やモチベーションを奪う、というお話でした。

向上心よりも良質でやる気やモチベーションに繋がるもの…
それは何だと思いますか?

って、すでにタイトルに書いていますが…笑

 好奇心はやる気を引き出すエネルギー

私は、向上心や努力よりも、好奇心こそがやる気やモチベーションを生み出す力になると考えます。

好奇心が生み出すやる気は、向上心や努力のように不安を生むことはありません。
だから好奇心から生まれるやる気は良質なのです。

少し前回のお話に戻ってみましょう。

努力について考えてみます。

かつての偉人は大きな発見であったり、偉業を成し遂げました。
そこにはたゆまぬ努力があった、そう語り継がれています。

ここで一つ気になることがあります。
偉業を成し遂げるまでの期間について、彼ら自身ではどのように考えて過ごしていたのでしょう?

自分自身で「あ、オレ今努力してるな」と思っていたでしょうか?
きっと「努力している」と考えていなかったはず。
(私たちは「努力している自分」が大好きですよね〜 笑)

そこには、向上心よりも良質のモチベーションに繋がるものがあったからこそ、
偉業を成し遂げるまでの過程を歩むことが出来たに違いないと思います。

それこそが「好奇心」です。

知りたいという気持ち、心をくすぐられるもの、
その存在が彼らにやる気を生み出したのだと思います。

好奇心を活用する

では好奇心をどうやって活用すればいいでしょうか?

プレゼンや会話における好奇心はどこに見いだせばよいでしょうね。

例えばこんなことはどうでしょう?

・この一文の後に0.5秒の間を入れるとどうなるか?
・単語のアクセントを変えてみたらどうなるか?
・まくし立てるように話してみるとどうなるか?
・あと3秒、時間をかけて読んでみると?
・財布を落とした悲しみで読んでみると?

など、挙げればキリがありませんがこんな風にいろんなアプローチをして、その結果がどうなるかを試してみるのはいかがでしょう?

その結果がどうなるかは、やってみるまで分かりません。
本番で使えるかもしれませんし、使えないかもしれません。

やってみて違うと思えば別のアプローチを試してみればいいのです。

そしてたくさんのアプローチを試してみて、有効だと思ったものだけ残せばいい。
後は捨ててしまってかまいません。

まとめ

試してみる際、気をつけておいて欲しいことがあります。

それは、結果は特に気にしない!!

どんな結果が得られるかをワクワクしながらトライし続けること。

これこそが、好奇心がモチベーションを生み出している証拠だと思います。

さて、トライを繰り返しているうちに、あなたは大切なことを思い出すはず。

練習を繰り返したり、本番に備えて緊張しているアナタ。

アレもできなきゃいけない、これもできなきゃいけない、というように考えるうちに、大切なことを忘れてしまっていることに気づきませんでしたか?

いろんなことに必死になっているうちに、どこかに置き忘れてしまったことに気づきましたか?

そう!

声を出すことはことは「楽しいこと」なんです。

その楽しさを感じながら好奇心を持つことが、モチベーションを生み出すために絶対に必要なことなんです。

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